2013年12月20日金曜日

「中国人の71%は、所有している物によって、成功の度合いを他人と比べている」



レコードチャイナ 配信日時:2013年12月18日 12時28分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80665&type=0

中国人の7割以上「物が成功の証し」、
発展途上国と先進国の価値観の差が顕著に―香港メディア


●17日、参考消息網によれば、世界20カ国を対象にした調査で、中国人の71%は所有物で成功の度合いを比べているという。写真はブランド店。

 2013年12月17日、参考消息網によれば、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストのウェブサイトは米誌・アトランティックに掲載されたグローバル市場調査会社IPSOSの20カ国を対象にした調査結果を引用して、
 「中国人の71%は、所有している物によって、成功の度合いを他人と比べている
と報じた。

 調査によれば、中国とインド、ブラジルの3カ国は現在最も注目される発展途上国だが、3カ国とも
 金銭面で成功を比較する傾向が顕著
だということが明らかになった。
 一方、先進国ではドイツと日本、米国、英国の4カ国
 金銭や所有物によって成功を決定づけるという考え方が弱い
という結果になり、
 発展途上国と先進国の間で価値観に隔たりが生じている。

 米コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーが5年前に行った調査では、中国の消費者は世界最大の高級ブランド品購買層であり、世界全体の3分の1の消費を占めていることが明らかになったが、中国政府が官僚の汚職取り締まりや、公費の支出抑制を行っている現在も、中国人の高級品に対する欲求は依然として高い。

 中国人は海外でブランド品を購入するのを好む傾向が強く、所持している高級品の3分の2は海外で購入されている。
 現在、中国人の高級品志向は、葬儀などの業界にまで及んでいるという。



レコードチャイナ 配信日時:2013年12月24日 1時17分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80820&type=0

中国の若者にとって現代文化とは「お金」!?―中国紙


●20日、「当社の80年代、90年代生まれの若いスタッフに『中国の現代文化とは何か』と聞いたら、『お金』という答えが帰ってきた」――。写真は「露骨すぎる金満」と批判された金ピカの塔。

 2013年12月20日、
 「当社の80年代、90年代生まれの若いスタッフに『中国の現代文化とは何か』と聞いたら、『お金』という答えが帰ってきた」――。
 海南省三亜市で17日開催された「財経国際フォーラム」の
 「現代中国文化とは?」
と題するプログラムを司会した中国互動媒体集団の洪晃(ホン・ホアン)CEOが述べた言葉だ。
 海南日報が伝えた。

 同プログラムで「現代中国文化とは?」との質問に答えた復旦大学歴史学部の銭文忠(チエン・ウェンジョン)教授も、
 「多くの若者が現代文化とは『お金』だと考えている。
 私はそれを理解できる
と発言し、出席者を驚かせた。

 銭教授は、
 「経済を『目的』とすることも、文化を『手段』とすることもできない。
 反対に、『文化』こそが『目的』なのだ。
 中国の最近30年の文化思潮が懐疑的に見られたことはないが、『文化搭台、経済唱戯(文化を繁栄させることを手段にし、経済を発展させる目標に到達する)』というスローガンに内在する論理に間違いがある。
 その誤りが多くのおかしな文化現象を引き起こしている。
 例えば、山東省陽谷県、臨清県、安徽省の黄山などが、いずれも中国の古典小説『水滸伝』『金瓶梅』に登場する潘金蓮、西門慶の故郷は自分たちの街だと争っている。
 しかし、2人が歴史上に実際に存在した人物なのか分からないのにどうして『故郷』について論じることができるというのか。
 多くの地域が、資源がないため、『文化搭台、経済唱戯』を打ち出し、お金を稼ぐためにあらゆる手段を利用しようとしている」
との見方を示した。

 そして、
 「それらの地方は、
 『あなた方知識人は時代遅れだ。
 潘金蓮を個人の自由や幸福を追い求めるために全てを犠牲にした女性と理解することはできないか?』
と言う。
 私は
 『それもいいだろう。しかし、夫を殺してはいけない(潘金蓮は夫を殺して情夫との淫蕩にふける典型的な悪女・淫婦)』
と答えた」
と述べて参加者の笑いを誘い、
 「間違いを犯すのが怖いのではなく、間違いさえ認めないことが怖い
と指摘した。

 最近、四文字熟語を解説する「成語英雄」という番組に出演し、中国全土で名を馳せるようになった銭教授は、インターネット上に出現する「新四文字熟語」にも言及し、
 「私の中国語が変化したことはない。
 しかし、90年代生まれの若者が30分話すと、我々は全く理解できないであろう。
 『不明覚●(=がんだれに萬)』と書いて、『よく分からないけど、すごいと思う』という意味になり、『人艱不拆』と書いて、『人生はすでにこんなにたいへんだ。知らずにいるほうがいいこともある』という意味になる。
 これら『新四文字熟語』を見て、意味が分かるだろうか?」
と述べた。
 そして、
 「文化がすでにジョークになり、形を消している
 これはあってはならないことだと思うが、どうすればいいかは分からない
と話した。

 また、
 「文化には普遍的価値があるべきだが、内面的なものにする過程で、それを過度に特殊なものにしてはならない。
 チベット仏教のマントラ『オム・マニ・ペメ・フン』は、銀行業界で、『all money go my home』と読まれている」
とユーモアを混ぜて語り、会場全体が笑い声に包まれた。

(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/TF)



【中国ってなんでそうなるの!】


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