2013年12月30日月曜日

想像を絶するダメ記事:中国大人の風格か、それともただのバカか!、いえいえ、

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●日本のニュースサイトで「1000年後の日本は「国家」ではないかもしれない―中国メディア」という不思議なタイトルの記事を見かけた。


レコードチャイナ 配信日時:2013年12月30日 20時2分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=81037&type=0

「1000年後の日本は『国家』ではないかもしれない」
中国ウェブメディアの想像を絶するダメ記事を読む

 「あと1000年も日本国が存続するという力強いエールなのか?!」
と戸惑いつつ記事を読んでみると、中身は日本経済の長期停滞の話。
 一応、頭に
 「東北大学グループは、現在の状況が続くと1000年後の日本は国家ではなくなっているかもしれないと予測した」
というリードがついているのだが、中身には一切関連する内容が記載されていないのだ。

■想像を絶するダメ記事

 ちょっと気になってBWChinese中文網の原文をチェックしてみたところ、これが恐るべきダメ記事だった。
 5ページにわたる長文だが、中身は日本経済の長期低迷の話。
 ただこの記事本体は今年6月に中国経済時報が掲載したものだ。

 それに
 「なぜ日本は1000年後には国の体をなしていないのか?」
というタイトルを付け、
 「日本の東北大学の研究グループによると、現在の趨勢が続けば1000年後の日本は国としての体をなしていない。
 人類史上まれな驚きの物語となろう。
 本当の災難はこれから始まる」
というリードを付けただけで記事が完成。
 しかも1000年後の話は本文にないという看板倒れである。

 この1000年話だが、 東北大学の吉田浩教授らが2012年5月に発表した「子ども人口時計」が元ネタ。
 BWChinese中文網は昨年6月にも「人口時計、1000年後の日本絶滅を示す」という記事を掲載しており、なんの関係もないのにこのキャッチーなタイトルを拝借してきたという格好だ。

■底辺オブ底辺ズの中国ネット専業メディア

 中国メディアもぴんきりだ。
 いい記事を載せているメディアもあるのに、きっちり取材した重厚な記事も他社の記事をコピペし魔改造タイトルをつけたダメ記事も同列になってしまうのが残念だ。

 フリージャーナリスト、福島香織さんに『中国のマスゴミ ジャーナリズムの挫折と目覚め』という著作がある。
 「どうせ共産党の代弁者なんだろ」と冷ややかに見られることの多い中国メディアだが、独裁体制下にあってもおのれのできるぎりぎりを追求しようとがんばっている人もいるのだと紹介する一冊だ。

 ただ同書で不満なのは中国のネット専業メディアが含まれていないことだ。
 中国では取材記者には「記者証」という資格が必要となるが、ネットメディアの取得は認可されていない。
 まあもっとも資格があったところで儲からないので、取材するコストなど捻出できようはずもない。

 紙版の記事をネットに転載しているメディアの場合、オリジナルな取材記事の掲載も可能だが、ネット専業メディアはひたすら転載、コピペ、煽りを繰り返すしか道がない。
 そればかりか、環球時報など紙媒体があるメディアのウェブ版もアクセス集めのため同様の転載、コピペ、煽りを繰り返している。

 個人的にはそういう中国ネットメディア業界のカオスが好きでいろいろ調べたりしているわけだが、その前提抜きで中国メディアの底辺オブ底辺ズを拾ってきて、「これが中国メディアの論調でござい」と日本に紹介している記事を見かけるとちょっぴり頭痛がするのだった。

◆筆者プロフィール:高口康太(たかぐち・こうた)
翻訳家、ライター。豊富な中国経験を活かし、海外の視点ではなく中国の論理を理解した上でその問題点を浮き上がらせることに定評がある。独自の切り口で中国と新興国を読むニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運営。






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中国のウェブサイトは危険!3分の1にバックドアが存在

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●27日、中国のウェブサイト全体の安全情勢は楽観視できず、「バックドア」の存在する比率が33.7%に達した。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年12月29日 18時14分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=81160&type=0

中国のウェブサイトは危険!3分の1にバックドアが存在―中国紙

 2013年12月27日、新京報によると、ネットセキュリティー大手の奇虎360は26日、「2013年中国ウェブサイト安全報告」を発表した。
 中国のウェブサイト全体の安全情勢は楽観視できず、「バックドア」の存在する比率が33.7%に達した。
 医療・衛生系サイトの45%に脆弱性が存在し、最も危険なウェブサイトとされた。

 同社は、「中国国内のウェブサイト総数を300万以上とすると、ハッカーによりバックドアを埋め込まれたサイト数は100万以上に達する」と指摘した。

 報告によると、ウェブサイトのバックドアは通常、ハッカーがウェブサイトのサーバーにトロイの木馬を植え込み、アクセスしたユーザーに感染させることを指す。ハッカーはバックドアによりウェブサイトを遠隔操作し、内容の変更、トロイの木馬の感染、ウェブサイトのユーザーパスワードの窃盗といった違法行為が可能となるため、危険性が高い。

(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/TF)






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2013年12月29日日曜日

スモッグで敵ミサイルの命中率が落ちるぞ!環球時報が奇文掲載

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●中国各地で深刻なスモッグが観測されている。上海市など華東地区を中心にAQI(空気質指数)は最悪の500を記録する都市も少なくない。


レコードチャイナ 配信日時:2013年12月29日 0時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=81049&type=0

大気汚染は国防に役立つ!
スモッグで敵ミサイルの命中率が落ちる!
環球時報が奇文掲載

 中国各地で深刻なスモッグが観測されている。
 上海市など華東地区を中心にAQI(空気質指数)は最悪の500を記録する都市も少なくない。
 なおAQIが計測限界の500を指した場合、中国ではドラゴンボール由来の単語「爆表」(スカウター爆発)が使われる。

 そんななか、中国を代表する「楽しい新聞」環球時報に大気汚染のメリットを説く奇文が掲載された。

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●.スモックが兵器に与える影響とは:偵察できずミサイルの精度も落ちる
環球時報、2013年12月9日

 先日来、中国の大部分の地域でスモッグが出現、注目を集めている。
 スモッグは健康や交通に悪影響を与えるばかりではなく、戦闘行動に影響を及ぼす。
 偵察関連装備の多くは効力を減じ、一部のミサイルは命中精度を落とす。
 空をメシのタネにしている航空兵にとってスモッグは大敵だ。
 だが戦場では、スモッグは防御側の軍事行動に有利に働く。
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 あまりのポジティブ・シンキングぶりが恐ろしい。
 この勢いで中国が防備を固めるといったいどうなってしまうというのだろうか…。

 なお記事はこの後、光学センサー、赤外線、レーダーなどなどの技術に与えるスモッグの影響について細かく考察している。
 「スモッグというはやりの時事ネタを軍事記事にも使ってみた」というお話なのだろうが、あまりに不謹慎すぎたためだろうか、現在は環球時報電子版から削除されているようだ。

■スモッグの恩恵

 もう一つ、大気汚染ポジティブ・シンキングをご紹介。
 CCTVニュースサイト翻訳編集者の王磊(ワン・レイ)さんのブログエントリー
 「スモッグがもたらした五つの意外な収穫」
だ。

(1).スモッグによって中国人はさらに団結した。
 北京だけではなく地方も大気汚染の攻撃にさらされ、全国人民は反スモッグ民族統一戦線を結成したのだ。

(2).スモッグは中国人をより平等にした。
 貧乏人も金持ちも平等にスモッグの脅威にされされている。

(3).スモッグは中国人に明晰な認識を与えた。
 中国経済の奇跡と讃えられ生活水準の向上に酔いしれていた中国人だが、その代償はきれいな空気だったことがはっきりと分かった。

(4).スモッグは中国人により多くのユーモアを与えた。
 スモッグ関連のジョークが次々と生み出されている。
 「世界で最も遠い距離:手をつないで街を歩いているのに君の顔が見えない」
 「待ち合わせ時間になっても彼女がやってこない。電話してみるとびっくり、なんとすぐ隣の椅子で着信音がなった」

(5).スモッグは中国人に知識を与えた。
 今や全中国国民がスモッグについて論じている。
 そのため気象、地理、物理、化学、歴史、ついでに英語の知識まで増えている。
 英語には「もや」を示す単語にHazeとSmogという2種類の単語があるなんてこれまで知っていただろうか?

 もしこれらがスモッグがもたらした恩恵だとするならば、その代価はあまりにも大きすぎる。
 とはいえ風が吹けばスモッグは消える。
 その風が汚染物だけを吹き飛ばすよう、
 スモッグが残した民族の団結、平等な社会、明晰な認識、ユーモアの精神、知識への熱意まで吹き飛ばすことがないよう願っている。
 これらのものが中国にしっかりと根をはって初めて、私たちは自信を持って環境問題やその他のチャレンジに向き合うことができるのだから。

 という内容。
 こちらはポジティブ・シンキングを装って中国の現状を批判する風刺と読むべきだろう。
 「北京の大気汚染がひどいらしいぜ、にやにや」的な地方ごとの団結心のなさなどを皮肉った文章というわけだ。

◆筆者プロフィール:高口康太(たかぐち・こうた)
翻訳家、ライター。豊富な中国経験を活かし、海外の視点ではなく中国の論理を理解した上でその問題点を浮き上がらせることに定評がある。独自の切り口で中国と新興国を読むニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運営。



2013年12月25日水曜日

粗悪な抗日ドラマに当局が「待った!」:来年人気女優が出演する歴史ドラマか

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レコードチャイナ 配信日時:2013年12月25日 20時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80948&type=0

粗悪な抗日ドラマに当局が「待った!」、
2013年はホームドラマが人気集める―中国メディア


●25日、今年上半期、中国では数々の抗日映画・ドラマがその荒唐無稽さで話題になった。写真はガオ・ユエンユエン。

 2013年12月25日、今年上半期、中国では数々の抗日映画・ドラマがその荒唐無稽さで話題になった。
 代表作に「利箭行動」があり、主人公が崖から飛び降り、バタフライナイフを使って、機関銃で掃殺する旧日本軍の兵士を秒殺する姿が、ネットユーザーらの間で
 「まるで、中国拳法の絶技『凌波微歩(りょうはびほ)』と古龍の武侠小説 『小李飛刀』を合わせたみたい」
と話題になった。
 また、「向着勝利前進」では、主演の人気俳優、ニッキー・ウー(呉奇隆)がゲリラ部隊に参加し、旧日本軍の兵士を次々に殺す様子が描かれ、史実を全く無視した内容が話題となった2012年の抗日ドラマ「向着砲火前進(主演は同じくニッキー・ウー)」よりも、さらにグレードアップしていると話題になった。
 京華時報が報じた。

 しかし、こうした荒唐無稽な抗日ドラマには、批判の声も多く上がっていた。
 そのため、中国国家新聞出版広播電影電視(ラジオ・映画・テレビ)総局は5月、既にゴールデンタイムでの放送が決まっている抗日ドラマを再度慎重に審査し、過度に娯楽化された抗日ドラマは修正を行い、修正できないなら放送を停止するようにとの通知を出し、抗日ドラマの氾濫に待ったをかけた。

▼かわってホームドラマが人気に

 同総局が同対策に乗り出したことを背景に、下半期はホームドラマが話題になった。
 うち、人気を集めたドラマには若者たちが子供を養うことをテーマにした「小児難養」や人気俳優、ウェン・チャン(文章)が監督、主演を務めた「小●●(●=父の下に巴)」などがある。
 また、恋愛ドラマ系の「天真遇上現実」や「因為愛情有多美」なども、2013年度の高視聴率トップ10に入った。
 11月から始まった、人気女優、ガオ・ユエンユエン(高圓圓)とホアン・ハイボー(黄海波)主演の「[口自]們結婚[口巴]」もロマンチックで、涙を誘う人気ドラマだ。
 2人が演じる30過ぎ独身男女の恋愛は、中国で結婚適齢期を過ぎても結婚できず「売れ残り」と呼ばれている男女に、本当の「愛の姿」を伝え、ハッピーエンドの結末が見る人の喜びを倍増させた。
 同ドラマも高視聴率を記録し、上半期に大ヒットした「百万新娘之愛無悔」に次ぐ2位(視聴率調査会社調べ)となっている。

▼来年の注目は人気女優が出演する歴史ドラマか

 今年の歴史映画・ドラマの「趙氏孤児案」や「楚漢伝奇」、「精忠岳飛」などは、視聴率が低迷した一方、「後宮の涙(原題:陸貞伝奇)」や「天天有喜」などは人気女優、チャオ・リーイン(趙麗穎)などが伝統的な衣装に身を包む姿が話題となるなど、高視聴率トップ10に入っている。

 映画評論家の李星文(リー・シンウェン)氏は、
 「2013年、歴史ドラマ数作品の人気が低迷したことで、同類のドラマを制作することを避ける傾向になってしまうだろう」
と予測。
 それでも、
 「来年も人気女優が伝統的な衣装で身を飾る歴史ドラマ『神雕侠侶』、『鹿鼎記』、『雲中歌』などが放送される。
 これらが来年の人気テレビドラマになるだろう」
との見方を示している。

(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)







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2013年12月22日日曜日

ニューヨークの中国系移民が35万人突破、近い将来に最大の少数民族に

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レコードチャイナ 配信日時:2013年12月22日 7時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80795&type=0

ニューヨークの中国系移民が35万人突破、近い将来に最大の少数民族に―米国


●20日、ニューヨークの中国系移民が35万人を突破し、1位のドミニカ系移民38万人に次いで2番目に多い少数民族になった。写真はニューヨークの中国系移民。

 2013年12月20日、米華字紙・僑報(電子版)によると、ニューヨーク在住の中国系移民の数が35万人を突破した。

 ニューヨークのブルームバーグ市長が18日(現地時間)に発表した「ニューヨーク最新移民報告」によると、この10年間で欧州系移民の占める割合は減り続け、その他の地域からの移民の割合は上昇傾向にある。
 そのなかで、中国系移民は35万人となり、ドミニカ系住民の38万人に次いで2位となった。
 中国系移民は今後数年間でドミニカ系移民を超えるとの見方が有力だ。

 ニューヨークの移民人口は300万人を超えて史上最多に。
 移民の増加が人口増加につながり、市の経済安定の原動力となっている。
 なかでもクイーンズ地区における移民の割合は市で最も高く、約50%だ。
 70年代のニューヨーク市全体の移民人口比は18%にすぎなかったが、今では37%にまで上っている。

 最も多いドミニカ系移民の増加率はわずか3%だが、中国系移民の増加率は34%に達している。
 反対に欧州からの移民は70年代の64%から、2011年には16%まで下降している。
 昨年、ニューヨークの総人口は834万人に達し、史上最多を記録した。




【中国ってなんでそうなるの!】


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2013年12月20日金曜日

中国で不法外国人による事件頻発、その背後にあるものは?

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レコードチャイナ 配信日時:2013年12月19日 23時26分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80746&type=0

中国で不法外国人による事件頻発、その背後にあるものは?―中国メディア




●18日、中国で不法外国人による事件が頻発している。写真は中国の英語教室。

 2013年12月18日、オートバイに乗った外国人男性が中国人女性と接触事故を起こした事件は大きな話題になった。
 北京市警察当局が15日に明らかにしたところによると、この男性の所持する就労ビザは、勤務地点が実際の職場と合致しておらず、不法就労に当たることがわかった。
 警察側は同男性を拘留して罰金を科し、法に基づき本国に送還した。
 新華網が伝えた。

 近年、外国人による事件・犯罪が中国で後を絶たない。
 例えば、列車の中で他の客の体の上に足を乗せる、酔っ払って街中で女性に乱暴するなどだ。
 こうした外国人は、不法入国、不法滞在、不法就労という「3つの不法」に当てはまることが多い。

 鋭いネットユーザーはこう思うことだろう。
 「問題を起こす外国人の多くが『3つの不法』に当てはまるならば、こうした『不法の輩』はなぜ、どうやって中国に居座っているのか?」

▽中国語が全く話せなくても滞在可能

 北京市で20年以上にわたり生活している英国出身のドミニック・ジョンソン・ヒル氏は、Tシャツの店を経営し、合法な居留証を所有している。
 ドミニック氏によると、合法な資格を持たずに中国に滞在している外国人は少なくないという。

 ドミニック氏は
 「接触事故を起こした外国人は氷山の一角。
 ニュースになり、警察に目をつけられたため、こういう結果になった。
 一部の外国人はできるだけ長期間中国に滞在するため、あの手この手を使って国をだまし、ビザを取ろうとしている」
と流暢な北京なまりで語った。

 中華人民共和国出境入境管理法によると、観光ビザを持つ外国人は最大60日間中国に滞在でき、ビジネスビザの場合は、更新すれば最大1年間滞在できる。
 就労ビザは2-3年で、期限がきたら更新できる。
 ドミニック氏の企業は外国人を雇っており、ビザ手続きを代行する資格も持っているため、多くの外国人がドミニック氏を通じて就労ビザを獲得しようとやってくる。
 「彼らは私の店で働きたいわけではない。
 できるだけ長期間の居留権を獲得したいだけだ。
 このようなやり方は違法と言える」。
 ドミニック氏はこうした要求を全て断ってきたという。

 中国で6年間学ぶロシア人留学生は、
 「若者の多くはすぐに腰を落ち着けるのではなく、中国に来て『チャンスを探したい』と望んでいる。
 中国にいる外国人の多くは、アルバイトで稼いだお金で中国を旅行して周り、お金が尽きたらまたアルバイトをするという生活を送っている」
と語る。
 中国のビザを取得するのに言語面の要求はなく、全く中国語を話せなくても7-8年滞在している人もいるという。

▽外国語教師への過度な崇拝が不法就労を招く原因に

 前出のロシア人留学生は、
 「就労ビザ取得の最も簡単な方法は、英語教師になること」
と語る。
 一部の外国人は英語の専門家でもなく、教育学を専攻したわけでもないにも関わらず、中国で英語教師になろうとしているという。
 「一般的に、外国語学校は宿泊場所を提供してくれ、給料もあり、1カ月に20時間ほど教えるだけで良く、余った時間は自由に使える」。

 ドミニック氏は、
 「就労ビザは出せないが、その代わり給料が高いという外国語学校も多い。
 こうした場合は、ビザ手続きの仲介機構に頼むことになる。
 英語教師に対する要求は極めて低く、中国ではいたるところで英語を教える外国人を必要としている。
 このため、多くの外国人は中国でアルバイトをしながら旅をしている」
と語る。

 記者が某外国語学校に、
 「外国人の友人のために仕事を探している」
と問い合わせてみると、同学校の担当者は
 「その外国人の最終学歴証明さえあれば、電話面接だけで雇用を決める」
と回答した。

 21世紀教育学院の熊丙奇(シオン・ビンチー)副院長は
 「『外国人教師への崇拝』は、外国人が中国に滞在できる大きな理由となっている。
 近年、一部の教育機構は『教師は全て外国人』とうたい、生徒募集の宣伝を行っている。
 消費者も冷静な分析をせず、外国人教師のレベルは中国人教師より高いと単純に考えてしまう。
 このため、無資格の外国人も高給職を手に入れることができる」と語る。

▽外国人の違法行為、コストは低い

 「中華人民共和国外国人入境出境管理法実施細則」の規定によると、「3つの不法」に当てはまる外国人は、罰金または拘留に処せられ、出国命令が出され、深刻な場合は強制送還となる。
 犯罪を構成する場合は、刑事責任を追及するとされている。

 しかし現在のところ、必要時に刑事責任の追及や強制送還となるのを除き、罰金額は軒並みそれほど高くない。
 不法出入国者は1000元(約1万7000円)以上5000元(約8万6000円)以下の罰金、不法滞在者は警告もしくは不法滞在1日あたり500元(約8600円)の罰金(最大1万元、約17万円)、不法就労者は5000元(約8万6000円)以上2万元(約34万円)以下の罰金、無断で外国人を雇用した企業・個人は、雇用を終了するほかに1人当たり1万元総額10万元(約170万円)以下の罰金とされている(不法就労した外国人の送還にかかる全ての費用は企業が負担)。

 ドミニック氏は、罰金額を高めるほかに、外国人の出入国および中国での就労面の管理を強めるべきとしている。
 「中国は外国人に対する管理を強めるべき。
 いかなる国も法律法規を遵守する外国人を受け入れたいと考えている。
 『不法の輩』は歓迎されない」
と語った。

(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/武藤)




【中国ってなんでそうなるの!】


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日本に住んで、日中の物価の違いを実際に比較してみた

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レコードチャイナ 配信日時:2013年12月19日 23時5分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80730&type=0

日本に住んで、日中の物価の違いを実際に比較してみた―中国ネットユーザー




●19日、中国メディアは日本暮らし3年目を迎えた中国人が書いた「日中の違いを実際に比較してみた」記事を掲載した。写真は東京。

 2013年12月19日、新華国際は日本暮らし3年目を迎えた中国人が書いた「日中の違いを実際に比較してみた」記事を掲載した。

 日本で暮らし始めて3年になる。
 日本のことをだいぶ理解できるようになった。
 日本と中国の生活レベルを比較した記事をこれまでたくさん見てきたが、実際とは異なるように思う。
 衣食住から遊び、物価まで実情を客観的に書いてみたい。
 どうか冷静な気持ちで読んで欲しい。

 日本ではマイカーはごく当たり前だ。
 日本人の平均月収は35~40万円ほど。
 銀行や一流企業、IT関連企業、商社、公務員、自営業者の収入はもっと高い。
 一流企業の正社員の月収は40万円かそれ以上だ。
 年2回のボーナスもある。

 標準的なマイカーの値段は200万円以下で、中国と同じかやや低めだ。
 つまり4カ月分の収入で購入できる計算だ。

 デジカメやビデオカメラも中国より安い。
 3万円あれば、中国なら3000元(約5万1000円)クラスのものが買える。

 日本人の多くがいわゆる「一戸建て」に住んでいる。
 価格は3000~5000万円。
 一般世帯の6~9年分の年収に相当する。
 ちょうど北京や上海と同水準だ。

 住宅ローンも比較的容易に利用できる。
 4000万円の一戸建ての購入なら、頭金100万円で、毎月10~15万円を30~50年で払いきるというイメージだ。

 交通網はとても発達していて便利だ。
 日本に来たことがある人なら北京や上海の何倍も便利だと言っても、信じてもらえるだろう。
 収入全体に占める交通の割合は中国より少ない。
 会社から交通費が支給されるから、大都市では電車通勤が一般的だ。
 社長だろうと一社員だろうとね。
 日本の社用車は中国とは違いレンタルやリースが多いようだ。

 日本の物価は世界で最も高い部類に入るけど、中国国内で言われているほど高過ぎるということはない。
 Tシャツを買おうと思ったら、カジュアルショップなら、外国製なら1着500~1000円、日本製でも1500~2000円あれば十分。
 月収の0.1~0.7%でしかない。
 冬物のコートも1万~2万円。
 これでも月収の3~6%さ。

 「食」といえば、みんな「日本は高い」と言うよね。
 確かに価格だけを見ればそうなんだけど、月収に占める割合で見れば、中国の大都市と比べてもそんなに高くはない。

 日本からオーストラリへ旅行するなら、6日間で約10万円。
 月収の25~33%だね。
 でも中国からなら8000元(約13万6000円)以上する。

 スキーは、中国は1時間単位で料金がかかる。
 1時間20元(約340円)、高いところだと50元(約850円)だから、1日8時間滑ると160~400元(約2700~6800円)かかる。
 月収の5~10%だ。日本は1日遊んで7000~1万円。
 月収の2.5~3.3%。

 日本、特に東京は物価が世界一高いと言われるけど、それは比較論で、中国や米国より高いに過ぎない。
 こうした比較論だけでは正しく理解しているとは言えない。
 日本の物価について語るなら、収入についても考察することが必要だ。



「中国人の71%は、所有している物によって、成功の度合いを他人と比べている」



レコードチャイナ 配信日時:2013年12月18日 12時28分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80665&type=0

中国人の7割以上「物が成功の証し」、
発展途上国と先進国の価値観の差が顕著に―香港メディア


●17日、参考消息網によれば、世界20カ国を対象にした調査で、中国人の71%は所有物で成功の度合いを比べているという。写真はブランド店。

 2013年12月17日、参考消息網によれば、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストのウェブサイトは米誌・アトランティックに掲載されたグローバル市場調査会社IPSOSの20カ国を対象にした調査結果を引用して、
 「中国人の71%は、所有している物によって、成功の度合いを他人と比べている
と報じた。

 調査によれば、中国とインド、ブラジルの3カ国は現在最も注目される発展途上国だが、3カ国とも
 金銭面で成功を比較する傾向が顕著
だということが明らかになった。
 一方、先進国ではドイツと日本、米国、英国の4カ国
 金銭や所有物によって成功を決定づけるという考え方が弱い
という結果になり、
 発展途上国と先進国の間で価値観に隔たりが生じている。

 米コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーが5年前に行った調査では、中国の消費者は世界最大の高級ブランド品購買層であり、世界全体の3分の1の消費を占めていることが明らかになったが、中国政府が官僚の汚職取り締まりや、公費の支出抑制を行っている現在も、中国人の高級品に対する欲求は依然として高い。

 中国人は海外でブランド品を購入するのを好む傾向が強く、所持している高級品の3分の2は海外で購入されている。
 現在、中国人の高級品志向は、葬儀などの業界にまで及んでいるという。



レコードチャイナ 配信日時:2013年12月24日 1時17分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80820&type=0

中国の若者にとって現代文化とは「お金」!?―中国紙


●20日、「当社の80年代、90年代生まれの若いスタッフに『中国の現代文化とは何か』と聞いたら、『お金』という答えが帰ってきた」――。写真は「露骨すぎる金満」と批判された金ピカの塔。

 2013年12月20日、
 「当社の80年代、90年代生まれの若いスタッフに『中国の現代文化とは何か』と聞いたら、『お金』という答えが帰ってきた」――。
 海南省三亜市で17日開催された「財経国際フォーラム」の
 「現代中国文化とは?」
と題するプログラムを司会した中国互動媒体集団の洪晃(ホン・ホアン)CEOが述べた言葉だ。
 海南日報が伝えた。

 同プログラムで「現代中国文化とは?」との質問に答えた復旦大学歴史学部の銭文忠(チエン・ウェンジョン)教授も、
 「多くの若者が現代文化とは『お金』だと考えている。
 私はそれを理解できる
と発言し、出席者を驚かせた。

 銭教授は、
 「経済を『目的』とすることも、文化を『手段』とすることもできない。
 反対に、『文化』こそが『目的』なのだ。
 中国の最近30年の文化思潮が懐疑的に見られたことはないが、『文化搭台、経済唱戯(文化を繁栄させることを手段にし、経済を発展させる目標に到達する)』というスローガンに内在する論理に間違いがある。
 その誤りが多くのおかしな文化現象を引き起こしている。
 例えば、山東省陽谷県、臨清県、安徽省の黄山などが、いずれも中国の古典小説『水滸伝』『金瓶梅』に登場する潘金蓮、西門慶の故郷は自分たちの街だと争っている。
 しかし、2人が歴史上に実際に存在した人物なのか分からないのにどうして『故郷』について論じることができるというのか。
 多くの地域が、資源がないため、『文化搭台、経済唱戯』を打ち出し、お金を稼ぐためにあらゆる手段を利用しようとしている」
との見方を示した。

 そして、
 「それらの地方は、
 『あなた方知識人は時代遅れだ。
 潘金蓮を個人の自由や幸福を追い求めるために全てを犠牲にした女性と理解することはできないか?』
と言う。
 私は
 『それもいいだろう。しかし、夫を殺してはいけない(潘金蓮は夫を殺して情夫との淫蕩にふける典型的な悪女・淫婦)』
と答えた」
と述べて参加者の笑いを誘い、
 「間違いを犯すのが怖いのではなく、間違いさえ認めないことが怖い
と指摘した。

 最近、四文字熟語を解説する「成語英雄」という番組に出演し、中国全土で名を馳せるようになった銭教授は、インターネット上に出現する「新四文字熟語」にも言及し、
 「私の中国語が変化したことはない。
 しかし、90年代生まれの若者が30分話すと、我々は全く理解できないであろう。
 『不明覚●(=がんだれに萬)』と書いて、『よく分からないけど、すごいと思う』という意味になり、『人艱不拆』と書いて、『人生はすでにこんなにたいへんだ。知らずにいるほうがいいこともある』という意味になる。
 これら『新四文字熟語』を見て、意味が分かるだろうか?」
と述べた。
 そして、
 「文化がすでにジョークになり、形を消している
 これはあってはならないことだと思うが、どうすればいいかは分からない
と話した。

 また、
 「文化には普遍的価値があるべきだが、内面的なものにする過程で、それを過度に特殊なものにしてはならない。
 チベット仏教のマントラ『オム・マニ・ペメ・フン』は、銀行業界で、『all money go my home』と読まれている」
とユーモアを混ぜて語り、会場全体が笑い声に包まれた。

(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/TF)



【中国ってなんでそうなるの!】


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2013年12月16日月曜日

中国当局、衛星放送局にノルマ=「国産ドキュメンタリーを1日30分以上放送せよ」

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レコードチャイナ 配信日時:2013年12月15日 21時27分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80482&type=0

中国当局、衛星放送局にノルマ=「国産ドキュメンタリーを1日30分以上放送せよ」―中国メディア


●13日、人民網によると、中国でこれまで低調だった国産のドキュメンタリーがようやく春を迎えようとしている。資料写真。
2013年12月13日、人民網によると、中国でこれまで低調だった国産のドキュメンタリーがようやく春を迎えようとしている。

 来年、中国はドキュメンタリー映像を支援する各種の措置を実施する。国家広播電影電視総局(広電総局)は現在、毎年500万元(約8500万円)支給されている補助金を増額し、34の衛星総合チャンネルに対し、1日に必ず30分以上の国産ドキュメンタリー映像を放送するよう求めている。

 国力の増強に伴い、中国はますます注目を集め、ドキュメンタリーは外国人が中国の発展の歴史や文化、伝統を理解する窓口となっている。
 しかし、無視できないのは、ドキュメンタリーが国内では依然としてマイノリティーであることだ。
 どのようにチャンスをつかみ、中国人が好むものを撮影できるかが、ドキュメンタリー映像を扱う者の避けられない挑戦である。

世界の住宅価格が高騰、ドバイが28.5%上昇で1位に:中国が21.6%で2位

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レコードチャイナ 配信日時:2013年12月16日 0時58分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80513&type=0

世界の住宅価格が高騰、ドバイが28.5%上昇で1位に、日本は?―英企業


●13日、世界の住宅価格が危機前のピーク値を上回り、記録を再更新した。ドバイの上昇率が28.5%で1位に、中国が21.6%で2位になった。写真はドバイ。

 2013年12月13日、英不動産代理店のナイトフランクが発表した最新の世界住宅価格指数によると、金融危機から5年後の現在、世界の住宅価格が危機前のピーク値を上回り、記録を再更新した。
  熱気に包まれるアジアの住宅市場も、住宅価格の上昇率が世界で最も高い地域となっている。
 そのうちドバイの上昇率が28.5%で1位に、中国が21.6%で2位になった。
 中国新聞社が伝えた。

 ナイトフランクによる世界の53の国と地域の住宅価格を対象とする追跡調査によると、世界住宅価格指数は今年第3四半期に金融危機前の水準を超え、2008年のピーク値を4%上回った。

 世界で最もホットな住宅市場はアジアに集中しており、そのうちドバイが28.5%の上昇率を示し、最もホットな住宅市場となった。
 これに続いたのは中国本土だ。
 上昇率が高まっている香港住宅市場は16.1%で3位につけた。

 国際資本の流入がドバイの住宅価格の高騰を促した。
 インド、パキスタン、イランの資金がドバイに流入し、ドバイは中東の投資の「安全な避難港」となった。

 中国政府は住宅市場抑制策を講じているが、住宅価格は依然として急騰している。
 投資先が限られているため、人々は住宅を投資手段の一つとしている。
 今後10年間で、中国の1億人以上が農村部から都市部に移住するとみられるため、住宅の需要は依然として旺盛だ。

 香港の指導者は市場のクールダウンを願っているが、中国の力強い信用貸付拡大、米国の超量的緩和策が、同市場をヒートアップさせている。

上述した地域のほか、台湾、インドネシア、トルコ、ブラジル、コロンビア、ドイツ、米国が続き、住宅価格が高騰した。

 ドイツ銀行のエコノミストは世界の住宅価格について、
 「外国の投資の大量流入により、カナダの住宅価格が著しく吊り上げられており、過去の平均価格を60%上回っている。
 これに続くのは、ベルギー、ニュージーランド、ノルウェー、オーストラリアだ。
 一方で日本、韓国、ドイツの住宅価格は低く見積もられており、
 日本の場合は過去の平均価格を39%ほど下回っている
と指摘した。

(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/TF)




【中国ってなんでそうなるの!】


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2013年12月15日日曜日

中国では普及しない自販機…なぜ日本には多いのか

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サーチナニュース 2013/12/15(日) 10:21
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1215&f=national_1215_002.shtml

【中国BBS】中国では普及しない自販機…なぜ日本には多いのか

  都会から田舎まで日本では至るところにある自動販売機。
 飲料水の自動販売機のみならず、タバコやアイス、さらにハンコの自動販売機まであるという。
 また、最近では自動販売機も多機能化しており、こうした数々の自動販売機は中国人からすると「驚くべき」ことのようだ。

  それもそのはず、中国では自動販売機は設置から間もなく破壊されてしまう確率が高いため、ほとんど普及していないのが現実だからだ。
 自動販売機で売ろうとする商品はもちろん、売り上げや釣り銭まですべて盗まれてしまうのでは普及するはずがない。

  中国大手検索サイト百度の掲示板にこのほど、
 「なぜ日本人は自動販売機にこだわるのか?」
というスレッドが立てられた。
 スレ主は、日本にあるさまざまな種類の自動販売機を紹介したうえで、日本人が自動販売機にこだわる理由を質問したところ、さまざまな回答が寄せられ、

●.「コストの問題ではないか。日本は人件費が高いからな」
●.「機械が人力にとって代わり、人の脳がコンピューターを支配する。中国とは逆だ」

  など、人件費が高いゆえとの意見は比較的多かった。
 これは理由の1つとして間違ってはいないのではないだろうか。
 しかし、

●.「日本人は人と話をするより機械と話すほうが好きなんだよ。
 それに自販機なら人に接しなくて済むから人に言えないものを買うにも便利」
●.「日本人は人間関係が冷めているからだ。
 多くの日本人が自販機で買えるなら店で買うことはしない」

  という理由も挙げられたが、これまた少なからず当たっている部分があるように思える。
 もちろん治安が良いゆえに自動販売機を置くことができるというのも重要な理由といえ、中国をはじめ、海外では自動販売機を置いてもすぐに壊されてしまうとの懸念があるのは確かだ。

  日本自動販売機工業会によれば、
 2012年末時点の日本国内の自動販売機は「384万730台」に達し、清涼飲料、牛乳、コーヒー・ココア、酒・ビール、インスタント麺・冷凍食品、アイスクリーム・菓子他、たばこ、乗車券、食券・入場券・貸靴券他、切手・はがき・証紙など、おおまかな分類だけでも14種類にのぼる。

  自動販売機がこれだけ普及している理由は複数あろうが、自動販売機を設置する側としては維持コストを負担するだけで安定した収益が望めるということがあるだろう。
 自社や自宅のスペースに自動販売機を設置しようと考えた場合、自販機業者が設置コストを負担してくれるケースが大半だ。
 設置する側は電気代の負担とスペースの提供だけで簡単に設置が可能で、安定的に売り上げを手にすることができるのだ。

  これだけ豊富な種類と量の自動販売機がある日本はやはり世界でも異色であり、訪日する外国人の多くが驚くようだ。





【中国ってなんでそうなるの!】


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2013年12月7日土曜日

不正渦巻く中国の車検:「自動車大国日本」はどう根絶したか?

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レコードチャイナ 配信日時:2013年12月7日 1時1分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80108&type=0

不正渦巻く中国の車検、「自動車大国日本」はどう根絶したか?―中国メディア

●4日、中国の多くの地方で車検の際に不当な費用徴収や不正取引が行われており、経済的・時間的なロスを人々に与えているとの報道が後を絶たない。写真は中国の地下駐車場。

 2013年12月4日、中国の多くの地方で車検の際に不当な費用徴収や不正取引が行われており、経済的・時間的なロスを人々に与えているとの報道が後を絶たない。
 この状況にからめて、人民網の駐日記者がこのほど、日本の車検制度についての調査を行った。

 日本の人口は1億3000万人に満たず、中国のほぼ10分の1にすぎない。
 だが自動車の保有台数は7700万台、自動車免許の保持者も7600万人にのぼり、自動車工業も発達した日本は、世界に名だたる自動車大国と言える。
 日本の自動車管理の仕組みもこれに応じて、巨大で複雑な系統的プロセスとなっている。
 日本の車検制度は中国と類似しているものの、車検は日本の庶民に面倒なこととは考えられていない。
 これは車検の各プロセスが公開され、効果的な監督管理が行われているためと考えられる。

 日本の車検制度は、国土交通省が中心となって実施されているが、具体的な検査業務は「自動車検査独立行政法人」と「軽自動車検査協会」が行う。
 このうち「軽自動車検査協会」は民間企業で、「自動車検査独立行政法人」はその性質からは中国の事業単位にあたり、その機能からは中国の「車管所」(自動車の登録・変更や免許証の申請・変更などを担当)にあたる。

 日本の車検は普通、前回の車検の期限が切れる1カ月前頃から準備される。
 車検の2週間前からインターネットで検査時間を予約することができ、予約を取り消すこともできる。
 自動車保有者は、正規の検査場であれば全国どこでも車両の検査ができ、自動車検査独立行政法人のウェブサイトでも各検査場の具体的な情報を調べることができる。
 検査がピークとなる時期や時間帯なども知ることができるので、検査車両がたまっているので検査場で長い間待たされるという状況を回避できる。

 日本の広義の車検には、自己点検と専門的な「点検整備」、国による正式な車検が含まれる。
 点検整備は車検証を取得するのに必要な項目であり、車両の保有者がどのような方式で最終的な車検を行うにしても、車検証の発行を担当する運輸支局に対して点検整備を行ったことを示す証明証を提出しなければならない。

 点検整備政策は、車両の検査に従事する整備工場を生んでいる。
 こうした整備工場は民間企業だが、政府認定の整備資格を得る必要がある。
 整備工場には2種類あり、一つは専門的な点検整備を行うが、正式な車検は行うことができない整備工場で、「認証整備工場」と呼ばれる。
 もう一つは「指定整備工場」と呼ばれ、点検整備もできるし、自動車検査独立行政法人の公式検査場に代わって正式の車検を行うこともできる。
 トヨタや日産、ホンダなどの自動車ディーラーは普通、自前の指定整備工場を持っている。

 日本の自動車保有者は、各地の主管部門の運輸支局に自分で行って車検手続を行ってもいいし、指定整備工場か認証整備工場かの民間整備工場を通じて車検手続を行ってもいい。
 このほか日本にはさらに、車検を代行する業者もあるが、こうした業者は点検整備を行うことはできず、自動車の保有者に代わって車両を運輸支局に運んで手続をするのが業務である。
 こうした業者にも厳しい監督が加えられている。

 日本の自動車主管部門と業務実施部門は、車検業に対して厳しい監督管理を加えると同時に、自らも社会からの監督体系に置いている。
 自動車検査独立行政法人の公式ウェブサイトには、調達や予算の状況を公開する特設のページが設けられており、ほとんどの調達業務はサイト上で入札が公開され、契約後にも落札企業や契約金額などの主な情報が公開される。
 市場に対する監督管理と自らに対する監督の相互促進により、日本の車検業では、不当な費用徴収や不正取引などが発生しにくい状況が作り出されている。

(提供/人民網日本語版・翻訳/ MA・編集/武藤)

2013年12月6日金曜日

中国メディアが見た日本、相続税で格差縮小:

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レコードチャイナ 配信日時:2013年12月6日 19時41分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80114&type=0

中国メディアが見た日本、相続税で格差縮小


●4日、一般的にいって遺産税には所得分配を調節する機能がある。日本は遺産税の実施で長い歴史があり、その基本的な目的は税収の増加と貧富の格差の縮小にある。実際の操作では徴収と減免措置を併用すると同時に、各層の利益に配慮している。資料写真。

 2013年12月4日、一般的にいって遺産税には所得分配を調節する機能がある。
 日本は遺産税の実施で長い歴史があり、その基本的な目的は税収の増加と貧富の格差の縮小にある。
 実際の操作では徴収と減免措置を併用すると同時に、各層の利益に配慮している。
 日本国内では社会の各層が遺産税に対してさまざまな見方をするが、全体としては受け入れており、遺産税を排斥するような現象はみられない。
 これは所得税と遺産税の制度が適切に実施されていることと関係がある。
 日本の遺産税徴収の具体的な方法には一連の問題もあるが、おおむね参考にする価値があるものだといえる。経済参考報が伝えた。

▽税収増加と格差縮小

 日本の遺産税は1950年に制定された「相続税法」に基づいており、これ以後は相続税と呼ぶことにする。
 同法では「相続税」と「贈与税」の2つの税目があり、贈与税は相続税を補完するものだ。
 贈与税を徴収しなかった時代には、日本人の財産は生前贈与によって継承され、相続税の支払いを簡単に免れることができたため、贈与税の規定が設けられた。

 100年以上前の日露戦争の頃、日本政府は軍費を調達するため、1905年4月から相続税を徴収して税収の増加をはかることにした。

 今の日本をみると、相続税の徴収は所得税の機能を補完し、富が過度に集中することを防ぎ、社会的な再分配を行うという側面が強い。
 日本人の多くが、豊かな世帯はより多く税金を納めるべきだと考えている。
 日本在住の中国人が創設した中国通信社の営業部の姜徳春(ジアン・ダーチュン)部長によると、日本の相続税率は欧州諸国より高いが、米国よりは低い。
 相続税の目的は2つあり、
①.1つは税収を増やすこと、
②.もう1つは格差を縮小する
ことだ。
 現在の重心は当初の目的だった税収増から格差縮小に移っている。

 日中創織協会久永事務所の澤田篤志代表の説明によると、相続税の税率は財産がどれくらいあるかによって決まり、財産があればあるほど税率は高くなる「累進課税」だ。
 日本では個人所得は一年単位で貧富の格差を解消するもの、相続税は世代間に生じた貧富の懸隔を解消するものとみなされている。
 日本維新の会は以前、「相続税100%」を掲げたことがある。富裕層が大量に消費し、貯蓄をしないよう促す政策で、各方面の注目を集めた。

▽累進税率は各層の利益に配慮したもの

 日本の現行の相続税率は、
 1000万円までが10%、3000万円までが15%、
 5000万円までが20%で、徐々に高くなり、
 3億円を超すと50%
になる。

 澤田代表によると、2003年から、日本は税制改革を行い、相続税の基礎控除額を「5000万円+法定相続人×1000万円」とした。
 たとえば相続人が妻と2人の子の世帯の場合、基礎控除額は7000万円になる。
 相続する財産が7000万円までなら、相続税を納める必要はないが、7000万円を超えれば、超過した部分に相続税がかかることになる。

 ある統計によると、日本人で相続税を納める必要がある人は5%に過ぎないという。
 このため日本政府は課税最低ラインを引き下げ、基礎控除額を「3000万円+法定相続人×600万円」とした。前述の世帯であれば、基礎控除額は4200万円に下がる。

 日本の民法によれば、夫婦、子と両親の間には相互に財産を継承する権利がある。
 相続税の対象になるのは、動産、不動産、特許権、債権、現金、預金、有価証券、ゴルフ会員権、自動車、書画、骨董などで、生命保険、有職者が死亡した場合に一時金として支払われる退職金(弔慰金に相当する)、相続開始前3年以内に被相続人から贈与された財産も対象になる。
 相続税の対象となる財産から債務や葬儀費用を差し引くことができる。

 納税の方法は基本的に現金の納入だが、不動産、自動車、貴金属を税務署に物納して税金に充てることもできる。
 田中角栄元首相は巨額の財産を有していたが、その死後、娘の田中真紀子氏は相続税を支払うため、やむなく東京にある住宅の一部を税務署に物納した。

 だが日本では、すべての財産相続で税金を納めなくてはならないわけではない。
 慈善事業を奨励するため、または人道主義的見地から、税金を納めなかったり減免を受けたりできるケースがある。
 たとえば有職者が死亡した場合に一時金として受け取る退職金や生命保険は、相続税納入時に「法定相続人×500万円」が控除される。
 宗教、慈善事業、学術、幼児教育、その他の公益活動に従事する個人などが相続した・贈与された財産は、相続税の免除を申請することが可能だ。

 障害児教育に携わる「あいアイ美術館」の事業部の池内巴里部長によると、相続した・贈与された財産は、相続税を申請する前に、これを国、地方政府、公益事業を目的とする特定法人、特定公益信託に寄付した場合、相続税を納めなくてよいという。

▽贈与税を同時徴収

 相続税に対し、日本社会にはさまざまな見方がある。
 富裕層は高額の相続税徴収に強く反対し、相続税のせいで家族経営の企業を代々継承することが難しくなっているという。
 中間層は自分とはあまり関係がないこととみなし、税率が高くなっても不満は出ない。
 姜部長によると、日本社会には「三代相続すると財産はなくなる」という言い方がある。
 祖父母の世代の財産が親の世代、子の世代へと引き継がれるうちに、相続税のためほとんどなくなってしまうことをいう。
 だが実際には、日本の家族企業は相続税のために消滅するということはなく、富裕層の子弟はやはり富裕層だ。
 企業のオーナーは早くから子の世代にリーダーの地位を譲り渡し、前倒しで相続税を回避する措置を取る。
 ひそかに大量の資産を現金に替えたり、海外に移住したり、生前に毎年少しずつ贈与したりする。

 池内部長によると、墓地、墓石、仏壇、仏具といった祭祀のための道具は、日本では相続税を免除される財産だ。
 このため金の仏像を作って相続税を回避する人さえいるという。

 姜氏によると、日本では相続税を徴収すると同時に贈与税も徴収している。
 こうすれば生前贈与によって被相続人の財産を移転することを防止でき、相続税徴収の目的をよりよく達成することができるという。

 澤田代表は次のような見方を示す。
 国が相続税を徴収すれば、自身の努力や苦労によって財を成し、社会や国民経済に重大な貢献をした富裕層に対してはある種の不公平になる可能性がある。
 それと同時に、相続税徴収のコストも事前に計算する必要がある。

(提供/人民網日本語版・翻訳/ KS・編集/武藤)




【中国ってなんでそうなるの!】


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とりもとったり:裏口入試のワイロで数十億円を蓄財、中国大学職員の業績

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レコードチャイナ 配信日時:2013年12月5日 21時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80082&type=0

裏口入試のワイロで数十億円を蓄財、大学職員を高飛び直前に逮捕―中国


●5日、中国クラスタでは防空識別圏設定のニュースでもちきりですが、大きな汚職事件に発展しそうな報道が飛び込んで来ました。写真は中国人民大学。

 2013年12月5日、中国クラスタでは防空識別圏設定のニュースでもちきりですが、大きな汚職事件に発展しそうな報道が飛び込んで来ました。(文:水彩画)

 中国人民大学紀律検査委員会副書記が明かしたところによると、人民大学学生募集・就職処の蔡栄生(ツァイ・ロンション)処長が広東省深セン市で逮捕されました。
 偽造パスポートでカナダへ国外逃亡しようとしていたところを間一髪防いだようです。
 蔡処長は学生の募集や就職支援などを担当する部署のトップ。
 恐らく学校から支給されていた公的なパスポートが使えないので、偽造したものと思われます。

 逮捕された先月27日午前には、「同校の紀律委が現在調査中」との一報がネットを駆け巡ったのですが、大学は「どの部門からも正式な連絡を受けていない」と回答しています。
 公式にはまだ発表するなと釘を刺されているのがうかがえるのと、報道を否定せず「事実であれば」という言い回しなので、内々に連絡自体は受けていたようであります。

▼中国版AO入試で数十億元を収賄

 蔡の疑惑については2010年頃からネットでうわさされていました。
 自主募集を口実に面接で賄賂を受け取っていた、学長秘書の胡娟(ホー・ジュエン)といい関係にあった、論文改ざんなど…。
 これらまことしやかに語られていたうわさのほとんどが事実だったもよう。
 賄賂は総額で数億元(数十億円)に達するとみられています。

 ポイントは自主募集(中国語は自主招生)。
 中国の大学入試は基本、高考(全国高等学校学生募集統一試験)に一本化されています。日本のセンター試験に似た仕組みで各省・市ごとの統一試験を受験。
 その点数で合否が決まるという仕組みです。

 ところが抜け穴もあります。
 それが自主募集。
 こちらは日本のAO入試に似た制度です。
 各大学ごと、あるいは複数の大学の連合体が独自に試験を実施するというもの。
 規定は各学校ごとにばらばらで、中には高考の受験も必要、ただし点数は参考にとどめるといったところもあるようです。

 試験勉強に特化していない人材確保という美名の下、スポーツエリートを獲得とかに使われているわけですが、それだけではなく裏口入学の絶好の手段になっているとの批判もあります。
 2011年には11歳の「神童」が名門・人民大学に入学しましたが、実はその「神童」は富二代、つまり金持ちのボンボンでした。
 これも疑惑どまりだったようですが、合格基準があいまいなどと批判を受けています。
 この「神童」合格問題も蔡の責任とされそうな勢いであります。

▼事件の余波

 「大学職員が数十億円を収賄、高飛びを試みる」だけでも大ニュースですが、事件はこれだけでは終わらないようです。

 蔡は逃亡前に前学長の紀宝成(ジー・バオチョン)の違法行為について書面を残しているとも伝えられています。
 紀前学長は、蔡が人民大学商学院で博士号を取得した時の担当教授。高飛び前に恩師に後ろ足で砂をかけていったということで、このあたりのいきさつ、恩讐も気になるところ。
 単に対立関係というだけではなく、蔡、そして現学長秘書の胡娟は、紀前学長の直系の弟子とのこと。
 当局は拘束こそしてないものの、目を付けているようです。

 紀前学長は10月27日に教育部の会議に出席しているのですが、果たして前学長にまで飛び火することになるのでしょうか。

 また余談ですが、中国共産党中央紀律委員会が派遣した巡視グループが9月に人民大学を訪問しています。
 その際、「自主募集の面で連携が弱い」「(高飛び防止の)出国管理が制度化されていない」などの指摘をしています。
 的確な指摘というべきか、巡視グループのチェックが今回の高飛び未遂事件のきっかけになったのかまではわかりませんが、とりあえず正しい指摘をしたとのことで、中央紀律委員会は鼻高々ではないでしょうか。

◆執筆者プロフィール:水彩画(すいさいが)
中国政治ウォッチャー。ブログ「中国という隣人」を運営。葬式ウォッチなどクラシカル・スタイルの中国政治ウォッチを続けて、はや*年。不透明な中国政治を読み解こうと悪戦苦闘中。



レコードチャイナ 配信日時:2013年12月6日 23時6分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80087&type=0

有名大学は「裏口入学」で荒稼ぎ
=1人につき1700万円、教育にまで及ぶ汚職の毒牙―中国


●4日、北京の国家重点大学で汚職が行われていることが発覚した。裏口入学は1人につき100万元以上だという。写真は中国人民大学。

 2013年12月4日、中国・北京にある国家重点大学・中国人民大学で汚職が行われている実態が報じられた。
 新入生の募集と学生の就職を管轄する部署の元責任者が海外へ逃亡しようとして広東省深セン市で身柄を拘束され、同校の教育学院執行院長も免職となった。
 参考消息(電子版)が伝えた。

 香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは3日、新華社の報道を引用し、有名大学への裏口入学は1人につき100万元(約1700万円)以上が担当責任者に支払われていたと報じた。
 中国では一流大学への入学は競争が厳しく、募集数も少ないことから、汚職の舞台になってしまったと指摘している。

 また、何らかの理由で入学を辞退した人の合格枠を別の人に書き換えたり、他の学部や専攻に移したりする行為も行われている。
 2012年には39歳の化学科教授が飛び降り自殺しており、不正行為による精神的ストレスが原因だったとみられている。



レコードチャイナ 配信日時:2013年12月8日 17時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79985&type=0

広がる「教育格差」、農村部の大学進学率はわずか3%、教科書代すらままならぬ―中国


●3日、AP通信はこのほど、「貧しい村から有名大学へ、不公平な環境で道を切り開く」と題した記事を掲載した。写真は中国の農村。

 2013年12月3日、環球時報によると、AP通信は1日付で
 「貧しい村から有名大学へ、不公平な環境で道を切り開く」
と題した記事を掲載した。

 穆(ムー)さんは子供の時に住んでいた家を眺めていた。
 ノートで継ぎ接ぎした壁紙はもうボロボロで、ほこりをかぶった机には
 「梅花香自苦寒来(梅の花は寒いときこそ美しく香る。
 『厳しい環境の中で、忍耐と努力を乗り越えてこそ芯が強い人間になる』との意味)」
の文字が残っている。
 故郷に帰ってきた穆さんは
 「この字を励みに生まれ育った貴州省から北京市の有名大学院合格への厳しく困難な道のりを歩んだ」
と話す。

 中国の教育にはなおも階層差が色濃く反映されている。
 急速な成長をとげる現代中国では、経済と社会の不公平さが日増しに強くなっている。

 農村部では子供に教育を受けさせるために大きな犠牲を払っている家庭が少なくない。
 穆さんの家も非常に貧しく、穆さんが勉強を続けるために兄は中退を余儀なくされた。
 大学の生徒募集枠は大都市の学生に有利なものであり、穆さんは人一倍努力したことで、北京の学生がトップの国立大学に入学できる点数で西南政法大学に合格した。

 スタンフォード大学の研究によると、中国農村部の貧しい学生の大学進学率はわずか3%。
 一方、上海市の公式データでは、同市の大学進学率は84%に上る。
 2011年の政府予算を見ると、学生1人当たりへの支出は貴州省が年間552ドル(約6万円)であるのに対し、北京市は2985ドル(約30万円)で、大きな差があることがわかる。
 義務教育であっても、貧困家庭では教科書代を負担するのもままならない。
 また、多くの農村部の学校が閉鎖や統合に見舞われたことで、通学や寮生活が困難になり、農村部の中退率は上昇の一途をたどっている。
 中国教育部は不公平な現状に対し、農村部の教師・生徒に対する財政支援を強化することで格差縮小に取り組むことを約束した。

 週末には農作業をしなければならないという穆さんは
 「都市部の学生よりも2、3倍は努力する必要がある。
 昨年、奨学金で北京の大学院に入ることができた。
 兄が払った犠牲に対する償いがしたい」
と話した。




【中国ってなんでそうなるの!】


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2013年12月1日日曜日

中華を愛する欧米人が「洗脳ソング」を作った!: とんでもない、モンスター動画




 この歌、以前に別のサイトで取り上げたが、もう一度。
 現在はなんと1,300万回を超える再生度数を記録している。
 とんでもない、モンスター動画。 
 一見あれ。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月1日
http://japanese.china.org.cn/life/2013-12/01/content_30760989.htm

 中華を愛する欧米人が「洗脳ソング」を作った!

 「春巻きが好き、ワンタンが好き、中華が好き!嘘じゃない、お米が好き、焼きそばが好き…」。
 『Chinese Food』と題した歌が先般、ネットでブームを巻き起こしている。
 YouTubeにアップされた動画はわずか4日で850万回再生された。
 率直な歌詞と簡単な旋律が魅力で、「一度聴いたら頭から離れられない洗脳ソング」だと言われている。

 この「洗脳ソングを作ったパトリス・ウェイソンは北京少年報の取材に応じ、中国の食べ物が大好きだから作ったと語っている。
 また、MVに
 「和服を着た人物が登場する」など、中国的ではない部分について、パトリスは「中国の食文化を理解していないわけではない。
 中華料理は全世界で食べられているから、異なる文化をMVで融合させた」
と説明している。

■どこに行っても中華料理店

 「世界各地に旅行に行くと、どこの国に行っても中華料理店があったことから、この曲を作ろうと思った」
とパトリスは話す。

 パトリスは中華料理が一番の好物であり、
 「昨年夏の誕生日に初めて作った曲なんだ。
 『Chinese Food』を作っている時、他の人にも自分の中華料理に対する情熱を伝えたいと思った。
 どこに行っても、最高においしい中華料理店を見つけることができる。
 世界で愛されている料理だと思う。ワ
 ンタンは代表的な中華だ。
 酸辣湯、ブロッコリーと牛肉の炒め物、春巻きなども美味しい」
と話す。

■MVで文化の融合

 ウェイソンは初めて製作した曲のMVも自身で制作した。
 MVの後半では、彼の友人が和服を着て踊っている。
 ネットには
 「中華、和食、韓国料理…欧米人は区別することができない」
と茶化すコメントが寄せされた。
 これに対し、パトリスは
 「和服が日本の物であることは知っている。
 異なる文化を融合させたかったんだ。
 中華は全世界で愛されていると思ったから。
 日本にも多くの中華料理店がある」
と説明している。



ロケットニュース24 2013年10月17日
http://rocketnews24.com/2013/10/17/379247/

 美少女が中華料理への愛を熱烈に歌い上げる動画が話題!
  不可解な演出に海外ユーザーからツッコミも

 現在、ある少女のミュージック・ビデオが、ネット上で静かな話題となっている。
 少女の名前は、アリソン・ゴールドちゃん。
 大人びた雰囲気と、あどけない笑顔をあわせもつキュートな女の子だ。

 そんな彼女が、中華料理への熱烈な愛を歌い上げる動画「Alison Gold – Chinese Food (Official Music Video)」が注目を集めている。
 2013年10月14日の投稿から4日足らずで、すでに670万回も再生されるという人気ぶりなのだ!

●・ファンシーでメルヘンなストーリー

 楽曲は、一見ふつうのキャッチーな4つ打ちで始まるダンスチューン。
 お腹をすかせたアリソンちゃんが中華料理店に行き、歌で中華大好きっ子をアピール、そのあと謎のパンダとお友だちになって……というファンシーでメルヘンなストーリーだ。

●・何かモヤモヤしてたまらない

 だがしかし! 
 動画を見ていると、やけに「奇妙」や「不可解」といった感覚に陥るのだ。
 ひと言で表すならそう、何かモヤモヤする!!

●・モヤモヤどころ満載のビデオ

 モヤモヤの最大の原因は、ズバリ歌詞。
 何度も繰り返されるサビが、
 「中華料理大好き! チャーハン大好き! 麺類大好き! 焼きそば最高ーーーーーッ!」
であるため、どんだけ好きやねんとツッコまずにはいられない。

 また、世界各国の言語で断片的に流れてくる字幕にも、妙にソワソワ感をあおられる。
 日本語も一度だけ登場するが、文法が完全におかしい。
 当然、モヤッとする。

●・海外ユーザーからツッコまれていた

 そして、見逃せないのは終盤のワンシーン。
 アリソンちゃんとともに、白塗りに民族衣装のような格好をした少女らが登場する。
 その姿が、海外ユーザーには「芸者」に見えるらしく、一部のユーザーから「芸者は中国じゃなくて日本の文化だろ」と、ツッコミのコメントも寄せられていた。

●・「高評価」の5倍近い「低評価」の数

 なお、作詞とプロデュース、さらにラップを担当しているのは、パトリス・ウィルソン氏。
 彼は、2011年にも YouTube 上で爆発的なヒットを記録した『Friday』という曲を書いたことで知られている。今
 回の動画にも『Friday』のときと同様、「高評価」をしのぐ数の「低評価」がつけられているが……。

 ちなみに、歌詞に登場する中華料理ファストフードチェーン「パンダエクスプレス」は、日本から撤退してしまって久しい。
 記者(私)は学生時代、よくお世話になったのでたいへん残念だ。
 あー、中華料理食べたーーーいッ!

参照元:Mashable(英文)、YouTube

▼モヤモヤが何かクセになる「Chinese Food」の動画はこちら
Alison Gold - Chinese Food (Official Music Video)
公開日: 2013/10/14

 このwebに載せるたぐいのものではないのだが、今日の「中国網日本語版(チャイナネット)」に載っていたのでつい。
 なんかとんでもない動画でしょう。
 でもん人気なんです。

方向性を失った中国建築物:目立つ過度な西洋化や奇抜化、中国ソフトパワーとは



●27日、中国の建築業界では過度な西洋化や奇抜化が進んでいる。


レコードチャイナ 配信日時:2013年12月1日 7時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79792&type=0

方向性を失った中国の建築物、目立つ過度な西洋化や奇抜化―中国メディア

 2013年11月27日、南京でこのほど開催された「中国現代建築設計発展戦略ハイレベルフォーラム」で、中国工程院院士の程泰寧(チョン・タイニン)氏や崔●(ツイ・カイ、●=りっしん偏に「豈」)氏などが現在の建築界の現状を痛烈に批判した。北京晨報が伝えた。

▼4カ月で世界一の高層ビルを完成させる計画

 昨年、中国の建設会社「遠大可建科技」が湖南省長沙市で、世界一の高さのビル「天空の城(Sky City)」の建設を計画。202階建て、高さ838mの同ビルを、 わずか4カ月で完成させるとした。

 建設の時間がこれほど速いとなると、プランデザインに充てる時間はさらに短くなる。
 同計画は結局実現しなかったが、どうして、これほどまでに工程を焦った計画が出たのだろう?
 単なる売名行為だろうか。
 同院の何鏡堂(ホー・ジンタン)院士は、
 「1つは模倣の氾濫。国外の美しい建築物や独創的な建築物を見ると、それを模倣したくなる。
 次に、シンボル化がある。
 現在、建築物には民族の特色が求められ、それを機械的に伝統文化のシンボルとしようとする」
と指摘している。

▼小都市も海外の建築士を招聘

 ここ20年、中国のランドマークのほとんどは外国人が設計したものだ。

 南京市の東南大学などの機構が2013年に実施したある調査では、上海の建築物26棟のうち、香港の設計師が設計したものが3棟で、それ以外は全て西洋の建築士の設計だったことが分かった。

 西洋の建築士を招聘する波は現在、大都市から小都市にまで波及している。
 そして、中国国外の建築士の招聘により、西洋建築の価値観や文化理念が街のあらゆるところで見られるようになっている。

 中国建設部の元副部長である、中国建築学会の宋春華(ソン・チュンホア)理事長は
 、「『ホワイトハウス』や、『エトワール凱旋門』、『古代ローマ建築』、『イタリアンガーデン』などの影響を受けた建築物が各都市で見られる。
 これは理解できない情景」
と非難している。

▼奇抜路線に走る都市の建築物

 中国各地では最近、携帯をモチーフにしたビルやフグの形をしたモニュメント、小判にも見えるビルなど、奇抜な形状のビルが「突っ込み」を呼んでいる。
 一般市民は、その必要性に疑問の声を上げている。

 宋理事長も、「世界一の高さを競うか、非常に奇抜かのどちらか」とし、「現在、ランドマークに対する見方の方向性が変わってしまった都市も多く、公共の建築物も中国らしさを失った。
 そして、虚栄心に満ち、建築物の『雑技』を演じているかのようだ。
 しばらく前までは、ラスベガス風やディズニー風が流行し、今はドバイ風、脱構築主義建築などが流行している。
 ある中部都市の文化センターは、全て非線形的手法を採用しており、全体が混乱している」と嘆く。

 ある設計の専門家は、広東省珠海市の美術館の入札評価会を例に挙げ、
 「7プランのうち、4プランがねじ曲がった表面やラインだった。
 東部には、『東洋のドバイ』にしたいとまで言っている都市もある」
と指摘している。

 程氏は、
 「模倣建築や奇抜な形状のビル、大きさや西洋化を競う建築物、必要基準を超えた建築物がどうして出来てしまうのか。
 市民が疑問に感じて当然。これらの責任を全て建築士に押し付けるのは不公平。
 これら全ての発想と最終決定は往往にして各級の指導者が下している」
との見方を示した。

▼奇抜な形状のビル

▽小判のようなビル
 広東省広州市にある川、珠江のほとりに小判の形をした金色のビルが建っている。
 専門家は、「小判の形は『成り金』を連想させる」と指摘している。
 一方、同プロジェクトのチーフエンジニアは『玉璧』がモチーフであるとし、設計者はイタリア人としている。

▽フグ塔
 今年9月に江蘇省楊中市で開催された第8回江蘇省園林(ガーデ二ング)博覧会の重要なシンボルとなった金に輝く「フグ塔」は、その名の通りフグの形で、同市の新たなランドマークとなっている。

▽携帯をモチーフにしたビル
 最近、中国では雲南省昆明市にある携帯電話をモチーフにしたビルがメディアによって報道され、話題になっている。
 同ビルの窓は携帯のプッシュボタン、ガラス張りの最上階が携帯の画面に見たてられている。

(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)



ロケットニュース24 4日前
http://rocketnews24.com/2013/11/27/391351/

【中国】いろんな意味でスゴかった人民日報の新本社ビルが進化!
 尋常じゃない立派さ / 裏側もヤバい



 「人民日報」とは、中国共産党の機関紙のことである。
 その人民日報社の新本社ビルが「いろいろな意味でスゴイ立派」だと話題になった。
http://rocketnews24.com/2013/04/15/317467/
人民日报新大楼遭网友吐槽与央视大楼绝配(图)

 まだ完成前だというのに、ビルからほとばしるパトスに世界は圧倒され、すでに新・中国トンデモ建築の代表選手だ。
 その人民日報のビルがさらにパワーアップ!
 なんと本体が光り輝く黄金色に! 
 裏側まで公開され、再び世界に衝撃が走っているのだ。

 写真を見てみると……すごく……立派……です。
 天に向かって雄雄しく伸びるビルはただでさえ力強い。
 それがまぶしい黄金色に輝いているのだ。
 エネルギッシュさにリュクスなイメージが加わり、何人たりとも寄せ付けないオーラを放っている。

 ビルは、金色の断熱材が貼られる前は、スゴいながらもなんだかちょっと照れくさい印象さえ受けた。
 だが、これだけ堂々と輝かれては、もう恥じらう必要も何もない。
 ただただ、ただただ立派なのである。

 画像自体は10月に公開されたものだが、いまだに人々を驚かせている。
 なお、前回はエネルギッシュな側面のみがフィーチャーされたが、今回はビルの裏側の写真も公開されている。
 こちらも奇抜な形状で……スゴイ。

 なお、設計者によると似たような形状のビルを南京を始めとする複数の都市のデザインコンペに応募したそうだ。
 しかし、結果は落選。だが捨てる神あれば拾う神あり。
 最終的に人民日報の本社ビルに採用されたのだという。
 設計者は
 「私たちは北京にいてラッキーでした。
 北京は開放的な都市といえます」
と話しているそうだ。

参照元:新浪新聞、網易女人(中国語)
執筆:沢井メグ

▼断熱材が貼られる前



▼金色になった後






▼なるほど! こういうデザインだったのか!



 ソフトパワーを通り越して、スーパーパワーになっている。
まさに「スゴいーイー!
 中国が明日の世界の大国になったら、世界自体はどう変わっていくのだろう。
 なにか、生きていくのに面倒くさくなってしまうかも。



【中国ってなんでそうなるの!】


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「中国は俺たちの女性を奪っている」:ベトナムで高まる反中感情

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●29日、ネット掲示板・米尓社区に記事「ベトナム:中国は我々から多くを奪った、今また女性たちを奪っている」が掲載された。国際結婚がベトナムの反中感情を高める契機になっているという。写真はベトナム。


レコードチャイナ 配信日時:2013年12月1日 1時26分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79862&type=0

「中国は俺たちの女性を奪っている」ベトナムで高まる反中感情―香港紙

 2013年11月29日、ネット掲示板・米尓社区に記事「ベトナム:中国は我々から多くを奪った、今また女性たちを奪っている」が掲載された。
 2010年3月31日付香港英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストの記事を翻訳したものだが、記事は反響を呼びいまだに複数のサイトに転載されている。

 南京でダンススクールを経営するDai Wensheng氏は2009年9月、ベトナムを訪れ現地の女性と結婚した。
 その後、結婚仲介業に転じたDai氏は数百人もの中国人男性をベトナムに連れて行っている。
 中国の性別人口比は偏っており著しく男性が多い。
 しかも不動産価格が高騰するなか、「結婚前にマンションを買っておく」という女性の要求を満たせない者も少なくない。こうした中、中国人との結婚をあきらめ、ベトナム人女性との結婚を選ぶ人が増えている。

 もっともこうした動きはベトナム側から歓迎されているわけではない。
 お見合いはホテルで行われているが、売買春ではないかと疑った警官が現場に踏み込み、中国人が逮捕された事件もあったという。
 その話を彼氏の警官から聞いたというベトナム人女性は「中国人がベトナムでやっていることはあまりに愚かで邪悪だ」と嘆いた。

 ベトナムの中国に近い地域では、中国への批判報道が増え、反中感情が高まりつつある。
 ある中国人男性はタクシーの運転手からこう罵倒されたという。
 「中国はベトナムから多くを奪った。今また女性たちを奪っている」
と。




【中国ってなんでそうなるの!】


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2013年11月26日火曜日

「日本人女性の8割、のび太は彼氏としてナシ」と回答、2割はOKなのかと驚く中国人オタク

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●日本で先日出た記事「『野比のび太』はぶっちゃけ彼氏として“ナシ” 83.1%」が中国のネットに転載されて話題になっているそうです。写真は2012年9月、北京で開催された「ドラえもん誕生前100年」展。


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月26日 18時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79666&type=0

「日本人女性の8割、のび太は彼氏としてナシ」と回答、
2割はOKなのかと驚く中国人オタク

 ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれに関してやらせていただきます。(文:百元籠羊)

 日本で先日出た記事「『野比のび太』はぶっちゃけ彼氏として“ナシ” 83.1%」が中国のネットに転載されて話題になっているそうです。

 「ドラえもん」の野比のび太がダメ人間だということは中国でもよく知られていますし、彼氏にするのは「ナシ」だと考える女性が多いというのは中国の感覚でも納得できるようです。
 しかし残り2割弱とはいえ、のび太を彼氏にしてもいいと考える女性が存在するのは、かなり意外に思われている模様です。

 そんな訳で以下に中国のネットで見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

▼中国人オタクの疑問

 なんか日本でわりと衝撃的な統計が出てしまったそうだ。
 日本の女性に対して「のび太は彼氏としてアリかナシか?」という調査を行い、その結果として出たのは「8割がのび太は彼氏としてナシと考えている」というものだったそうだ。

 ふむ。のび太では彼氏としては厳しいよな。
 日本女性の8割がそう考えていると…え? 
 じゃあ2割もの女性がアリだと考えているのか…!?

 そうなんだよ。
 これは8割もいる、じゃなくて「8割しか」いないと受け止めるべきじゃないだろうか?

 のび太って現実にいたら超ハイレベルのダメ人間じゃないか。
 突き抜けたレベルの無能でしかも弱虫。そ
 れでも「アリ」だと考えるとか、日本の女性の感覚が分からん。
 本気で。

 「やさしさ」と「母性本能を刺激する」というのが肯定派の主な意見らしい。
 しかしそれにしたって限度があるだろう。

 うーん…自分はその「やさしさ」という意見を素直に受け取れん。
 のび太を彼氏にすればドラえもんもついてくる!という計算があるんじゃないか?
 私もその条件ならのび太を兄と呼んでもいい。

■なんともはや…まさか2割弱も彼氏としてアリだと…

 セワシのミッションの難度が予想外に低かったのが判明。
 のび太は彼女とか結婚とか無理なキャラの典型だと思っていたよ!!

 のび太なんかと結婚したら苦労するだろうし、子供を育てる能力も無いだろうからセワシのミッションの難度は相変わらず高いんでないの?

 のび太を彼氏としてナシだという人が多いのは意外でもなんでもないが、残り2割のアリだと考える人に関してはかなり気になる。

 ドラえもん無しとなると、のび太の良い所って何も無いだろう。
 ダメな所が萌えるとか、そういうことなのか?

 確かにドラえもんがいなくなったら、のび太は典型的なダメ人間、マダオだよな。
 世界はこんなにもマダオに優しかったのか…

 ウチの国でこのアンケート取ったら、「ナシ」と答えるのは8割強じゃなくて10割になるだろう。
 のび太の能力…あるぞ!
 射撃の腕前は宇宙でもトップクラスだ!
 それしかないけど。

 結局はつぶして借金を作ってしまうが「就職できないから自分で会社を作る」とか、のび太は結構行動力はあると思うんだよね。
 PCの前でグダグダしているだけの俺達よりはマシな気も…

 しずかちゃんと結婚できるルートでは人生の勝ち組には入れるレベルなんだから、将来性は一応あるんじゃないの?

 これ、回答者がドラえもんに詳しいかどうかで回答が変わりそうな気がする。 
 のび太の将来性の知識の有無が出て来るし。

 のび太の最大の問題は「怠け者」という点だが、ここが成長によって解消できるかにかかっていると思う。
 実際、これが解消できたと思われる未来ののび太は彼氏としてかなり悪くない人間になっている。

 のび太は最終的にドラえもんを作るレベルにまで成長するんだし、将来性は極めて高いよな。

 いやいや、それはネタの最終回だよ!
 藤子不二雄の描いたものじゃない!

 公式の方では、劇場版に出てくる環境保護局の自然調査員というのが成功したケースだね。
 その他にはイロイロとダメな未来像も出てくる…というかドラえもんの来た理由がそのダメな未来の改変だから、放っておいたらダメ人間になる確率も高い。

 漫画で描かれるのはあくまで小学生時代の話だし、大長編とかではそれなりにカッコイイ所も見せているからなぁ。
 成長の仕方次第ではあるけど、のび太は大器晩成型と言えなくもないと思う。

 のび太の良い所に関しては藤子不二雄先生自身が良いことを言っている。
 藤子不二雄先生は
 「のび太にも良いところが一つだけある。
 それは彼は反省するんです。
 いつまでもいつまでも今より良い人間になろうと努力するんです」
とのび太の長所をあげている。

将来を知っているとか関係無く、のび太に関してはドラえもんに詳しいと「アリ」だと思う人が増えるのは分からなくも無い気がする。作品を読んでいると、時たまのび太の良いエピソードがあるんだよね。

 例えばこれが男性版だと「ジャイ子は彼女としてアリかナシか」みたいな話になるだろうし、人によっては悪くないと思う人も出るんじゃないかな。
 私はジャイ子を彼女にするのはごめんだが。

 俺はジャイ子嫌いじゃないぞ。
 原作序盤は性格が悪く描写されているけど、その後はどんどん穏やかな性格になり漫画家志望というクリエイターとしての描写が増えてくるし、そのあたりのジャイ子なら彼女として全く問題ない!
 中盤以降のジャイ子に関しては、ちょっとルックスが悪いだけで性格は悪くない。
 もうちょっと背が伸びるか痩せるかすれば周囲の評価も変わるんじゃないかと俺は思っている。

 とまぁ、こんな感じで。

▼のび太問題が示す日中「彼氏」観の違い

 のび太のような男でもOKという女性が2割ほどいるらしいというのが、人によってはちょっとした衝撃だったようです。

 日本ではのび太が彼氏として「基本的にナシ」というのに対して、中国では「絶対ナシ」になっているような空気もありました。
 この辺に関しては中国における「彼氏」の理想や需要、またそれに関して出回っている情報やイメージが日本とは結構違うのかもしれないと感じてしまいますね。

 それからのび太の評価に関しては、中国オタク内でも作品の知識の深さや捉え方次第で評価が変わるようでしたが、こちらの方もイロイロと面白いですね。

 とりあえず、こんな所で。
 例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

▼筆者プロフィール:百元籠羊
90年代から中国現地校に通い、当時中国人の対日感情がどんどん悪化していく中で予想もしなかった「日本のアニメや漫画、オタク文化が好き」な中国人達と遭遇。以後、オタクな中国人との交流が続いている。中国における日本のオタクコンテンツやいつの間にか広まっちゃった日本のオタク文化に対する反応、オタク分野の交流等についての情報を発信するブログを運営中。




【中国ってなんでそうなるの!】


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2013年11月24日日曜日

中国、男女比不均衡で貿易黒字拡大:若い男性やその両親が貯蓄率を引き上げ

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●21日、中国の巨額の貿易黒字は男女比の不均衡と一定の関連性があるという。写真は広州の住宅展示場。


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月24日 1時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79490&type=0

中国、男女比不均衡で貿易黒字拡大―米誌

2013年11月21日、環球時報によると、米誌ビジネス・インサイダーは19日、男女比の不均衡が中国の貿易黒字を拡大させる可能性があると報じた。
 中国の巨額の貿易黒字は男女比の不均衡と一定の関連性があるという。

 数十年にわたって一人っ子政策を続けたことや男尊女卑の思想により、中国の男女比はすでにバランスを欠いた状態で、女性よりも男性の方が多い状態になっている。
 全米経済研究所(NEBR)の出版した中国経済に関するガイドブックでは
 「男女比の不均衡が中国の高い貯蓄率を支える要因の1つとなっている
と指摘している。

 希少価値が高まった女性はこれまで以上に男性を選り好みするようになっている。
 結婚相手としての男性は高い教育水準や安定した収入だけではすでに不十分で、これに加えて不動産も持っていることが最低限の条件となっている。

 こうした男女比がアンバランスとなった状態は結果的に若い男性やその両親の貯蓄率を引き上げている。
 結婚のための競争力を高めるためだ。
 同じような理由が企業の預金も上昇させている。銀行から融資を受けにくくなったことで、企業の運営・成長のための資金を確保するため、新興企業家や中小企業は自分の力に頼るほかなくなっている。

 ある専門家は中国の経常黒字のうち3分の1がこうした原因によるものだと指摘。
 男女比の不均衡は今後10年は悪化し続けるとみられることから、そうした原因による貿易黒字は短期間内に解消されるとは考えられないとしている。




【中国ってなんでそうなるの!】


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2013年11月19日火曜日

日本が偉大思想家なしに発展を遂げた理由は:中国文化が廃れた理由は

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●写真は「CNSPHOTO」提供、中国の偉大な思想家、孔子の像)


サーチナニュース 2013/11/19(火) 11:50
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1119&f=national_1119_036.shtml

【中国BBS】日本が偉大な思想家を輩出せずとも発展を遂げた理由

  中国大手検索サイト百度の掲示板に
 「なぜ日本には偉大な哲学者や思想家が現れないのか?」
というスレッドが立てられた。
 中国には孫子や孔子、老子などといった偉大な思想家がいるが、日本が世界的に有名な哲学者や思想家を輩出できていないことは事実かもしれない。

  広辞苑によれば、そもそも哲学とは「世界・人生の根本原理を追及する学問」であり、当然ながら日本にも神道や仏教、西洋哲学の影響を受けた「日本哲学」は存在する。

  「なぜ日本からは哲学者、思想家が生まれなかったのか」
というスレ主の純粋な疑問に対して、ほかのネットユーザーからは

●.「哲学は非科学的だから」
●.「日本人は自然な生活が好きだから、難しいことは考えない」
●.「日本文化は中国文化を吸収して派生したもの。厚みがないから思想家は現れない」

  といった主張が寄せられた。
 確かに日本の各時代において、主流となっていた考え方や思想の多くは、中国をはじめとする諸外国からもたらされた考え方だ。
 江戸時代までは中国から導入された儒教が日本人の道徳の根底にあり、さらに開国してからは民主主義や人権など、西洋諸国の先進的な考えを導入してきた。

  さらに興味深い意見として、
●.「大思想家が生まれなかった国が明治維新を成功させ、大思想家が生まれた国をはるかに凌ぐ発展を遂げた
  という主張も見られた。

 大思想家が生まれた国とは言うまでもなく中国のことだろう。
 日本人は他国の文化や考え方を吸収し、発展させるのが得意と言われるが、時代によって先進的な思想や哲学は異なる。

  確かに日本からは偉大な哲学者や思想家は生まれなかったが、これは1つの見方にこだわらず、良い考えを柔軟かつ積極的に取り入れるという日本人の特性があるからではないか。

  また、世界の優れた点を取り入れてきたからこそ日本は発展を遂げることができたのであり、これこそ日本人の強みの1つではないだろうか。



レコードチャイナ 2013/11/28(木) 09:56
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1128&f=national_1128_005.shtml

【中国BBS】日韓の文化が受け入れられ、中国文化が廃れた理由は

  反日感情が根強く残る中国だが、日本のアニメをはじめとする日本文化を好む若者も少なくない。
 また、近年では韓国アイドルや韓流ドラマといった韓流文化も中国では人気を集めているが、
 “中国文化”が海外で高い人気を集めているという話はほとんど聞いたためしがない。

  なぜ日韓の文化は中国で高い人気を誇るのだろうか。
 また、中国人ネットユーザーらは自国の文化が廃れてしまうという危機感を抱いているのだろうか。
 同話題について討論するスレッドが中国大手検索サイト百度の掲示板に立てられ、スレッドを覗いてみると、ネットユーザーからは次のような意見が寄せられていた。

●.「文化の浸食はごく正常なことだ。歴史的に文化が浸食されなかったことはない」
●.「もしある国の文化がいくつかのアニメやテレビ番組に滅ぼされるとしたら、それはその程度の価値しかなかったということだ」

  このように、中国国内において日韓の文化が多くの人に受け入れられ、人気があることを冷静に受け止めている意見が多かった。
 では、なぜ中国文化が流行しないのか?
 その理由について、

●.「清の時代と文化大革命で中国文化は破壊されたからな」

  とのコメントがあったが、おおむね事実と合致する意見と言えよう。
 とりわけ文化大革命の時代には、旧思想・旧文化が徹底的に破壊され、多くの貴重な文化財も破壊されつくしてしまった。
 しかし、中国にも誇れる文化はあるとの主張もあり、

●.「カンフーと中華料理を知らない人はいないだろう」
●.「中国は世界各地に孔子学院を作っている。これも文化の浸食だ」

  などの意見もあった。
 孔子学院とは海外の大学などと提携し、中国語や中国文化の教育を行う中国政府の公的機関だ。
 これまでに世界116カ国に430校あまりが設置されており、日本であれば立命館大学や早稲田大学にも孔子学院が設置されている。
 孔子学院はあくまでも教育機関であるため、中国文化の普及という点では力不足であることは否めない。

  一方、日本にはアニメや漫画、J-POPなどといった豊富なコンテンツが存在する。
 こうしたコンテンツを購入してもらうと同時に、日本に興味を持ってもらうことこそ、日本が推進している「クールジャパン戦略」の本質だ。




【中国ってなんでそうなるの!】


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2013年11月11日月曜日

海外留学生の帰国ラッシュ迎える中国:背景にあるのは「家族愛」

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レコードチャイナ 配信日時:2013年11月11日 5時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78816&type=0

海外留学生の帰国ラッシュ迎える中国、背景にあるのは「家族愛」―香港紙


●5日、中国は今後5年間で史上最大の海外留学生の帰国ラッシュを迎える。一人っ子世代の留学生たちがこぞって帰国する主な原因は、「家族との団らん」だという。写真はプリンストン大学。

 2013年11月5日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、
 中国が今後5年間で史上最大の海外留学生の帰国ラッシュを迎えると伝えた。

 中国・グローバル化研究センターと社会科学文献出版社が共同編纂した「中国海外帰国者発展報告2013」国際人材青書によると、
 海外から帰国する中国人留学生の数はここ10年間毎年増加しており、2012年には帰国率は41.3%に達した。
 近い将来、この数字は50%を超えると予想され、今後5年間で史上最大の帰国ラッシュになる見込み。

 帰国する留学生の半数が海外の大学における「1年間」の修士課程修了者であり、
 博士号の取得者やこれに相当する研究や経験を有する高レベルの留学生の帰国率は依然として低い。
 現在、中国人留学生の90%が自費留学で、文科系の学生が半数近くを占めている。
 約半数が帰国後、金融業に身を投じ、41.6%が北京での就職を選択している。
 こうした帰国者の多くが体制外に属しているため、政治に参加する機会は非常に少ない。

 中国紙・北京晩報によると、家族と一緒にいたいというのが帰国の主な原因だ。
 実際に90.9%の留学生が「親と離れていたくない」という理由で帰国している。
 現在留学中の若者の多くが80~90年代生まれの一人っ子。
 兄弟姉妹がいない彼らの両親への依存度は高く、家族が一番だと思っているからだ。




【中国ってなんでそうなるの!】


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2013年11月9日土曜日

仕事に対する意欲、中国人が6%で最低、日本は?:7%でほぼ同じ

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●8日、米世論調査会社・ギャラップが行った調査で、中国人は世界で最も仕事に対する意欲が低かった。写真は昼寝する中国人。


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月8日 23時3分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78898&type=0

仕事に対する意欲、中国人が最低、日本は?―米調査会社

 2013年11月8日、南方新聞網は、
 「仕事に意欲があり積極的に取り組む」中国人はわずか6%
 世界全体の13%に遠く及ばないと報じた。

 米国の世論調査会社・ギャラップは先ごろ、2011年から2012年に142カ国・地域の従業員を対象に行った「仕事に対する意欲」調査結果を公表。
 上位3カ国はパナマ、コスタリカ、米国だった。

 調査では、12の質問を通して
①.「意欲があり積極的に仕事に取り組む」
②.「意欲がない」
③.「意欲を持とうとしない」
の三段階に分類。

 「意欲があり積極的に仕事に取り組む」は全体のわずか13%、
 「意欲がない」63%、
 「意欲を持とうとしない」24%
という結果となった。
 意欲ある従業員の割合が最低だったのは東アジアの6%で、世界平均の半分にも満たない。
 東アジア4カ国中、香港を含む中国は最も低い6%であり、東アジア全体の数字を引き下げた格好だ。

一般に勤勉だとみなされている
 日本は7%、
 韓国は11%。
 トップ3のパナマは37%、コスタリカ33%、米国30%だった。

 西欧諸国の状況も楽観できるものではない。
 「意欲があり積極的に仕事に取り組む」はわずか14%で、経済危機による就職難などが影響しているとみられる。
 最も仕事が嫌いな地域は中東と北アフリカで、ワースト3はチュニジア54%、アルジェリア53%、シリア45%だった。

◆中国では事務職員の意欲が最低

 調査によると、中国では、業種や職種、学歴別では大きな違いは見られなかった。
 「意欲があり積極的に仕事に取り組む」は大卒者が7%、小学校卒業程度5%と差はない。

 高いスキルを持つ従業員や管理職者においても「意欲があり積極的に仕事に取り組む」は8%前後。
 営業職やサービス職はさらに低い4%。
 秘書や事務職は最も低くわずか3%だった。

 中国企業では一般に「指揮系統」が明確であり、管理職は部下を鼓舞する能力に長けていない。
 「職場で自分の意見が反映されるか」との問いに「すごくそう思う」と答えた中国人はわずか8人に1人で、世界全体(4人に1人)を大きく下回った。
 また、「現在の職業が理想的な職業である」と答えた中国人は約半数であった。

◆「勤勉さ」と「仕事への意欲」はイコールではないと専門家

 中国や日本などアジアの従業員が
 勤勉なのは誰もが認めることであるが、なぜ仕事に対する意欲が低いという結果が出たのだろうか。
 蘭州大学哲学社会学院の魏淑娟(ウェイ・シュウジュエン)助教授は「調査結果は中国人の職業意識を正しく反映している」とした上で、「仕事を生活のためにやむを得ないものととらえるなら、意欲は持ち難い」と指摘した。
 魏副教授はまた、
 「職業に対する愛、選択、実践。
 この3つが一致してはじめて高い意欲を持つことができる」
と分析した上で、
 「中国の中間所得層は職業選択において収入を重視するあまり、仕事内容に対する正しい認識や帰属意識が欠けている」
と指摘。
 「中米地域は収入が高くないが、個人の趣味と職業が密接に関係し、スキルと報酬が一致している。
 仕事への満足感を得やすく他人をうらやむこともない」
と述べた。

 南京大学の方長春(ファン・チャンチュン)助教授も、調査結果は妥当だとした上で
 「アジア諸国は一般に就業難で職業の選択余地が少ないことから、意欲を高めにくい
 特に中国はそうだ」
と指摘した。

2013年11月8日金曜日

「外国人が住むのに最適な国」トップはなんと中国:カネには勝てない?

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レコードチャイナ 配信日時:2013年11月7日 21時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78812&type=0

「外国人が住むのに最適な国」トップはなんと中国
=“大気汚染”“食品問題”もカネには勝てない?―米紙


●7日、参考消息網によると、イギリスの金融グループHSBCホールディングスが先ごろ発表したリポートで、中国とタイが「外国人が生活するのに最も適した国」に選ばれた。写真は中国北京市の商店。

 2013年11月7日、参考消息網によると、米ワシントン・ポスト紙ウェブサイトは、イギリスの金融グループHSBCホールディングスが先ごろ発表したリポートで、
 中国とタイが「外国人が生活するのに最も適した国」に選ばれた
と伝えた。

 このリポートは34の国と地域について、そこに住む外国人が享受できる経済的なチャンスや生活の質についての調査をまとめたもの。
 中国とタイに続いたのはスイス、ケイマン諸島、バーレーン、シンガポールなどのグローバル化によって裕福になった国・地域だった。

 34の国と地域の中で外国人の居住に最も適さないと評価されたのはエジプト。
 今夏からのデモや軍事政変の影響によるものとみられる。
 このほか、外国人にとっては生活コストが高すぎるとの理由から、フランス、スペイン、イギリス、イタリアなど多くの西欧諸国の評価が低かった。

 しかし、中国の高評価は意外である。
 悪化し続ける大気汚染や食品の安全の問題により、多くの外国人が荷物をまとめて中国を離れようとしている。
 外国人にとって中国での生活は経済面で非常に有利になることが、不利な要素を打ち消した可能性もあると記事は指摘している。

 なお、3月に世界経済フォーラムが世界140カ国の外国人観光客に対して行った調査で、
 中国は外国人観光客から最も人気のない国の一つ
に選ばれている。


 さて、上の記事なんともおかしいとは思っていたが、やはり無理があるとのこと。


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月9日 22時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78909&type=0

中国官製メディアがまた失態、「最適な移住先1位は中国」と誤報―仏メディア


●7日、中国新華社系列メディア・光明網がこのほど「最適な移住先ランキング」を発表したが、1位は中国という首をかしげる結果に、香港メディアが「明らかな誤報」と指摘した。写真は粉じんの付いた北京の車。

 2013年11月7日、中国新華社系列のメディア・光明網が掲載した「最適な移住先ランキング」のなかで、オーストラリアやシンガポール、米国、カナダなどを抜いて中国が1位に選ばれていることについて、仏ラジオ国際放送・RFI中国語版サイトは、
 「間違った引用が原因の、明らかな誤報
だと伝えた。

 光明網が掲載した「世界で最も移住に適した15か国」は、そのソースや根拠などを明らかにしていない。
 ただし、1位の中国については、
 「子育てレベルがごく一般的だということだけが欠点。
 その他の多くの積極的な要因が中国に1位をもたらした。
 経済力は世界2位、
 移民の生活レベルは世界3位、
 友好的な文化と健康的な飲食、
 スポーツ参加率も高い。
 娯楽も多く、
 仕事とプライベートのバランスも取りやすい」
と説明している。
 だが、空を覆う深刻なスモッグが連日のように報道されている中国が「最も移住に適している」とは、とても信じ難い。

 香港メディアのHouse Newsは、今月初めに香港上海銀行(HSBC)が発表した「企業の海外駐在員にとって最適な派遣先」の調査結果と、このランキングが完全に一致していると指摘した。
 HSBCの調査では、海外駐在員の現地での収入や昇進状況、子育て環境などを考慮し、海外駐在員自身が最適な派遣先を選択している。
 光明網はこの調査結果を誤解したか、あるいは意図的にねじ曲げて伝えたもので、「移住先」とは全く無関係であることが判明した。

2013年11月1日金曜日

中国人はなぜ中国人をおとしめるのか

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●29日、中国の社会・経済情報サイト、九個頭條網は「中国人はなぜ中国人を苦しめるのか」と題した記事を掲載した。写真は北京のバス停で起きた中国人同士のけんか。


レコードチャイナ 配信日時:2013年10月31日 22時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78551&type=0

中国人はなぜ中国人をおとしめるのか―中国メディア

 2013年10月29日、中国の社会・経済情報サイト、九個頭條は「中国人はなぜ中国人を苦しめるのか」と題した記事を掲載した。
 以下はその概要。

 内部闘争は中国人の劣悪な民族性を表しているという人がいる。
 こうした考えは適切ではなく、誹謗(ひぼう)中傷になるかもしれない。
 内部闘争であれ、外部闘争であれ、その目的は私利私欲だ。
 はっきり言えば、物質的にも精神的にも貧しいのだ。
 ここ数年、中国人の「内部闘争」は目に余るものがある。
 その主なものをここに紹介しよう。

 2011年3月、広東省深セン市の警察が「河南省人の犯罪集団を断固として撲滅する」「河南省人の犯罪を告発し、逮捕に結びついた者に賞金500元(約8000円)」と書かれた垂れ幕を街中に掲げた事例では、「河南省出身者に対する差別を助長する」として、世論の批判を招いた。

 今年10月8日、中国の大学入試で雲南省トップの成績を収め、香港大学を卒業した女性が香港で交通事故により亡くなった。
 この事故のネット報道に2900人以上の香港人ユーザーが「いいね」を押し、香港の大学で学ぶ中国本土人を「イナゴ」と呼び、嘲笑した。

 スペイン・バルセロナ市内に最近オープンした中国人経営の衣料品店は、「中国人の入店お断り」の大きな看板を掲げている。
 同店の店主は、「商品価格の偵察が目的で来店する中国人を回避するため」と説明した。

 今年9月、台湾の阿里山を観光していた中国人ツアー客が、タバコのポイ捨てや痰吐き、大声で歌うなどの行為を台湾人観光客に注意され逆上。
 3人がかりでこの台湾人観光客に暴行を加えた。
 この時、ツアーの添乗員・王(ワン)さんは
 「何が悪い!中国ではみんなこうだ」
と怒鳴ったという。
 この事件は中国と台湾で大きく報道されたが、王さんは「事実は全く逆だ」と真っ向否定。
 台湾人観光客が最初に王さんの服をつかみ、「中国人は出ていけ!」と暴言を吐いたと主張している。




【中国ってなんでそうなるの!】


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2013年10月30日水曜日

明治粉ミルク:中国市場より撤退、日本企業の中国へに接し方の典型か?

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●29日、粉ミルクブランドの明治がこのほど中国本土市場からの撤退を発表したことを受け、一部の消費者は買いだめに追われている。写真は明治の粉ミルク。


レコードチャイナ 配信日時:2013年10月30日 14時5分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78495&type=0

明治が中国から撤退、買いだめに追われる消費者―中国メディア

 2013年10月29日、粉ミルクブランドの明治がこのほど中国本土市場からの撤退を発表したことを受け、一部の消費者は買いだめに追われている。
 業界内では、本件は外国産粉ミルクの「厳冬入り」を意味するものではないとされているが、本件は粉ミルク業界の販売ルートのコスト問題を反映している。
 広州日報が伝えた。

◆16缶買いだめする消費者も

 広州日報が28日、明治粉ミルクの公式旗艦店を取材したところ、販売増加の様子を見ることができた。
 午後3時30分時点の販売記録によると、明治の粉ミルクに「大口取引」があり、一部の消費者は8缶・10缶・16缶をまとめ買いしていた。

 広州市海珠区のイオンでは、明治の粉ミルクが販売されていた。
 販売員は、購入客が最近増加したと語った。
 明治の粉ミルクを愛用していた消費者は、今後はネット通販により域外から購入することを検討すると述べた。
 しかし香港では、明治の粉ミルクがほぼ姿を消している。

 10月24日に、香港のチムサーチョイ(尖沙咀)で5店舗の薬局を取材したところ、明治の粉ミルクが見つからなかった。
 ある薬局の関係者は、「東日本大震災から、入荷をストップした」と語り、現地の百貨店まで行くよう記者に勧めた。

 明治はコスト面の理由から撤退を決定したが、消費者からは次のような疑問が呈されている。
 明治の粉ミルクは日本国内で、中国より安価で販売されているが、販売停止には追い込まれていない。
 明治が撤退すれば、中国の消費者はどうなってしまうのか。

 明治の役員は、粉ミルクの販売成長が世界で最も著しい中国本土からの撤退について、これまで態度を二転三転させていたが、最近になりようやく方針を固めた。

◆中国市場回帰は困難

 ある消息筋によると、明治の本社は昨年の時点で、中国本土は将来の「最も重要な」海外市場と判断していた。
 同氏は、
 「販売面を見る限り、最も苦しい時期はすでに乗り越えている」
と語った。
 データによると、昨年7月にミルクの原産地をオーストラリアに切り替えてから、明治の販売量は月を追うごとに右肩上がりとなり、増加率は約2割に達した。

 同氏は、
 「4種類の製品しか持たない明治は、その他の粉ミルクのように製品の改良を続けておらず、市場シェアも低く、競争において不利な立場に置かれている」
と指摘した。
 明治は2012年上半期に約15%の値上げに踏み切ったが、今年8月に粉ミルクの価格に関する独占禁止調査を受け、4-7%の値下げを約束した。
 ある粉ミルク取次販売業者は、
 「取次販売業者が利益の12-15%を占め、店舗が約15-18%を占める。
 これは中国粉ミルク業界においては、平均よりやや低めの比率だ。
 市場シェアがその他のブランドに占められるため、明治の将来的な市場回帰は極めて困難だ」
と語った。

(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)



レコードチャイナ 配信日時:2013年10月24日 17時57分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78281&type=

明治の粉ミルク、中国市場から撤退
=「子供にリスク負わせられない」「撤退は賢い選択」―中国版ツイッター


●24日、食品大手の明治は、中国での粉ミルク販売事業から撤退することを明らかにした。中国版ツイッターでは、「放射能が恐い」「中国撤退は賢い選択」など、さまざまな意見が見られた。写真は明治の粉ミルク。

 2013年10月24日、食品大手の明治は、中国での粉ミルク販売事業から撤退することを明らかにした。
 中国では日本製粉ミルクの人気が高かったが、福島第1原発事故や日中関係の悪化などの影響で売り上げが伸び悩んだ。
 同社の担当者は「状況が変われば再開することも考える」としている。

 このニュースは中国でも大きく取り上げられた。
 「中国版ツイッター」と呼ばれる簡易投稿サイトには、多くのコメントが寄せられている。
 以下、寄せられたコメントの一部。

●.「以前、私の息子も明治の粉ミルクを飲んでいた。いまは放射能が恐いから豪州のものを使っている」
●.「もともと香港では日本の粉ミルクが人気だったが、地震後、やはり放射能の影響が恐く、欧州のものに変える人が多かった」

●.「私はいつも明治のアイスクリームやチョコレートを食べているぞ!」
●.「実は日本製の粉ミルクはアジアの子どもに適している。知り合いの多くは日本から粉ミルクを持ち帰っている」

●.「放射能の値がころころ変わっている状況で、自分の子どもにそんなリスクを負わせてまで日本製にこだわる必要はない。
 その上、歴史の恨みもある。
 日本は毎日、わが国の漁民や“保釣団体”の邪魔をしている。日本の粉ミルクは使わない」

●.「中国人はみな、メラミン入りのミルクを飲んでいる。
 日本の粉ミルクはこんなに安心安全なのに、中国では競争力がない。
 中国撤退は賢い選択だ。
 私利私欲にまみれた形だけの愛国主義者は必死に日本製品ボイコットを訴えているが、彼らの小さい望みをかなえてやればいい。
 そして、引き続きメラミン入りのミルクを味わわせてやればいいさ」



レコードチャイナ 配信日時:2013年8月9日 17時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75345&type=

粉ミルク生産企業、独占禁止法違反で総額106億円の罰金刑
=制裁金としては史上最高額―中国


●7日、中国国家発展改革委員会は、粉ミルク生産企業が中国の独占禁止法に違反し、競争行為を制限したとして、約6億7000万元(約106億円)の罰金刑を下した。写真は香港のドラッグストアで販売されている粉ミルク。

 2013年8月8日、新華社によると、中国国家発展改革委員会(発改委)は7日、Biostimeなど6社の粉ミルク生産企業が中国の独占禁止法に違反し、競争行為を制限したとして、独占禁止法違反で課した制裁金としては史上最高額となる約6億7000万元(約106億円)の罰金刑を下した。
 法執行機関の調査に協力した3社は、自発的に改善を行ったことから、処罰を免除された。

 発改委の価格監督検査・独占禁止局の許昆林(シュー・クンリン)局長によると、Biostimeは「深刻な違法行為、改善に消極的」であったことから、前年度の売り上げの6%(約1億6300万元、約26億円)の罰金刑となった。
 調査に協力しなかったが自発的に改善を行ったミードジョンソンは、前年度の売り上げの4%(約2億400万元、約32億円)の罰金刑となった。

 「調査に協力し、自発的に改善」したDumexは1億7200万元(約27億円)、アボット(上海)は7700万元(約12億円)、Friso(上海)は4800万元(約7億7000万円)、フォンテラ商貿(上海)は400万元(約6300万円)の罰金を課された。
 この罰金額は、いずれも前年度の売上高の3%に相当する。

 「独占禁止法執行機関に対して、独占に関する取り決めの関連情報を自発的に報告し、重要な証拠を提供し、かつ自発的に改善を行った」ワイス、Beingmate、明治は、処罰を免除された。

 発改委によると、関連企業が提出した改善措置には、「違法行為の即時停止」、「実質的な行動による過去の違法行為の処理、消費者への実益の提供」が含まれた。

 許局長は、
 「今年3月より発改委は通報に基づき、9社の粉ミルク生産企業に対して、販売価格の独占禁止に関する調査を行った。
 多くの証拠によると、関連企業の価格独占の具体的な措置と手段は、主に契約による約定、直接的な罰金、間接的な罰金、利益還元の削減、供給の制限、供給の停止などであった」
と述べた。

◆企業側の反応

▽Biostime
 香港で上場中のBiostimeの株価は8月7日、1.43%安で取引を開始した。
 同社は同日、
 「当社の100%子会社の広州Biostimeは行政訴訟を放棄し、前年度の売り上げの6%に当たる約1億6300万元(約26億円」の罰金を即座に支払い、行政処罰決定書の処罰決定を履行した」
とする内容の公告を発表した。

▽ミードジョンソン
 同社の罰金額は約2億400万元(約32億円)となった。
 同社の広報部のメディア担当の楊韻(ヤン・ユィン)氏は、
 「当社は7月16日に、主要製品の出荷価格を7-15%引き下げている。
 当社は今回の処罰を受け入れ、反論をする予定はない。
 当社の商品は今後一定期間に渡り値上げを行わない」
と表明した。

▽フォンテラ商貿(上海)
 同社の罰金額は400万元(約6300万円)となった。
 同社の公式サイトは、
 「当社は価格独占に関する今回の処罰を受け入れる。発改委の調査は、企業の今後のマーケティングと運営にとって有利なものだ」
とした。

▽Friso(上海)
 同社の罰金額は4800万元(約7億7000万円)となった。
 メディア担当者は記者に対して、
 「当社は罰金の処罰を受け入れ、改善を行っていく」
と書面で回答した。

▽ワイス
 同社は処罰を免除された。
 同社の広報担当者の曹敬衡(ツァオ・ジンヘン)氏は、
 「当社は発改委の関連する決定を尊重し、7月8日に発表した値下げの約束を履行する。
 当社の主要商品は7月より、平均で11%値下げされている。
 当社は今後1年内に、新商品の値上げを行わない」
と表明した。
 曹氏によると、同社の粉ミルク製品「美素佳児」は7月に5%値下げされたという。

▽明治
 同社は処罰を免除された。
 総経理事務所の職員は、
 「当社は発改委の調査を支持し、社会的義務を履行する」
と語った。
 市場で流通している「珍愛」シリーズの粉ミルク(系4種)はすでに3-7%値下げされており、2年内にラベルや包装の変更により故意に値上げすることはないと約束している。

▽Beingmate
 同社は処罰を免除された。
 同社は公告の中で、すでに発改委から「行政処罰免除の決定書」を受け取っているとし、独占禁止法に違反する行為が確かに存在したと認めた。
 同社は即座に約束を履行し、独占行為を停止することになる。

(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)



レコードチャイナ 配信日時:2013年10月30日 6時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78455&type=0

日本企業はなぜ中国市場で苦戦するのか―華字紙


●28日、華字紙・日本新華僑報は、「日本企業はなぜ中国市場で苦戦するのか?」と題した記事を掲載した。写真は中国のデパートの化粧品売り場。

 2013年10月28日、華字紙・日本新華僑報は、
 「日本企業はなぜ中国市場で苦戦するのか?」
と題した記事を掲載した。
 以下はその内容。

 最近、中国市場で成功しているのは欧米企業ばかりで、日本企業は羨望のまなざしでこれを見ているだけだ。
 日本の食品大手・明治はこのほど、業績不振を理由に中国市場からの粉ミルク販売事業の撤退を表明。
 中国市場での不振に悩む日本企業は少なくない

 中国は世界最大の新興市場であると同時に、世界で最も熾烈(しれつ)な競争市場だ。
 ゆえに、外国企業にとってはほんのわずかな過ちを犯しただけでも致命的なことになる。
 明治の粉ミルクは中国政府の輸入禁止措置が影響した。
 自動車市場では、欧米車が日本車を圧倒。
 豊かになった中国人は、燃費よりも見栄えの良いBMWやアウディといった高級外車を好み、エコカーを全面に打ち出した日本車には見向きもしない。

 中国各地に支店を設けて、販売網や流通網などのネットワーク構築に失敗する日本企業も多い。
 その主な原因として、日本企業は柔軟性が乏しく、各省ごとに異なる習慣や常識、文化などに順応できないことが挙げられる。
 一方で、中国各省にくまなくネットワークを築いている欧米企業は少なくない。

 さらに、中国人消費者の反日感情が「日本製品離れ」を引き起こしている。
 今年9月に日本貿易振興機構(JETRO)が行った調査では、
 7割以上の中国人消費者が日本製品を買い控えていることが分かった。
 昨年12月に上海で第1号店をオープンした高島屋は、年間売上予想額を当初の130億円から60億円に下方修正。
 資生堂は昨年、中国進出以来初の赤字決済となり、日用品の撤退を決めた。

 こうした状況下、日本企業の「脱中国」は加速化している。
 今年上半期の中国への投資額は前年同期比で3割減となった。
 しかし、東南アジア諸国の劣悪なインフラと技術者不足、購買力のない市場は、日本企業をすぐに幻滅させるはずだ。
 いずれにせよ、
 大きな市場から小さな市場へ撤退することは、日本企業の競争力低下を意味する。
 本当に優秀な企業であれば、どんな市場でも生き残れる。
 日本企業が中国でうまくいかない原因は中国市場が問題なのか、それとも日本企業か?
 答えは中国で活躍する欧米企業をみれば分かるというものだ。




【中国ってなんでそうなるの!】


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