2014年5月27日火曜日

中国の最低賃金基準(月給)、最高は上海の3万円、最低は貴州の1万6800円

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レコードチャイナ 配信日時:2014年5月26日 19時34分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=88654&type=0

中国の最低賃金基準(月給)、
最高は上海の3万円、最低は貴州―中国紙



●25日、スイスでこのほど、月給4000フラン(約46万円)の最低賃金を導入するかどうかを決める国民投票が行われた。中国各地の最低賃金水準はどうなっているのだろう?資料写真。

 2014年5月25日、スイスでこのほど、月給4000フラン(約46万円)の最低賃金を導入するかどうかを決める国民投票が行われた。
 この金額は米国の最低賃金の2倍以上に達する。
 ところで中国各地の最低賃金水準はどうなっているのだろう?揚子晩報が伝えた。

▼最低賃金の確定方法

 最低賃金を確定するにあたっては、一般的に都市住民の生活費用、従業員の社会保険料、住宅積立金、平均賃金、失業率、経済発展水準などの要素が考慮される。
 中国の規定によると、最低賃金基準は、最低月給基準と最低時給基準に分けられ、
 最低月給基準は全日制の労働者に、最低時給基準は非全日制の労働者に適用される。
 各地区の最低賃金基準は最低2年に一度は見直しされる。

▼中国最高は上海、最低は貴州

 関連資料によると、2014年現在、全国で
★最低月給基準が最も高い都市は上海で、1820元(約2万9700円)
となった。
★逆に最も低い都市は貴州で1030元(約1万6800円)
だった。
 注目すべきは、
★2014年2月1日より深センの最低賃金基準が1808元(約2万9500円)に引き上げられ、上海に続く全国2位となった
ことだ。
★西部の各省(区、市)を見ると、新疆の最低賃金が最も高く、1520元(約2万4800円)
だった。
 これは東部の浙江省や江蘇省などをも上回る。

(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/武藤)






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2014年5月14日水曜日

「あなたが知らない日本の真実」(5):混浴では美男子が入ると女性陣から拍手喝さいが起きます

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レコードチャイナ 配信日時:2014年5月14日 2時5分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=88007&type=0

中国人観光客が「日本では温泉に入らない!」と決心
ネットで流れるまことしやかなうわさ―中国ネット


●13日、日本を訪れた中国人女性が、温泉の作法に困惑した様子をブログにつづり、注目を集めている。写真は日本の温泉。

 2014年5月13日、中国観光研究院がゴールデンウィーク前に行った世論調査によると、中国の連休中に旅行を望む中国人は昨年同期を3ポイント近く上回る68.12%と高い割合に達した。
 希望する海外旅行先では、台湾、韓国などとともに日本が上位に名を連ねるなど、政治的な緊張をよそに日本旅行は人気が高いようである。

 そんななか、中国人女性が先日、日本の温泉を訪れたときの様子をブログにつづり、注目を集めている。
 以下はその概要。

 日本を訪れる前、私が想像した日本の温泉は、中国と同じく露天で男女混浴。
 唯一違うのは中国では水着を着るが、日本でははだかで入ることだと思っていた。
 ネット上では「日本では父親と娘はいっしょに入る」などという情報もあった。
 心配した私は
 「温泉には入らない!」
と心に決めたが、念のため水着を用意していった。

 日本に着いて、実は混浴ではなかったことがわかったものの、
 はだかで入るのは本当だった。
 水着もダメ、靴もダメだ。
 その上、温泉に入る前はシャワーで身体をきれいに洗わなければならない。
 持って行けるのはせいぜいタオルくらいだが、そのタオルも温泉につかるときは頭の上に乗せなければならない。

 温泉は室内と露天とがあり、大きいものもあれば小さいものもあった。
 お湯の温度もそれぞれ違った。
 どこでも自由につかることができるが、移動するたびに身体に付いたぜい肉がゆらゆら揺れるのが恥ずかしかった。

 風呂上がりに
 「日本には混浴の文化があるんじゃないの?」
とガイドに尋ねると、
 「あることはあるのですが、もうずいぶん少なくなりました。
 地方には残っていますが、入るのはほとんどお年寄りですね」
と答えた。
 ガイドの男性は、学生時代に地方の混浴の温泉に入ったとき、おばあさん方に取り囲まれてあれこれ質問されたそうだ。

 そんな経験からか、ガイドは
 「美女が入ると男性陣は静まりますが、
 美男子が入ると女性陣から拍手喝さいが起きます
という真偽不明の話をして、私たちを笑わせてくれた。



レコードチャイナ 配信日時:2014年5月21日 1時9分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=88371&type=0

日本で増加する「熟年離婚」が生むもうひとつの悲劇、その責任は…―中国メディア


●19日、これまでほとんどの時間やエネルギーを仕事に費やしてきた佐藤さんは、このほどようやく定年を迎えることになった。晩年は穏やかに家族との団らんを楽しもうと思っていた矢先に、結婚して30年になる妻から突然離婚の話を持ち出された。資料写真。

 2014年5月19日、これまでほとんどの時間やエネルギーを仕事に費やしてきた佐藤さんは、このほどようやく定年を迎えることになった。
 晩年は穏やかに家族との団らんを楽しもうと思っていた矢先に、結婚して30年になる妻から突然離婚の話を持ち出された。
 人民日報が伝えた。

 近年、日本社会で長年連れ添った夫婦の離婚が日増しに増えている。
 このような現象は「熟年離婚」と呼ばれる。
 日本の厚生労働省が発表したデータによると、1980年から現在までに、日本社会の熟年離婚の件数は2倍近くにまで増加しており、大多数の離婚訴訟は定年間際の夫に対し妻側が切り出している。

 日本の女性は優しく、気がきき、良き妻であると言われている。
 多くの日本男性も水蓮のごとく貞淑な妻がなぜ晩年になって反旗を翻すのか理解に苦しんでいる。
 ある日本人男性の友人は、
 「熟年離婚の男女が増加している原因は、夫婦関係が不和になったり、気持ちが冷めてしまったりすることによる。
 通常仕事に全精力を傾ける日本の男性は定年後、家で何をしたらいいのかわからなくなる。
 興味や趣味もなく、親しい友人もおらず、毎日所在なさげにしているのに、家事も手伝わず、家の粗大ゴミと化している」
と語る。

 日本の専門家は次のような見方を示している。
 「日本経済の高度成長は、1世代の家庭生活を犠牲にした上に成り立ったものだ。
 『熟年離婚』の原因を夫婦関係の不和に過ぎないと考えるのは問題を単純化しすぎている。
 現在、熟年期に入った世代が結婚した頃、ちょうど日本経済は高度成長期に入り、政府は様々な方策で、男性に非常に大きな負荷の仕事を与える一方、女性には専業主婦になるよう推し進めてきた。
 この時代の家庭内の分業モデルが熟年夫婦の関係性に導火線を埋めこんでしまった」。

 日本の法律に拠ると、2007年4月以降に離婚した夫婦は、夫婦間の合意があれば、離婚した際に妻は夫の厚生年金の「最大2分の1まで」の範囲内を受け取ることができ、2008年4月以降に離婚した夫婦は、夫婦間の合意がなくても、結婚期間に応じて、「最大2分の1まで」の年金の分割を受けられる。
 このため、日本の年金制度は客観的に熟年離婚後の妻の生活を保障していると考える日本メディアも存在する。

 「熟年離婚」の流行は日本社会に多くの不安や困惑をもたらした。
 高齢者の女性は離婚した後、年金の支えがあったとしても、生活費が事足りるわけではない。
 何もしなくても、着る服から食事の用意まで身の回りの世話を長年妻にしてもらっていた夫側も離婚後に妻のケアがなくなると、健康状態が悪化して、孤独の中で死を迎える人もいる。
 日本の警察庁が2012年に発表したデータによると、日本の65歳以上の犯罪者は2万7000人を超え、うち大多数が熟年離婚した単身の男性だという。

 熟年離婚に歯止めをかけるべく、日本社会は現在「熟年離婚防衛戦」を繰り広げている。
 日本のある機関は、中・高齢者夫婦に自主的にテストしてもらうための「離婚危険度測定表」を発表した。
 離婚の兆候に気付いた際には、当事者たちがそれ相応の対策を採るよう勧めるものだ。
 痛い思いから教訓を得た日本の一部男性は、「日本愛妻家協会」を立ち上げ、結婚生活をうまく送れない男性たちに、破綻しそうな家庭を救うために指導している。

 家庭の「天候」は社会の投影でもある。
 ある専門家は、
 「日本政府やメディアは自分たちの役割を反省すべきであり、力を合わせて家庭の天候を曇りから晴れに変えるよう手助けするべきだ」
と提案している。
 政府にとって、経済発展はもちろん重要だが、各家庭が受け入れられる能力も考慮しなければならない。
 また、多くの家庭の幸せを犠牲にしてはならない。
 メディアも客観的でバランスの取れた報道を行い、包容力や理解に溢れた家庭内の良好な雰囲気を育てるべきだ。
 家庭が晴れてこそ、社会の大きな環境もより健全なものとなるはずだ。

(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)



レコードチャイナ 配信日時:2014年5月21日 19時53分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=88405&type=0

日本人の68%「日本人は他の国民より優秀」、
「日本は一流国家」も半数超え―NHK放送文化研究所


●20日、NHK放送文化研究所が昨年10月に行った意識調査で、「日本人は他の国民に比べて極めて優れた資質を持っている」とした人が68%、「日本は一流国だ」とした人も54%に達したことが分かった。資料写真。

 2014年5月20日、環球時報(電子版)によると、NHK放送文化研究所が昨年10月に行った意識調査で、
★.「日本人は他の国民に比べて極めて優れた資質を持っている」とした人が68%(前回比11ポイント増)、
★.「日本は一流国だ」とした人も54%(同15ポイント増)
に達したことが分かった。

 調査は全国の16歳以上の男女5400人を対象に実施し、3070人から有効回答があった。

★.天皇陛下への感情は「好感」「尊敬」「反感」「無感情」などからの選択回答で、「好感」が35%と最も多かった。
 「尊敬」は前回調査比5ポイント増の34%で過去最高。
 「無感情」は同11ポイント減の28%で、過去最低となった。
 「尊敬」が「無感情」を初めて上回った。
 研究所は
 「即位されて25年を過ぎ、東日本大震災後の被災者に向けた熱心なご活動などが影響したのではないか」
と分析している。






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2014年5月11日日曜日

チャイニーズドリームvsアメリカンドリーム―調査に基づく比較

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ウォールストリートジャーナル     2014年 5月 09日 18:49 JST
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304155604579551301326255682.html?mod=WSJJP_hpp_RIGHTTopStoriesThird

チャイニーズドリームvsアメリカンドリーム―調査に基づく比較
By     LAURIE BURKITT


●多くの中国人が将来に希望を持っている

 「チャイニーズドリーム」は、世界の経済・軍事大国としての中国の復活への道を描く際に指導部が数年前ごろから使うようになったあいまいな言葉だ。

 この表現が根づくかどうかと、多くの者が疑問に思った。
 だが新しい調査によると、一般市民の心に深く浸透したようだ。

 調査会社ミルワード・ブラウンと広告大手WPPが中国人、米国人、英国人、それぞれ500人を対象に実施した調査によると、チャイニーズドリームがその他の国のドリームをしのいだようだ。

 調査対象になった中国人のうち70%は、チャイニーズドリームの実現が自身にとって大切だと回答した。
 一方、自国のドリームの達成が重要だと回答した米国人は65%、英国人は39%だった。

 この調査によると、多くの中国人はこのコンセプトを支持している。
 心から信じているからか、あるいは「政府に従うことが、必要なことを実現する最も確実な方法だから」という実際的な理由からだ。

 だが中国人はチャイニーズドリームを、1930年代に普及し、文学や大衆文化で成功と繁栄を示すものとして広く使われる「アメリカンドリーム」の単なる模倣だとは考えていない。
 大半の中国人は、チャイニーズドリームを一層豊かで公平な社会への道、また将来に対する楽観ととらえている。

 この調査によると、中国人の61%はチャイニーズドリームが国の将来に対する自信を強めると回答。
 また66%は、チャイニーズドリームが自分自身の将来についての自信を強めると答えた。

 一方、米国人の方が中国の台頭を強く確信しているようだ。
 米国人回答者のうち55%は、中国が10年後には米国に対抗する勢力になると予想した。
 中国人の場合は、この割合が45%にとどまった。

 中国と米国の国民はそれぞれのドリームをどのようにとらえているのだろうか。
 また、ドリームの実現にどのような戦略が必要だと感じているのだろうか。以下のチャートにその一端がうかがえる。


●[image] チャイニーズドリームの実現は自分にとって大切だ:70% 


●[image] アメリカンドリームの実現は自分にとって大切だ:65% 


■ドリーム実現に重要なこと、とは

 (下左)チャイニーズドリームの実現に重要なこと:
  1 個人の努力 (79%)
  2 人間関係   (60%)
  3 運        (49%)

 (下右)アメリカンドリームの実現に重要なこと:
  1 個人の努力 (71%)
  2 勇気      (44%)
  3 運        (41%)








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2014年5月5日月曜日

北京大学、16億円拠出し日本から漢籍2万余点を買い戻し

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レコードチャイナ 配信日時:2014年5月5日 8時8分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=87578&type=0

北京大学、16億円拠出し日本から漢籍2万余点を買い戻し=最大の叢書も―中国メディア

 2014年5月4日、新京報によると、中国の北京大学図書館で3日、「大倉文庫」善本展が行われ、日本から買い戻した漢籍2万点余りが一般公開された。
 展示は4日午後4時までで、閲覧希望者は以後、事前予約が必要になる。

 北京大学は1億元(約16億3000万円)以上を拠出し、日本から「大倉蔵書」931種、2万8143冊を買い戻した。
 内訳は、中国の古書716部、2万6260冊、日本の古書187部、2546冊、朝鮮の古書1部、2冊。

 蔵書には、清朝の乾隆帝の勅命により編纂された中国最大の漢籍叢書『四庫全書』の「進呈本」も含まれている。
 全国から集められた「進呈本」や「採進本」は翰林院に所蔵されていたが、その後の戦乱で紛失するなどしたため、現存するのは世界中に300種余り。
 大倉文庫には、「翰林院印」の古書25種が含まれ、その一部は失われた後に再現された孤本だという。






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2014年5月4日日曜日

「あなたが知らない日本の真実」(5):日本の「おもてなし文化」―至れり尽くせりのサービス

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ウォールストリートジャーナル     2014年 5月 03日 15:19 JST
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303493804579538982070488444.html?mod=WSJJP_hpp_RIGHTTopStoriesFirst

外国人感銘させる日本の「おもてなし文化」―至れり尽くせりのサービス

 前回、東京を訪れたとき、筆者は1831年創業のデパート、髙島屋の日本橋店に行ってみた。'
  ある友人からエレベーターに乗ってみろと勧められていたからだ。
 1933年に設置されたエレベーターの構造に特別なところはなく、その時代に建てられた他の大型デパートのものとあまり変わらなかった。
 ところがそのエレベーターには非常に気が利く礼儀正しいスタッフがいて、階から階への移動というありきたりで面倒なことを華麗なショーに変えてしまってした。

 それは横一列に並んだエレベーターに近づくときから始まる。
 1960年代のスチュワーデス風の制服(ジャケット、スカート、手袋、パンプス、粋な帽子)を着た従業員が丁寧なお辞儀とあいさつで顧客を迎えてくれる。
 それは呼び出しボタンを押し、到着したエレベーターに90度に曲げた腕で顧客を誘導するあいだも途切れることなく続く。
 エレベーターの扉が開くと、別の航空会社(ジャケットの色が違う)のスチュワーデスの制服を着たエレベーターガールがまたお辞儀とあいさつで歓迎してくれる。
 礼儀正しさが優美な動きに変わるのはこのときである。
 顧客がエレベーターに乗り込むと、エレベーターガールは閉まる扉から顧客を守るためにからだの向きを変えて腕を伸ばす。
 そして顧客に振り返ると深々とお辞儀をし、その姿勢を見事に維持する。顧客はこのタイミングで、「3階をお願いします」と言う。

 確かにやり過ぎかもしれない。
 お辞儀や手振りは必要ないかもしれない
――東京に来ている顧客はエレベーターの乗り方ぐらい心得ている――
が、店内に入った瞬間から、従業員が完全にあなたに気を配っているというメッセージは伝わってくる。 


●高島屋日本橋店のエレベーターで

 初めて日本へ行く前、筆者は旅好きな友人たちから、
 最も基本的なやり取りにさえ儀式ばった雰囲気が漂う非常に洗練された顧客サービスを知ることになる
と言われた。
 でもそれは、ドイツのニュルブルクリンクをテスト走行したり、ビッグサーで夕日を見るとどんな感じかと誰かに言われるようなもので、自分で経験するまでは単なる言葉でしかなかった。

 成田空港に着いてパスポートにスタンプを押された瞬間から日本人の礼儀正しい振る舞いには感心していたが、ミシュランで三ツ星を獲得している東京の小さなレストラン「石かわ」で懐石料理を味わうまで、筆者は日本のサービス文化の奥深さを完全には理解していなかった。
 筆者は石川秀樹料理長の真向いのカウンター席に座った。
 料理長は自分が作っているものを説明してくれることもあったが、他の料理については流ちょうな英語を話すウェイトレスに任せた。
 筆者が短い質問をすると、彼女はそれに答える前に跪いた。
 実際のところ、彼女は話す前には必ず跪くのだ。
 細身の着物を着ている彼女は、よろめかず膝を着けるように、優雅に身をひねりながら屈んだ。

 私は申し訳なく感じると同時にうれしくなった。
 この不適切だが美しい作法は食事が終わるまで続いた。
 食事が終わると、彼女と石川料理長、他の従業員たちは筆者を店の外まで案内してくれた。
 彼らは横一列に並ぶとお辞儀をした。
 次の角まで歩いて肩越しに後ろを見ると、彼らはまだ並んでおり、振り向いた筆者を見て再度お辞儀をした。

 カリフォルニア州ロスガトスにあるアメリカンフレンチフュージョンのレストラン、マンレッサのオーナーシェフであるデビッド・キンチ氏は
 「日本の三ツ星レストランのさまざまな賞を獲得している有名料理長は、単に料理を出すのではなく、あなたのために料理を作るのだ」
と話す。
 かつて日本で働いたことがあり、少なくとも年に1度は日本を訪れているキンチ氏は、筆者の石かわでの体験談を聞き、それが日本流なのだと教えてくれた。
 「料理長はあなたに敬意を表し、調子はどうか、楽しんでいるか、好みに合うかと聞いてくる。そのホスピタリティの精神は研修プログラムの一部ではなく、心から出ているものだということが伝わってくる」
とキンチ氏は言う。

 同じくらい重要なのは、そうした気遣いに対してお金を支払わなくていいということだ。
 日本にはチップを渡す習慣がない。
 必要ないというより、誰もチップを渡していない。
 クレジットカード伝票にもチップを記入する欄はない。
 ドアを開けてくれたり、コートを預かってくれたりした人に現金を握らせようとすると、その人は局所麻酔を多めに使ってくれたことに感謝した患者から20ドル札を渡された歯科医のように困惑した表情を浮かべることだろう。

 親切過ぎる日本のサービス文化は米国のチップを渡す文化と真正面から対立している。
 チップは本来、より良いサービスを期待するためのものだが、その逆効果になることもある。
 チップの額が少ないと、ひどい目に遭うかもしれないのだ。
 『Coffee Life in Japan』の著者でボストン大学の文化人類学教授であるメリー・ホワイト氏は
 「サービスが日常業務に完全に組み込まれているので、
 日本にはサービスというカテゴリーがないということを覚えておかなければならない」
と話す。
 「サービスで追加料金は発生しない。
 その価値は重んじられるが、貨幣価値に置き換えられることはない」。

 筆者は日本のシステムに解放感を覚えた。
 価格は価格であり、良いサービスを受けたとしても、それは追加料金の支払いを期待されてのことではない。
 「サービスを区別しているのはわれわれ米国人なのだ
とホワイト氏は指摘する。
 筆者が日本で経験したサービスは、米国や欧州のサービスの単なる改善版ではない。
 われわれが「仕事」と考えることに対する根本的に異なる理解の現れなのだ。

 皇居の敷地を見晴らせる場所に建つパレスホテル東京の取締役兼総支配人の渡辺勝氏によると、心からの献身が必要だという。
 「日本のホスピタリティ、私たちがおもてなしと呼ぶものは、国外でも優れたサービスの基準として評判になったが、定義するのはとても難しい。
 それは明白でありながら、漠然としており、説明を聞くよりも感じるべきものだ」
と渡辺氏は言う。
 「私にとってホスピタリティとは、行為や仕事の大小にかかわらず、最大限の誠実さ、礼儀正しさ、敬意を尽くすこと。
 より一般的な義務感と報酬への期待から提供される表面的なサービスとは全くの別物だ」。


●パーク・ハイアット東京のバー

 ある晩、筆者は滞在していたパーク・ハイアット東京の最上階にあるニューヨーク・バーに寝る前の一杯を飲みに行った。
 ラストオーダーの時間がとっくに過ぎた閉店間際だったにもかかわらず、そこのスタッフは筆者を受け入れてくれた。
 その日が筆者の誕生日だったからである。
 彼らはどうしてそれを知っていたのか。
 その日、筆者の部屋には母親が手配したケーキが届いていた。
 この情報がホテルのスタッフ全員に共有されていたようだ。
 たっぷりと注がれたシングルモルトウィスキー「山崎」を手に、東京のスカイラインに点滅する赤いライトを眺めながら、これがロンドンやパリの同クラスのホテルだったらどうなっていただろうかと考えてみた。
 筆者は丁重な言葉できっぱりと入店を断られていたに違いない。
 ロビーか自分の部屋で飲むグラスシャンパンぐらいはもらえたかもしれない。
 だが、14ドルにしかならない最後の一杯のためにホテルの看板バーの閉店時間を遅らせてくれることはあり得ない。

 ホワイト氏によると、筆者がパーク・ハイアット東京で経験したことは「思いやり」の一例だという。
 「それは他人に対する積極的な気配りを意味する」
と彼女は教えてくれた。
 「他の人々のニーズや要望を予期することだが、大まかなものではなく細かに調整されている」。
 思いやりは子供たちに教えられ、学校でも褒め称えられるとホワイト氏は説明する。
 あのバーのスタッフが筆者のために閉店を遅らせてくれたのは、筆者が映画『ロスト・イン・トランスレーション』のワンシーンを演じたがっているということに気付いたからなのだろう。

 こうした思いやりは国民性だけで説明できるものではない。
 プリンストン大学で東アジアについて研究しているエイミー・ボロボイ氏は
 「サービスがすごく良いのには、本当の制度的な理由がある
と指摘する。
 「社会学者たちはそれを
 ステイクホルダー資本主義と株主資本主義の対決
と呼ぶ
という。
 「米国にあるのは株主資本主義で、株主は短期的な利益を企業に求める。
 一方、日本やドイツにはあるのは、
 ステイクホルダー資本主義で、企業はより高度な訓練を受け、忠誠心が高く、知識が豊富な社員に投資することができる」。

 忠誠心と知識が旺盛な従業員は最も質素な場所でさえ見つけることができる。
 東京を拠点に活躍する書籍編集者、菅付雅信氏は
 「マクドナルドのサービスが世界で最もいいのは日本だ」
と話す。
 「スターバックスも同様だ。
 仕事中にため息を吐くスタッフはいないし、従業員同士の長々としたおしゃべりもない」。

 筆者は1日85セントで自転車を貸し出している地方自治体でもおもてなしを発見した。
 階段を下りて歩道の下に位置する窓のない倉庫のような場所に行くと、年配の男性があいさつした。
 その男性は筆者を歓迎し、契約書に入念に目を通し、歩道に出て自転車を引き渡す前に、自らタイヤ、ギア、ブレーキ、ハンドル、サドルのチェックをした。
 その係員は媚びへつらうわけでも、外国人に貸し出すことを特に心配するわけでもなかった。
 心から誠意を込めたお辞儀をし、筆者を温かい言葉で送り出す彼は本物のプロフェッショナルだった。

  By     OLIVER STRAND



レコードチャイナ 配信日時:2014年5月5日 4時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=87574&type=0

日本と中国はレベルが違う!
それぞれの農村を見れば国力の差は明らかだ―中国ネット


●3日、中国最大のポータルサイト・百度の掲示板に、「日中の差は歴然、22枚の農村写真に仰天」と題したスレッドが立った。写真は群馬。

 2014年5月3日、中国最大のポータルサイト・百度の掲示板に、
 「日中の差は歴然、22枚の農村写真に仰天」
と題したスレッドが立った。

 「日本と中国の国力はどちらが優勢なのか。
 日中の農村を比較すれば、その違いは明らかだ。
 客観的に見れば、中国の総合的な国力はすでに日本に追いつき、追い越しているといえる。
 だが、日中の差を直視しなければ、われわれはいつか深刻な事態に陥るだろう
とスレッド主は主張する。

「無駄話はもういい。とにかく事実を見て判断してくれ」
と添えられた22枚の「証拠写真」は、日本と中国の農村風景を写したもの。
 機械化が進む日本の農作業と、水牛が田を耕す中国。
 緑豊かな日本の田園風景と、砂漠化が深刻な黄土高原。
 きれいに舗装されゴミひとつ落ちていない日本の農道と、ぬかるんだ泥だらけの中国。
 こざっぱりした作業着で畑に出ている日本の農民と、ボロボロの服をまとった中国の農村の子供たち。
 立派な瓦屋根の日本の農家と、土と石を積んだだけの中国の農家など、その差はあまりにも大きい。

 このスレッドに対する中国のネットユーザーの反応は、
 「日本は軍事衛星も戦略的核兵器、原子力潜水艦なども持っていない。
 だから平和憲法を改正しようと企んでいる。
 中国はこれを警戒すべきだ」
 「中国は軍事力強化を加速すべきである」
といった論調がほとんどだ。



レコードチャイナ 配信日時:2014年5月20日 6時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=88323&type=0

中国人観光客がまとめた日本旅行
=「奇妙なのは…」「想像するほど恐ろしくないのは…」―中国ネット


●19日、日本を旅行した北京在住の中国人男性が、日本旅行の10の特徴についてまとめた文章を自身のブログにつづっている。写真は日本の寺。

 2014年5月19日、日本を旅行した北京在住の中国人男性が、日本旅行の10の特徴についてまとめた文章を自身のブログにつづっている。
 以下はその概要。

1].日本人のルール
 街中や横断歩道では、ほとんどの人が左側通行を守っていて、非常によく秩序を守っている。
 電車やバスに乗るときには1列に並び、歩行者も自動車も信号無視はほとんどしない。
 歩道を走る自転車も、歩行者を優先している。
 人にぶつかると、自分から先に謝る。

2].日本の伝統文化の継承
 すべての寺や文化、工芸品などが継承されている。
 現在では、多くの若者が後を継ぎたがらないというが、それでも、寺では若い坊さんが、伝統工芸品を扱う店では若い職人が汗をかく姿が見られる。

3].日本の文化の多様性
 日本の街には伝統的なものからモダンなものまで、流行しているものから個性のあるものまで、さまざまな文化が混在している。
 社会の包容力が大きいと言える。

4].日本人の親切さ
 街で道を尋ねるときは、みんなとても親切である。
 言葉は通じないものの、身振り手振りで意思を伝えると、携帯電話で目的地の位置を教えてくれたり、その場所まで連れて行ってくれたりする。
 次に道を尋ねるのが申し訳なくなる。

5].日本人の職業意識の高さ
 たとえ小さなクッキーを1箱買っただけでも、丁寧に包んでくれる。

6].日本人の清潔さ
 道も店のなかもトイレも、常に清潔に保たれている。

7].科学技術の発達
 新幹線、自動ドア、地下鉄、各種の家電など。
 その素晴らしさは、もはや語り尽くされている。

8].日本の女性のスカート
 日本の女性は、冬でも丈の短いスカートをはいている。
 本当に寒くないのだろうか?
 奇妙なのは、上は厚いダウンを着て、首にはマフラーまでしているという点だ。

9].日本人の英語レベル
 ホテルのフロントとキャビンアテンダントを除けば、出会ったほとんどの日本人が英語をまったく話せなかった。
 しかし、漢字を書くことで意思の疎通は可能だった。
 難しい形容詞などは書いてはいけない。
 名詞か動詞を1文字ずつ書くといい。

10].日本の物価
 実は、日本の日用品と食事における物価は中国と大きな差はない。
 そればかりか、一部の商品は中国よりも安い。
 最も高いのは交通費と宿泊代。
 そのため、日程が決まれば、日本での消費はあなたが想像するほど恐ろしくはない。






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2014年5月1日木曜日

現在の中国人は「日本語」が無ければ会話すらできない:

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レコードチャイナ 配信日時:2014年5月1日 12時26分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=87456&type=0

現在の中国人は「日本語」が無ければ会話すらできない―中国人記者


●30日、香港誌・鳳凰週刊の著名記者・段宇宏(ドゥアン・ユーホン)氏は「日本語無くして中国人は話ができるか?」と題した文章を中国メディア・百度百家に掲載した。資料写真。

 2014年4月30日、香港誌・鳳凰週刊の著名記者・段宇宏(ドゥアン・ユーホン)氏は
 「日本語無くして中国人は話ができるか?」
と題した文章を中国メディア・百度百家に掲載した。
 以下はその概要。

 “混じり気のない純潔”な言語は、すでに消滅しているか、または消滅の危機にひんしている。
 純潔ではなく、対外的に開放され、包容力を持った言語こそが強大な生命力を有しているのである。
 現在、世界の主流の言語である英語やフランス語、スペイン語、ドイツ語、日本語、ロシア語などはいずれもこれらの特徴を備えている。
 外来語がこれらの言語に常に新しい血を注入し、その表現力をさらに豊富にさせているのである。

 では、我々の中国語は純潔なのだろうか?
 当然のことながら純潔ではなく、もしそうであったならば中国語はとっくに衰退していただろう。
 中国語は2000~3000年の発展の歴史の中で、新鮮な血液である外来語を絶えず取り入れ、極めて強力な包容力を持つ現在の中国語へと発展してきた。

 古くはギリシャ語やペルシャ語、サンスクリット語、アラビア語、満州語、モンゴル語などから、近代には英語や日本語、フランス語、ロシア語などから多数の外来語を取り入れてきた。

 これらの言語の中で、中国語に最も大きな影響を与えたのは英語と日本語である。
 1980年代の統計によると、中国語の中の外来語の数量では英語がもっと多く約3000語、続いて日本語が約1000語となっている。

 現在使われている中国語の中の日本語に由来する外来語は、科学技術や経済、政治、社会など多岐の分野にわたっており、その数量は非常に多く、使用率も非常に高い。
 もし、これらの「日本製中国語」を使用しなければ、現在の中国人はまったく意思疎通ができないだろう。






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中国の自動車市場で「アクセル加速」の日本メーカー:目指すは「韓国超え」、販売台数は以前の水準に回復

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●「ラニア・コンセプト」


レコードチャイナ 配信日時:2014年5月1日 11時28分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=87422&type=0

日産が中国で開発のコンセプトカーを発表、現地化重視で「脱日本」へ―中国メディア

 2014年4月30日、日産は北京モーターショーで、若者のライフスタイルに合わせ開発されたコンセプトカー「ラニア・コンセプト」を世界初公開した。
 同車種は「伝統的な理念の突破」と位置付けられ、日産としては初めて中国から世界に発表するコンセプトカーとなった。
 科技日報が伝えた。

 これは日産の中国市場に対する重大な戦略調整となった。
 日産のアンディ・パーマーCPLO(チーフプラニングオフィサー)は取材に応じた際に、中国で開発された自動車を全世界に普及させると語った。

 パーマー氏は、
 「当社は、世界最大の消費者になりつつある、80年代生まれの若者がもたらす市場を重視している。
 中国の80年代生まれの若者は2億4000万人に達する。
 この人口は日本の2倍、英国の4倍に相当する。
 彼らの考えを重視しようとせず、西側諸国のモノをそのまま中国にもたらすのであれば、市場チャンスを失うだろう」
と指摘した。

 この理由により、日産は中国で開発した自動車を、世界市場に普及させようとしている。
 「ラニア・コンセプト」は中国のデザイナーが中国人消費者向けに開発・生産したもので、最終的に全世界に流通する。
 「ラニア・コンセプト」は、日産のブルーバードの精神・血統を引き継ぐ。

 パーマー氏と共に取材に応じた東風有限公司の関潤(グワン・ルン)総裁は、
 「日産は現地化、特に管理層の現地化を強化する必要がある。
 ラニア・コンセプトは、現地開発・現地製造・現地管理を採用した例だ」
と説明した。

 パーマー氏は、
 「東風日産の新ブランドのヴェヌーシアは、日産の付属ブランドではなく、非常に重要な市場チャンスを担っている。
 ヴェヌーシアはすべての細分化市場で、日産ブランドの空白を埋める。
 当社は競合他社よりも、合弁会社の自主ブランドの発展を支持している」
と語った。

 日産は中国の人材の世界への融合に取り組み始めている。
 パーマー氏は、
 「当社は中国の考えを尊重し、中国の管理者を米国に転勤させている。
 当社は中国の役員が、中国の観点をその他の市場にもたらし、未来のより良い発展戦略に貢献することに期待している。
 この手法は、当社がその他の市場で推進しているグローバル人材管理戦略でもある」
と述べた。

 日産は現在、電気自動車(EV)の開発に全力で取り組んでいる。
 パーマー氏は、
 「当社は世界のEV市場で47%のシェアを占めている。
 リーフはすでに11万台を販売しており、今年は昨年よりも販売が大きく伸びる。
 これはEVの流れが強まっていることを示している。
 EVは将来的に最も発展著しい市場になり、中国市場がその中で高い比率を占めるようになる。
 今後5年内に、中国のEV市場に非常に大きな変化が生じる。

 当社が見込んでいるもう一つの技術の流れは、自動運転だ。
 当社は自動運転車の量産化を初めて公言した企業だ。
 自動運転車は飛行機の自動操縦と同じようになる必要がある。
 パイロットは離着陸時だけ制御すればよく、高空飛行はすべて自動操縦になる。
 当社は現在、このような自動運転が可能な自動車を開発中で、来年にもプロジェクトの開発段階を終え、実用化に向けた開発の段階に入る。
 2020年には、1台目の量産化自動運転車が市場に投入される」
と話した。

(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)




レコードチャイナ 配信日時:2014年5月2日 0時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=87463&type=0

中国の自動車市場で「アクセル加速」の日本メーカー、
目指すは「韓国超え」―韓国紙


●30日、韓国・朝鮮日報は、トヨタ自動車の伊原保守副社長が北京モーターショーの記者会見で「中国でシェア3位を目指す」と表明したことについて、「中国市場で現在シェア3位の現代・起亜自動車に向けた挑戦状だ」と指摘した。資料写真。

 2014年4月30日、韓国・朝鮮日報は、トヨタ自動車の伊原保守副社長が北京モーターショーの記者会見で「中国でシェア3位を目指す」と表明したことについて、
 「中国市場で現在シェア3位の現代・起亜自動車に向けた挑戦状だ」
と指摘した。
 5月1日付で環球時報(電子版)が伝えた。

 記事では、
 「尖閣諸島問題により中国市場で停滞していた日系自動車メーカーが大反撃を始めた」
とした上で、
 トヨタ、日産、ホンダの昨年の販売台数が以前の水準にまで回復し、
 反日感情の沈静化をチャンスとばかりに、円安の恩恵を受け、中国で生産ラインの増強や技術開発を行っていると指摘した。

 記事ではまた、北京モーターショーで、日系メーカーが中国の消費者を狙った戦略的新型車を発表するなど攻勢をかけていることに、現代・起亜自動車は危機感を覚えていると指摘。
 収益性の高いSUV(スポーツ用多目的車)やミドルクラス以上の車種で日系メーカーに対抗する計画を打ち立てているが、今年第2四半期のウォン高の影響による収益悪化も無視できないと伝えた。

 韓国産業研究院(KIET)国際産業協力室長は、
 「中国市場での競争は激しい。
 小型車、高級車、SUVとあらゆるジャンルで、日系メーカーはライバルだ。
 綿密な対策を講じなければ、生き残れない」
と話す。






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