2013年8月29日木曜日

「中国政府の医療費の8割は主に共産党・政府幹部のために使われている」?

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サーチナニュース 2013/08/28(水) 17:55
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0828&f=politics_0828_012.shtml

政府要人「中国政府の医療費、8割は幹部のため」
…改めて否定発表

  中国の政府系シンクタンク、中国科学院は28日夜、
 「中国政府の医療費の8割は主に共産党・政府幹部のために使われているとの報道は事実ではない」
と発表した。
 2006年に中央政府・衛生部副部長だった殷大奎氏が発言したとされるが、最近になり改めて注目されていた。

  殷氏は中国科学院のリポートにもとづくとして
 「中国政府が投入する医療費の80%は主に、
 政府・当幹部である850万人のために
使われている
と述べた。
 同発言は2006年に中国青年報が報道した。

  法制日報が8月15日付で改めて同記事を引用して、
 「官僚が医療問題を実感するためには、自分自身の利益が足かせになっている」
として報道。
 「官僚のために医療費を投じすぎる。(官僚は)治療に費用がかからない。
 (受付のために)行列も必要ない。
 退職した高級幹部のための病棟がますます豪華になるのは普遍的な現象」
などと、エリートと庶民の間の医療格差を批判した。

  中国科学院は同報道のもとになった殷氏の発言について
 「調査の結果、わが院がそのような調査結果や調査データを発表したことはない」
として、報道内容を全面的に否定した。

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◆解説◆

  中国では医療保険が先進国のようには発達していないこともあり、庶民に「高額医療費」の問題が大きくのしかかっている。
 また、レベルが高い病院に診察を求める人が殺到することも問題になっており、「診察順の番号札のダフ屋」の問題も発生している。

  そのため、8月15日付の法制日報の記事がきっかけで、改めて「幹部の特権」問題が注目されるようになった。
 しかしインターネットで同記事を紹介したり論じたページの多くが28日現在、閲覧ができない状態になっている。

  まだ掲載されているページによせられたコメントには
●.「特権問題が解決されれば、医療問題はなんでもなくなる。
 中国の現在の党・政府の幹部は腐敗しきっている」、
●.「ソビエト共産党も100年はもたなかった。
 われわれの場合何年かな。
 予想してみよう」
などの主張がある。
 ただし
●.「私はデマをつくらないし、デマを信じもしないよ。
 波風ないところに、こんな風に出てきた……(中略)。
 君は信じるのかい。
 どっちにしろ、私は信じないよ」
といった意見も寄せられている。

2013年8月25日日曜日

愚かだ…大金かけ保存の四川大地震遺跡、洪水で水没

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●  2008年5月12日に発生した四川大地震の中心的被害地、綿陽市北川チャン族自治県が8日午後から9日早朝にかけて、豪雨に見舞われた。震災により放棄された旧市街区の「地震遺跡区」は川の増水で水没した。中国新聞社が報じた。(写真は「CNSPHOTO」提供)

サーチナニュース 2013/07/13(土) 11:49
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0713&f=national_0713_018.shtml

【中国ブログ】愚かだ…大金かけ保存の四川大地震遺跡、洪水で水没

   中国四川省で7日から降り続いた豪雨によって約100人の死者・行方不明者が出たほか、2008年5月12日に発生した四川大地震で廃墟となった街を保 存した「地震遺跡」が水没した。
 中国国内では、数億元を費やしたとされる「地震遺跡」は現地官僚の点数稼ぎのために進められた愚かなプロジェクトだったと する意見も出た。

  カナダ在住の地質学者で四川地震の現地考察を行ったことのあるケイ少丞氏は、科学網内の自身のブログで10日、
 「私は地震遺跡は保存できないと 言ったはずだ」
とする文章を掲載した。
 ケイ氏は地震発生直後に記録映画制作班とともに北川県の廃墟に足を踏み入れた際、大地震によって地形は極度にアンバ ランスな状態となっており、短くて数十年、長くて数千年は
 「街は同じ場所に再建できないし、地震遺跡も保存できない」
と語ったことを明かした。
  にもかかわらず、現地政府は「主観的な意志」を変えず、「永久保存」をテーマとして数億元の費用を投じて遺跡保存プロジェクトを進めたことにより、
 「科学を尊重しない施策で、人民の血と汗が詰まった金銭を浪費した」
と批判した。

  被災地における洪水災害は今回が最初ではない。
 震災発生からわずか4カ月後の08年9月に大雨により山崩れや土石流が発生、遺跡の半数以上が埋まったほか、11年にも大雨により「北川大酒店」の廃墟が3度水没した。
  地震による甚大な被害、悲しい記憶を後世に残そうとする取り組みは咎められたものではない。
 ただ、当初から「保存は不可能」とする忠告があった にもかかわらず、全く耳を貸さずに巨額を投じて保存プロジェクトを進めた結果、全てが「水の泡」となってしまったことに対する責任は免れず、現地官僚の点 数稼ぎとの批判を浴びても仕方ない。
  プロジェクトを進めた地方役人らは、水没すべくして水没したとも言える「地震遺跡」の跡形もない姿を目の当たりにして、どのような感情を抱いただろうか。
 もし、「これはまた洪水遺跡を作らねば」などと考えているようであれば、もはや救いようがない。



レコードチャイナ 2013/07/09(火) 13:32
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0709&f=national_0709_037.shtml

豪雨…四川大地震の「遺跡地区」も水没=北川チャン族自治県

  周辺地域における8日午後から9日早朝にかけての降雨量は285ミリメートルに達した。
 四川大地震にともなう山崩れで出来た「地震遺跡区」」の上流にある唐家山せき止め湖の水位は6メートル上昇した。
 同湖の下流でも、川の水があふれ出した。

  「地震遺跡区」で、保護の対象になっている犠牲者墓地や旧北川大酒店なども水につかった。
 水没した遺跡は全体の8割程度で、水深は3.6メートルに達した。

  同地区を訪れる見学者などのための電力や水道はすべて途絶えた。
 道路も寸断された。
 当局は地震遺跡区を、救援隊を除き立ち入り禁止にした。
 今のところ、死傷者は出ていないという。

**********

◆解説◆
  北川チャン族自治県は2008年5月12日の四川地震で壊滅的な被害を受けた。
 同月20日午後6時までに、県内で死亡1万1522人、負傷9693人が確認されたが
 「行方不明者は統計が困難」
とされた。

  その後、北川県城(県政府などがある県中心市街地)は、土砂災害の被害を再び受ける可能性が高いなどの理由もあり放棄され、近隣の永昌鎮に移転した。
 老県城(旧市街地)は四川大震災の記憶を残すための「地震遺跡区」として保存されることになった。

  「地震遺跡区」は2011年10月1日から、見学者の立ち入りを全面的に受け入れることになった(写真)。
 しかし、5月8日から9日にかけての豪雨では、大部分が水没したという。






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2013年8月24日土曜日

中国の教訓:「形あるものはすべて爆発する」、そして便器が爆発した!

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サーチナニュース 2013/08/23(金) 17:48
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0823&f=national_0823_039.shtml

“スマート便器”爆発で、業界全体が震撼=中国

  広東省東莞市内の高級住宅で4日、温水洗浄機能付トイレが爆発した。
 「便器まで爆発」ということで、消費者だけでなく関連業界全体が震撼している。
 広東省メディアの南方網などが22日付で報じた。

  爆発が起こったのは東莞市万江区内の、3階建ての高級住宅内だった。
 住人の劉さん一家が帰宅してドアを開けると家の中に黒い煙と焦げたような臭いが充満していた。
 天井からは水がしたたり落ちていた。
 「火事だ」と思い、劉さんは2階に駆け上がった。
  炎は見えなかった。
 「消えたのかな」と思い室内を探したが、何かが燃えたような形跡はなかった。
 おかしいなと思いバスルームに続く戸を開けたとたん、惨状が目に飛び込んできた。
  温水洗浄機能付トイレの上半分が吹き飛んでいた。
 残骸(ざんがい)は黒いすすでびっしりと覆われていた。
 周囲には電子部品や陶器などの破片が飛び散っていた。
 壁や天井にもすすがこびりついていた。
 換気扇は床に落下していた。
  温水洗浄機能付トイレの機械部分が爆発した際に水道管の一部を吹き飛ばし、流れ出た水で火が消し止められたようだという。
 トイレの周囲においていたカーペットはずぶ濡れになり、燃えていなかった。

  劉さん一家によると、同便器を使ったのは4日午後4時ごろという。
 午後6時ごろに外出し、同9時ごろに帰宅したところ、すでに黒焦げになって吹き飛んでいた。
  便器は国内ブランドの高級品で、値下げキャンペーン中だった2010年ごろに購入した。
 使用を始めたのは12年3月だった。
 まだ1年少ししかたっていない。

  安徽省合肥市、同省阜陽市、浙江省寧波市などでも
 温水洗浄機能付トイレが爆発した記録がある。
 ただし、メーカーはそれぞれ異なるという。

  中国では春ごろから、スマートフォンの爆発が注目を集めていた。
 まず、アイフォンの爆発が立て続けに報じられた。
 アイフォンだけではなかった。
 サムソン製のスマートフォーンが爆発したと報じられた。

  スマートフフォンだけではなかった、楽視製のテレビが爆発した。
 万家楽電の熱水器が爆発した。
 格力(グリー)の空調機が爆発した。
 そして便器が爆発した。

  中国で「スマートフォン」は「智能手機」と訳されている。
 「手機」は携帯電話を指すから、「スマート」の部分を「智能」としたわけだ。
 IT関連のハイテクを詰め込んだ電子製品はおしなべて「智能産品」などと呼ばれている。
 温水洗浄機能付便器も「智能産品」のひとつと考えられており「智能馬桶(スマート便器)」などと呼ばれている。

  携帯電話に限らず、さまざまなジャンルの製品が爆発していることで“智能業界”は震撼している。
 最大の問題は特定の製品にかぎらず、さまざまなジャンル、企業の製品が次々に爆発していることだ。
 まるで、
 「爆発しないということは、高い技術に到達していないローテク製品だ
とすら思えてしまう状況だという。

  南方網は、“智能業界”に対して技術力の向上を求めると同時に、消費者にも注意を呼びかけた。
 「長期に渡り使用しない場合には電源を抜く」、
 「過熱していたらしばらく使わない」、
 「陽光にさらしたり暑くなる場所に置かない」、
 「定期的に検査してもらう」
などの方法を挙げ、
 「これらが出来なければ、“智能産品”は問題を出す。
 爆発するのは時間の問題」
と警告した。


 中国ではなんでも爆発する。
 早晩、尖閣諸島で爆発がおきるかもしれない。
 その予行演習ではないか、なんてオッサンが言っていたが。
 でも、便器が爆発するなんて、あるんですね。
 「爆発しないということは、高い技術に到達していないローテク製品だ
 これを読んだとき、何文章か間違っているのではないかと思った。
 「爆発しないということは、高い技術に到達したハイテク製品だ
 が、正解ではないかと考えたのである。
 通常、誰もがそう思うであろう。
 技術が未熟だから爆発するとしたら、そう考えるのがスジであろう。
 でもどうも違うらしい。
 つまり、ハイテク製品は爆発するのが正解、
 ローテク製品は爆発しないのが正解
ということのようなのである。
 高い技術に到達すると爆発して当然、 
 爆発とはハイテク製品の名誉称号だ
ということのようである。
 なかなか、解釈が難しい。


ロケットニュース 2時間前
http://rocketnews24.com/2013/09/03/364987/ 



中国でATMが爆発 → 衝撃でビルの4階まで爆風被害

 2013年9月2日深夜、中国で ATM (現金自動預け払い機) が爆発するという事故が起こった。

 この爆発により、ATM が壊れただけでなく、機械が設置されていたビルの1~4階のガラスが吹き飛ぶという被害が出ている。

 ATM の爆発が起こったのは、福建省龍海市だ。
 付近の住民によると、2日の午前2時頃に大きな音がしたそうだ。
 交通事故でも起きたかと、あわてて見にいくと道路に面して設置されていたATM が爆発していたのだという。

 この爆発により、ATM が入っていたビルの1~4階のガラスが割れて周囲に飛び散るという被害が発生。
 なかには、20メートルも先まで飛ばされた破片もあったという。また、爆風でガラスが割れた車もあったそうだ。

 ATM の向かいの雑貨店の店主は
 「店の前に車を止めていてよかった。
 そうじゃなきゃ店のガラスも粉々になっていたと思う。
 でも車の左側が全部やられてしまった」と、話している。

 爆発の原因は、現在、調査中である。
 何者かが現金を盗むためにATM を破壊したという見方も強い。
 しかし、ATM 内の現金は盗まれておらず、被害は ATM の損壊にとどまった。
 それ以上のことは、銀行も警察も発表を控えている状態だ。

 爆発が人為的なものなのか、偶発的なものなのかはわからない。
 だが、これだけ大きな爆発だったにも関わらず、怪我人が出なかったというのは不幸中の幸いであったと言える。





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2013年8月23日金曜日

「中国を治める難しさ、人民より官僚統治にあり」:

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●20日、中国・人民日報傘下の環球時報は、「中国を治める難しさは、人民ではなく官僚を統治することにある」とする評論記事を掲載した。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月23日 16時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75850&type=0

中国を治める難しさ、人民より官僚統治にあり―中国紙

 20日、中国・人民日報傘下の環球時報は、
 「中国を治める難しさは、人民ではなく官僚を統治することにある
とする評論記事を掲載した。
 2013年8月20日、米華字ニュースサイト・多維新聞によると、中国・人民日報傘下の環球時報は、
 「中国を治める難しさは、人民ではなく官僚を統治することにある」
とする評論記事を掲載した。

 記事は
 「中国の歴史が証明しているが、国を治める鍵は民ではなく、官僚をコントロールすることにある。
 中国は官僚より人民が多いが、治める難易度は人民より官僚の方が高い
と指摘。
 さらに、歴史上の中国の政権交代は民衆の反乱が原因になっていると分析した。
 しかし、反乱は往々にして官僚の腐敗、社会統治の誤りから起きたと説明。
 官僚の中での“内乱”が国家を揺るがせ、ひいては国を滅ぼすこともあったとしている。

 さらに、中国社会の根本的な変化により、官僚の社会における立場も変わりつつあると指摘。
 官僚をコントロールする任務がより重要になるとして。
 さらに、官僚をコントロールすることが中国が長期的に安定する鍵となるため、問題の方向性を見誤ってはならないとした。


2013年8月22日木曜日

社会を騒がす中国の「富二代」、裕福な彼らの7つの悲劇とは?

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レコードチャイナ 配信日時:2013年8月22日 17時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75831&type=0

社会を騒がす中国の「富二代」、裕福な彼らの7つの悲劇とは?―中国メディア

 2013年8月19日、中国の社会・経済情報サイト、九個頭條網は、
 中国の「富二代」と呼ばれる金持ちの子女の悲劇
について報じた。

 近年、中国では好き勝手にふるまう「富二代」が度々メディアを騒がしている。
 庶民が汗水流す中で高みの見物ができる彼らは、その恵まれた境遇に羨望の眼差しを注がれるとともに、一部「富二代」の粗暴なふるまいが原因で白い目で見られることもある。
 多くの「富二代」は悩みを抱えており、自身の「富二代」という身分が不公平だと考える人もいる。
 そんな彼ら「富二代」にとって悲劇とはなんなのだろうか?

1]、社会からの白い目。

度々伝えられる「富二代」のマイナス報道の影響もあり、世論では道徳において「富二代」は圧倒的な劣勢に立たされている。彼らはそうした社会からの批判的な見方に耐えなければならない。

2]、人を信じられなくなる。

「富二代」は恵まれた環境にいるため、金銭目的で近づいてくる人もいる。自分に近づく者の目的が判断しづらい分、人と友情や愛情を築く点において、彼らは庶民よりも大きなハンディキャップを持っている。

3]、人に信じてもらえない。

「富二代」は成功したとしても、親のコネや金銭による成功と見られがちで、実際に優秀で能力があっても認めてもらえないことが多い。「富二代」は表面上こそ自信に満ち溢れているが、内心は非常にもろく自尊心に欠けるといえるのかもしれない。

4]、親の愛情表現が金銭を与えること。

 「富二代」の親は仕事に追われ、子供に対し多くの時間を費やせられない。
 その代わりに自由にお金を使わせるのだが、子供は親にそばに居てもらったり、一緒に遊んだりしてほしいものだ。
 米国の心理学者によると、米国では裕福な家庭の子供の30~40%がうつ病を患っている。
 この数字は平均より3倍高い数値で、うち10~15%が自殺するという。

5]、物事に興味を抱けない。
 
 自分が好きな職業に就いた人なら、たとえ試練や苦労があったとしても、その中から楽しみを見つけられるものだ。試練などほとんどない「富二代」は、多くの時間を金銭の消費に費やす。しかし、すぐに何の面白味もないことに気が付く。

6]、選択肢や自由が少ない将来。

 「富二代」は物質的には恵まれているものの、人生における選択肢は少ない。多くの人が早い段階で将来のレールを敷かれ、その上を走らざるを得ない。2012年に上海交通大学の安泰経済・管理学院が行った調査によれば、家業を継ぐことに対し企業家の子女の82%が「継ぎたくない若しくは消極的」と答えている。

7]、コミュニケーション方法が単調で、活動範囲が狭い。

 彼らの活動範囲は狭く、自然とコミュニケーションの方法も単一なものになる。彼らを取り巻く人の多くが彼らをおだてることもあり、彼らは貧しい人たちを下に見てしまう。これにより、自分より経済的に劣る人に対する偏見が生まれてしまう。近年起きている「富二代」の傍若無人な振る舞いはこれに起因するところが大きい。






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時に現実よりもリアルな書籍の中の日本:

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●21日、改革開放以降、中国人はあらためて扉を開き世界を見た。欧米化の波にさらされることは問題とならないのに対し、日本に目を移した途端、歴史的なわだかまりを払拭できない人は多い。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月22日 6時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75844&type=0

時に現実よりもリアルな書籍の中の日本―中国メディア

 2013年8月21日、改革開放以降、中国人はあらためて扉を開き世界を見た
 欧米化の波にさらされることは問題とならないのに対し、日本に目を移した途端、歴史的なわだかまりを払拭できない人は多い。
 しかし、この隣国に対して抱く個人的見解の如何にかかわらず、それは真の理解の基礎の上に構築されなければならない。
 成都商報が伝えた。

■我々は本当に日本を理解しているのか?

 中国人は当然、ある程度日本のことを理解している。
 都市で働くOLはイラストレーターの「たかぎなおこ」が描く日本が好きだ。
 文学的若者、プチブルは村上春樹の描く日本を好む。
 日本旅行に行った人達は、帰国後は大概、日本がいかに清潔か、あるいは日本での買い物は値切れないと話す。

■過去の知日派の困惑

 日清戦争で大国・清は敗戦、中国人は日本を再認識し、島国に学ぶべきものがあると感じた。
 1898年の戊戌の政変(百日維新)失敗で、民国初の政治家・梁啓超(リャン・チーチャオ)は日本に亡命した。
 清朝が覆される過程で、無数の人が革命を志し、日本を革命の拠点とした。
 激動の時代に距離的に近く、渡航費も手軽なことから、多くの青年が日本に留学した。
 うち、もっとも著名なのは無論、魯迅(ろじん)、周作人(ジョウ・ズオレン)の周氏兄弟だ。

 現代中国人が書籍で描いた日本は、大きく分けて3つの段階に分けられる。
①.清代末期の黄遵憲(ホアン・ズンシエン)、梁啓超らが発端であり、日本がなぜ大国・清に戦勝できたかを主軸に日本を観察、学習する態度を示した。
②.魯迅、周作人は第二世代の代表で、日本での学習・生活は非常に長く、日本語は流暢で、帰国後の中国で新文化運動に携わった。
 これらの作家の著作の根底には、日本文学の影響が見られる。
③.新中国成立後、1972年に日中国交正常化は実現したが、一般人の訪日は、改革開放まで待たなければならなかった。
 一方、日本語学科がつぎつぎに開設され、日本への留学生も増え始めた。
 この世代になると日本を記したものは非常に多いが、
 この世代は「裸眼で日本を見る」ことは難しい。
 いわゆる裸眼とは、先入観や色眼鏡を捨てたものだ。
 見下すわけでもなく、敬うわけでもない。
 非常に深く掘り下げて理解する一方、客観的に割り切ることも出来る。

■複雑になるほど見えてくる真実の「日本」

 現実の中の日本人女性には武士道精神が時折見受けられる。
 日本人女性のダンスはしなやかだが、まるで吠えているかのような太い声で歌をうたう。
 近年女の子の名前には「凜」が多く用いられている。「威風凜凜(威風堂々)」の「凜」だ。

 裸眼で日本を見た際に、発見するのは複雑な日本であり、よりリアルな日本である。
①.たとえば芸者だ。
 日本で伝統文化を継承する誇り高き人達は、大いにもてはやされるべきだが、実際には早くに衰退した。
 今や大枚をはたいて芸者を呼ぶ日本人がどれほどいるのか?
②.大相撲観戦もしかり。
 一般市民は自宅に閉じこもり、テレビを見ているだけだ。
③.たとえば武士道。
 「民族主義が強調されていた時代。
 長い間積まれたままの古書から探し出され日の目を浴びた武士道を唱える言葉は、国民道徳に当てはめられ、西欧列強に対抗するために利用された。
 これ以降、武士道は不断に随意加筆され、必要な際に適宜取り上げられ、まことしやかに述べられた。
 武士道に関する論説主張は、武士道とはいかにあるべきかを説くと同時に、人々にそれが真のあるべき姿であると誤解させた。
 日本人は感動し、自らを武士道伝承者とみなしているが、それは小説や芝居の文学創作にすぎない…。(ああ、案の定、冷めた目で傍観する語り口だ。)

 上記の3点はいずれも、在日作家・李長声(リー・チャンション)氏の著作「紙上声」の一節にすぎない。
 しかしこれが単に日本の芸者と武士道を記した本だと誤解しないでほしい。
 主要な内容は日本文学についてであり、芥川龍之介、夏目漱石、太宰治ら日本の文豪の姿が、李長声氏の筆によってそれぞれ見事に甦っている。

 「紙上声」は魯迅の詩、「文を弄して 文網に罹(かか)り 世に抗して 世上に違う 積りし毀(そし)りは 骨を銷(とか)すべく 空しく留む 紙上の声」が由来となっている。
 この詩は、魯迅がある日本人に小説集「吶喊」を贈った際に題したものだが、李長声氏の文章は決して魯迅の「吶喊」から学んだものではなく、周作人から学んだものである。
 彼は芥川龍之介の自殺についても記している。
 「芥川は
 『周囲は醜い。自己も醜い。そしてそれを目の当たりに見て生きるのは苦しい』
と感じた。
 振り返って中国の作家を想うと、彼らは周りの醜さだけを見て、己は活き活きと暮らしている。
 存分に生き抜き、小さな苦しみにもほんのりした甘さを携えて」
 芥川についての章題は「芥川は諦めに似た沈黙だった」
とある。

(提供/人民網日本語版・翻訳/HT・編集/武藤)






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2013年8月21日水曜日

漢字が書けない中国人が急増 =「パソコンに手書き機能を」

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●21日、中国では最近、漢字を書けない人が急増しているという。中国版ツイッターでは、漢字を書けなくなったことを実感する声や、漢字の書き取りを扱ったテレビ番組を評価する声などが寄せられている。写真は中国版ツイッターより、「漢字英雄」の放映画面。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月21日 17時43分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75835&type=0

漢字が書けない中国人が急増
=「パソコンに手書き機能を」「日本人も携帯で調べるの?」―中国版ツイッター

 2013年8月21日、中国では最近、漢字を書けない人が急増しているという。
 パソコンや携帯電話などの急速な普及により、手で文字を書く機会が減っていることが大きな原因だとされている。

中国文字研究会の呉振武(ウー・ジェンウー)会長は
 「われわれは1人1人が中華文化の継承者。
 漢字をしっかり覚えることも重要な文化の継承」
と指摘している。

 この問題は市民の関心も高く、中国では現在「漢字英雄」という漢字の書き取り番組が大人気だという。
 今年の7月から河南テレビで放送されている同番組は、小学生から高校生までの参加者が、出されたテーマに沿って漢字を書き取っていくという内容。
 番組と同じゲームができるアプリも人気だ。

 中国政府内でも「国民の書く能力が低下している」と報告されるなど、この問題に危機感を募らせている。
 8月からは国営局の中国中央テレビ(CCTV)でも週末のゴールデンタイムに、漢字の書き取りチャンピオンを決める「中国漢字書き取り大会」の放送を始めている。

 ネットユーザーの間でもこの問題は議論の的となっており、“中国語版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトでは、漢字を書けなくなったことを実感する声や、番組を評価する声など、さまざまな意見が寄せられている。
 以下は、寄せられた意見の一部。

●.「中国人が漢字を書けなくてどうするのだ」
●.「漢字が書けないだけでなく、字も汚くなっている」
●.「3年の大学生活で漢字が書けなくなった。
 文字を書くときは、右手にはペンを握り、左手には愛する携帯を握っている」

●.「『漢字英雄』を見ると、自分がいかに多くの漢字が書けなくなっているかを実感する」
●.「今は多くの学生がパソコンに慣れてしまい、漢字が書けない。
 英語はすらすら読めるのに、母語の中国語の文は読めない。
 この番組(漢字英雄)は本当に考えさせられる」
●.「『中国漢字書き取り大会』はいい番組。
 今の子どもたちは漢字が書けないし、ピンインの入力方法しか知らない。
 このような番組を増やして、中国文化を継承すべき」
 (※編集部注:「ピンイン」は、中国語の音をラテン文字で表記した発音記号。日本語のローマ字表記に当たる)

●.「日本人も漢字がわからない時、携帯で調べるのかな?」
●.「私は毎日、何かしら書いて記録するようにしている。
 手書きは素晴らしい」
●.「みんなに漢字をしっかり覚えさせるために、パソコンに手書き機能をつけるべきだ」


 日本語は基本が「ひらがな」で、一部に漢字を使っている。
 話し言葉はすべて「ヒラガナ音」である。
 中国語はその点で大変だろうと思う。
 文明の利器が文化を退化させてしまうということなのだろう。
 もっと辛辣にいうと、現代文明が中華文明を滅ぼすことになる、ということもいえる、ということなのかもしれない。
 文明の利器に精通すればするほど、民族文明が衰退していくということになる。


朝鮮日報 記事入力 : 2013/08/25 09:47
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/08/25/2013082500356.html

【萬物相】漢字が書けない中国人



 数年前、中国陝西省の西安碑林博物館に行った。
 王羲之や蘇東坡をはじめとする名書家の文字が刻まれた石碑約1万1000点が所蔵されている場所だ。
 同行者が碑文を声に出して読んで解釈したところ、中国人がやって来て「どこから来たのか」と尋ねた。
 「韓国だ」と答えると、
 「どうして韓国人が中国語の古文を読めるのか」
と驚いた。
 現代の中国人にとって、碑文に書かれた中国語の古文は暗号と同じだ。
 1960年代に毛沢東らの指示で普及した簡体字を習っているからだ。

 中国人はよく
 「一生のうちに全部はできない三つのこ
という話をする。
①.「全部の食べ物を食べることはできない」
②.「全国すべてを旅行することはできない」
③.「文字を全部覚えることはできない」
の三つだ。
 中国の漢字は8万5000字を上回るという。
 あまりにも多くて複雑なため、国の発展を妨げているという声もあるほどだ。
 20世紀初めに『阿Q正伝』を書いた文学者で思想家の魯迅も臨終前に
 「漢字不滅 中国必亡(漢字が滅びなければ中国が滅ぶ)」
と嘆いた。

 今年6月末、中国福建省廈門(アモイ)市の新聞が習近平国家主席のニュースを伝る際、名前の真ん中の漢字を「進」と書いた。
 「近」と「進」の中国語の発音は「jin」で四声も全く同じため混同したもので、編集責任者が懲戒処分を受けた。
 中国ではコンピューターや携帯電話に漢字を入力する時、アルファベットの発音記号で入力する。
 「北京」と入力するには「bei jing」という発音記号のうちbとjさえ入力すれば単語が出てくる。
 だから文字を知らなくてもそれほど不便ではない。

 国営テレビ局「中国中央電視台」で放送されている番組『漢字の書き取り大会』を見ると簡単な漢字も書けない人が多い、と香港紙が報道した。
 無作為に選んだ観覧客のうち、「厚」という字を正確に書けた人は半数にもならなかった。
 難しい漢字「蟾(ヒキガエル)」が書けた人は30%だった。
 同紙は
 「デジタル時代で中国人の漢字を書く能力が衰えている
」と報じた。
 「提筆忘字」という新造語も生まれた。
 「ペンを手に持ったのに文字が思い出せない」という意味だ。

 中国人の漢字能力は共産政権発足後の「簡体字化」で急激に低下した。
 現在の簡体字すらきちんと書けないという現象は「第2次断絶」とも言える。
 デジタル機器が日常を支配し、言語生活を壊しているのは中国だけではない。
 韓国も
 「ケージョア(口座)番号」を「クェージャ(壊者)番号」
 「ウェースンモ(外叔母=母方の叔母)」を「エースンモ(子どもの叔母)」、
 「ヘグェマンチュク(駭怪罔測=非常に奇怪だ)」を「フェグェマンチク(悔改マンチク)」
と書く若者が少なくない。
 テレビには「メンブン(メンタル崩壊という意味の韓国語の略)」「カムノル(ビックリしたという意味の韓国語の略)」といった「壊れた韓国語」の字幕が次々と登場する。どの国も「デジタル時代に文字を忘れた人」に頭を抱えている。







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中国人に常識を学ばすことは可能なのだろうか:やはり無理か?



●19日、ルクソール神殿の壁に「丁某、参上」と落書きした事件や仏ルーブル美術館の前の池で「足を洗った」事件など、世界各地を訪れる中国人観光客による相次ぐ非文明的行動により、中国人のマナーの悪さや素養の低さに対する世界の批判が高まっている。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月21日 7時15分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75770&type=0

減らない中国人観光客のマナー違反、
いま必要なのは「学業」よりも「礼儀」―中国メディア

 2013年8月19日、エジプト・ルクソール神殿の壁に「丁某、参上」と落書きした事件や仏ルーブル美術館の前の池で「足を洗った」事件など、世界各地を訪れる中国人観光客による相次ぐ非文明的行動により、中国人のマナーの悪さや素養の低さに対する世界の批判が高まっている。
 良識ある中国人は、「同じ中国人として恥ずかしい」という気持ちを強めており、関連部門も頭を痛めている。
 中国青年報が伝えた。

 中国共産党中央精神文明建設指導委員会(中央文明委)が少し前、「中国公民の海外旅行におけるマナー・素養に関する電話会議」を開催した。
 国家観光局はその後、
●.「中国公民の国内旅行における文明的行動公約」
●.「中国公民の海外旅行における文明的行動指針」
●.「中国公民の海外旅行における行動提案書」
など、中国人観光客のマナー遵守の徹底を呼びかける6件の文書を公式サイト上に次々と発表した。
 国家観光局によると、「マナーを守って旅行する」という条項が旅行約款の附則に盛り込まれる可能性が高いという。
 これはすなわち、旅行約款の補充事項に「マナー遵守」が記載され、法的効力を有し、マナー違反行為を犯した観光客は法律により罰せられることを意味している。

 国家観光局が今回発表した「指針」や「公約」は、実は2006年10月に打ち出されたもので、同年8月には「中国公民旅遊文明素質行動計画(中国公民に対する海外旅行時のマナー改善計画)」がスタートしていた。
 海外メディアは当時、
 「中国政府と国民は、旅行中の悪習慣を徹底的に明るみに出し、関連の公約実施に力を入れている。
 こうした態度は、中国の過去にない自覚と自信を示すものだ」
と評価した。

 あれから7年経ったが、中国人のマナー違反は依然として多く、中国人のマナーの悪さが露呈するたびに、世界中からの非難の声が集中している。
 今年に入り、中国人の国内・海外旅行における非文明的な行動に関する報道が相次いでいる。
 たとえば、オランダに向かう航空機のファーストクラスに搭乗した6人の中国人乗客は、安全ベルトを締めず、機長や客室乗務員と口論になった。
 小さな子が機内の通路で用便をするのを黙認している中国人の親。
 搭乗口のドアをたたき壊す、あるいは緊急ドアを勝手に開ける中国人乗客。
 さらには、海外の街でゴミを投げ捨てる、博物館で撮影禁止であろうと所構わず写真を撮りまくる、レストランで大騒ぎする、ジーンズとTシャツ姿でクラシックコンサートの会場に入る、厳かな教会で大きな声で話すなど、海外のあちこちで見られる中国人観光客のマナー違反行為は、枚挙にいとまがない。
 一部の国や地方では、中国人観光客は「歩く財布」と呼ばれ、また非文明的行為がダイレクトに非難されている。

 国家観光局の統計データによると、2005年、海外を訪れる中国人観光客数は延べ3100万人に達し、アジアの首位に立った。
 世界観光機関(UNWTO)の予測では、中国は2020年までに、世界トップの観光客受入国および世界第4位の顧客源国となる見通しだ。

 しかし、海外観光客として、中国人は「ブラック・リスト」の常連となっている。
 パリやワシントンでは中国人観光客向けに、「静かにしましょう」「痰を吐かないで下さい」「(トイレで)使用後は水を流して下さい」などと中国で書かれた、思わず赤面するような注意書きの立て札が掲げられている。
 一部の国では「中国人団体の受入お断り」とする施設や、中国人団体客を隔離しているレストランもある。
 また、規則違反をして動植物製品を携帯することが多い中国人乗客は、入国審査でスーツケースを開けるよう求められる確率が、他の国の乗客よりずっと高い。
 喫煙して絨毯を汚すことが多いため、中国人観光客を受け入れないホテルもある。

 旅行中にこのような非文明的行為が発生するのは、一体誰のせいだろうか?
 ネット上には、その原因として、
「両親のしつけが行き届いていない」
「中国人全体の素養が低い」
「マナー教育がなっていない」
といった指摘が多く見られる。
 国民のマナーのレベルは、経済発展レベルに応じて高くなる。
 しかし、中国経済はこの20年間で急激な進展を遂げたが、文明度はそれに全く追いついていない。
 これはかなり極端な例だが、ある中国人女性がくわえタバコで有名ブランド店に入った。
 店員が、
 「お客様、ここは禁煙です」
と注意したが、その女性は、
 「ここで鞄を6個買うので、吸っても構わないでしょ?
 灰皿をすぐに持って来て頂戴」
と答えたという。

 在仏中国大使館の呉建民(ウー・ジエンミン)前大使は取材に対し、
 「国家は次第に豊かになってきているが、何をやっても許されると思うのは大間違いだ。
 中国には『郷に入っては郷に従え』という言い伝えがある。
 まさしくその通りだ」
と指摘。
 さらに
 「中国人は世界に向かっている。
 誰であろうと、海外に出て行く中国人は、現地の人々にとっては中国人以外の何者でもない。
 中国人はマナーを知らないというイメージを変えるためには、教育から中国人を変えていく必要がある」
と述べた。

 4年間のドイツ留学から帰国した「海外帰国組」の魏(ウェイ)氏は、
 「19世紀末から20世紀初めにかけて、欧州見物に大挙して出かけた米国人観光客や、
 1980年代にカメラを首からぶらさげて至る所で写真を撮っていた日本人観光客のように、
 今の中国人観光客の『金は持っている。その金を見せびらかして何が悪い』というような振る舞いは、マナーある旅行の価値観とは当然相容れず、世界中に『素養が低い』という印象を残してしまう」
との見方を示した。
 魏氏はさらに、
 「このような初歩的な段階で中国人の素養の低さを責めるのは、決して理性的とはいえない。
 どの国にもマナーの悪い個人は存在している。
 今大事なことは、単に批判することではなく、社会の力を動員して、いかにマナーに対する共通認識の確立を推し進めるかという問題だ」
と続けた。

 今年10月に施行される「旅行法」第13条では、
 「旅行者は旅行中、公共の秩序と社会道徳を順守し、現地の風俗習慣、文化、伝統、宗教を尊重し、観光資源を愛護し、生態環境を保護し、旅行における文明的な行為規範を守らなければならない」
と定められており、法的措置を通じてマナーある旅行を国民に提唱・推進し、法律によってその実現を確かなものにしようとしている。
 しかし、社会の文明度を高め、その高さを保つことは、苦労を伴うきわめて長いプロセスを必要とする。
 1960年代、世界における日本人観光客の評判は大変悪かった。
 日本政府は、「日本国民のための海外旅行マナーガイドブック」を漫画で発行し、「スリッパのままでホテル客室の外に出ない」「女性は、スカート着用時にしゃがまない」などの注意事項を国民に伝えた。
 数十年におよぶ普及教育が実を結び、今では、世界での日本人観光客のイメージは大いに高まった。

 メディア業界で長年の経験を持つ高小立(ガオ・シャオリー)氏は、
 「国内でのマナーが悪い人が、海外に出るといきなりマナーを守れることなどあり得ない」
と指摘する。
 昨年の国慶節・中秋節連休中、メディア大手各社はこぞって、
 「海南省三亜市では中秋節連休後、3kmにおよぶ白浜に50トンのゴミが巻き散らかされた」
 「北京天安門広場周辺では、建国記念日の1日だけで、約8トンのゴミが残された」
 「各地の高速道路の渋滞はかなり深刻で、人々が車の窓から投げるゴミが空中に舞った」
などと報道した。
 「旅行マナーの育成・向上は、社会の全体的価値観が共通して目指すものであり、マナーを守る旅行が当たり前になるには、人々の意識的な行動を変えていかなければならない」
と高氏は語った。

 深セン社会・観察研究所の劉開明(リウ・カイミン)所長は、
 「一国家の政府が率先して普遍的価値観にもとづき基本ルールに従うことなしに、国民全体の素質の真の向上はあり得ない。
 一部メディアがどんなに声高らかに呼びかけても、中国人の素養を高めることは不可能だ。
 今の学校教育では、小学校から高等学校まで、子供達はテスト漬けの毎日に追われており、社会の道徳や文明ルールを守る大切さはほとんど教わっておらず、知恵を含む人間性の成長はなおざりにされている。
 中国に欠けているのは、もはやハイテクではなく、基本的な文明・マナーである」
との見方を示した。

(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)







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2013年8月20日火曜日

中国各地を襲う水害:6省区だけで1000万人近くが被災、死者は100人超え

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レコードチャイナ 配信日時:2013年8月20日 10時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75768&type=0

中国各地を襲う水害、6省区だけで1000万人近くが被災、死者は100人超―中国メディア

 2013年8月20日、中国各地で台風や豪雨による被害が深刻化している。
 19日午後4時現在(現地時間=以下同)、黒竜江省・吉林省・遼寧省の東北3省で、111の市や県が豪雨の被害を受け、約373万7000人が被災した。
 さらに、85人が死亡し、105人の行方が依然わかっていない。
 広東省民政庁の報告によると、広東省18市で約416万2000人が被災し、20人が死亡。
 7人が行方不明。中国新聞網や新華社通信などが伝えた。

 さらに、広西チワン族自治区民政庁の発表によると、19日午後5時50分現在、同自治区で115万4400万人が被災し、12人が死亡している。
 このほか、湖南省当局が17日に発表したデータでは、同省で40万人が被災し、2人死亡・8人不明だという。
 被害が大きいこられの地区以外にも多くの都市が豪雨の被害を受けている。
 被害は今後も拡大する可能性があり、各現地政府は救援活動とともに詳細な被害状況などの把握を急いでいる。







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2013年8月19日月曜日

中国:デジタル・シテイからスマート・シテイへ



●13日、中国では地級都市約170カ所と県級市約40カ所でデジタル都市建設が完了した。写真は山西省太原市。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月18日 23時24分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75608&type=0

進むスマート都市建設、生産額は4800億円―中国

 2013年8月13日、中国国家測絵地理信息局(国家測量地理情報局)が明らかにしたところによると、中国では現在、
 地級都市約170カ所と県級市約40カ所でデジタル都市建設が完了し、
 次の段階のスマート都市建設に向けた全面的なグレードアップが始まっている。
 デジタル都市とスマート都市の建設は画像獲得、アプリケーションシステム開発などの分野を発展させ、地理情報産業のサービス生産額は300億元(約4799億円)を超えた。
 新華社が伝えた。

 同局は2006年にデジタル都市地理空間枠組建設の取り組みをスタート。
 7年あまりを経た今年6月末現在、全国の地級都市約320カ所、県級市約150カ所で建設が行われ、うち地級都市約170カ所と県級市約40カ所で建設が完了してデジタル都市の利用がスタートした。
 また、国土、不動産、公共安全、環境保護、衛生など数十の分野に関わるアプリケーションシステムが、全国で2000件あまり開発された。

 同局は2013年初め、デジタル都市建設を土台として、スマート都市時空情報クラウドプラットフォームの建設とテスト事業をスタートさせ、現時点では太原市、広州市、徐州市、臨沂市、鄭州市、重慶市、武漢市、無錫市、シ博市(シ=さんずいに上がまがりがわで下が田)の9カ所がテスト事業の計画都市に組み込まれている。
 テスト都市ではプロジェクト設計書が基本的に完成し、設計の論証作業やインフラ設備の整備作業が進行中だ。

 スマート都市の建設は、インターネットやクラウドコンピューティングといった現代の情報技術をよりどころとし、スマートセンサーやスマートディシジョンを利用して調整を行う都市運営モデルで、都市の交通渋滞、医療資源の不足、教育資源の不均衡、環境汚染といった問題の解決を目指している。

(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)







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2013年8月17日土曜日

人生、ゼニや!:中国人はやっぱり「お金が一番大事」

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●15日、在米華人団体「百人会」は、米中両国民を対象に「人生における最も大切な目標」についての世論調査を実施。両国民の考え方の違いが分かる興味深い結果が判明した。写真は中国の通貨「人民元」。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月17日 10時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75640&type=0

米中両国民の違いがくっきり、中国人はやっぱり「お金が一番大事」―中国

 2013年8月15日、在米華人団体「百人会」は、米中両国民を対象に「人生における最も大切な目標」についての世論調査を実施。
 米国人は“幸せな家庭生活”を重視する人が7割以上を占めたのに対して、
 中国人では“金持ちになりたい”と答えた人が5割近くを占めた。
 中国大手ポータルサイト・網易が伝えた。

 世論調査では、6項目の人生目標
1.幸福な家庭、
2.自分の思うように生きる、
3.事業の成功、
4.社会への奉仕、
5.財産、
6.社会的地位
を設定し、どれが一番自分の目標に近いものか選択してもらった。
 その結果、
 米国人の74%は“幸福な家庭”を選択、他の選択肢を大きく引き離して1位に選ばれた。

 一方、中国人に最も選ばれた項目が“財産”で、48.6%を占めた。
 この数値は2007年の調査時より7ポイント近く上昇しており、
 中国人が今最も望むものは金銭である
ことが明らかとなった。
 米国人で“財産”を選択したのはわずか8%。
 同様に、中国人の25%が“社会的地位”を選んだのに対して、米国人で選んだのはわずか6%だった。
 人生において何を一番重視するか、米中両国民の考え方の違いが浮き彫りになる興味深い調査結果と言える。


 そりゃそうだよ、
 やっぱり人生、金がないとね!
 「幸福な家庭」なんていうのは、偽善だよ!

2013年8月16日金曜日

中国自動車メーカー、アフリカ大陸90%の国をカバー:販売価格では10~30%安い

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●10日、中国の政策関連の情報を扱うあるスペインメディアは、「中国の自動車メーカーがアフリカ市場に積極的に進出し、すでにアフリカ諸国の90%をカバーしている」と報じた。写真は奇瑞自動車の製品。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月16日 8時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75525&type=0

中国車メーカー、アフリカ大陸へ積極進出!
すでに90%の国をカバー―課題は日・韓・欧州社との競合

 2013年8月10日、中国の政策関連の情報を扱うあるスペインメディアは、
 「中国の自動車メーカーがアフリカ市場に積極的に進出し、すでにアフリカ諸国の90%をカバーしている
と報じた。
 中国国営メディア・新華社通信傘下の参考消息(電子版)が12日付で伝えた。

 2009年、アフリカは中国メーカーからの自動車輸入台数で世界最大の大陸となった。
 総数で10万2000台を購入している。
 また、中国自動車メーカーが輸出相手国10カ国のうち、5カ国はアフリカの国家だったという。

 アフリカ進出で最大手なのが長城汽車(グレートウォールモーター)。
 2012年のアフリカ向け販売台数は2万2000台だった。
 同社の関係者は
 「アルジェリアが当社にとって北アフリカ最大の市場で、同年の販売台数は約1万台に達した」
と話す。
 また、同社はセネガル市場では約20%の市場占有率を誇っている。

 中国メーカーにとって、アフリカは参入が容易なだけでなく、チャンスも多い市場である。
 大部分が初めての自動車購入となるアフリカの消費者が求めるのは、
 安くて、高効率で、耐久性が高く、アフリカの過酷な道路状況や高温に耐えられる製品
である。
 一方で、安全面や排気に対する要求は欧米市場ほど厳格でないため、これも追い風になっている。
 こうした事情から、中国の自動車メーカーはすでにアフリカ諸国の90%をカバーしており、一部企業は生産拠点を現地へ部分移転しているという。
 また、中南米やアジア、東欧などの途上国への進出を目指しているメーカーも多い。

 ただし、中国自動車メーカーは依然として韓国や日本のメーカーに大きく遅れを取っている。
 アフリカ情勢を伝える仏ニュース誌ジュンヌ・アフリックによると、アフリカ市場に人気の自動車メーカーは韓国の現代自動車、キア自動車、フランスのルノー、プジョー、日本のトヨタ、日産など。
 現代自動車の2012年の販売台数は約15万台で、長城汽車の7倍に達している。
 中国車はこれらの人気メーカーに比較して、販売価格では10~30%安いものの、
 品質とイメージの悪さが依然として大きなネックとなっている。
 かつて品質も粗悪だったころに中国車を初体験した層は、二度と中国製自動車を購入したいとは思わないだろう。

 こうした様々な困難はあるものの、中国車は引き続きアフリカ進出を積極的に行なっている。
 数年前と比較すると各メーカーはすでに大きな突破口を開いており、残された最大の課題は、すでに安定的な地位を確立している韓国や日本、欧米メーカーとの競合である。

2013年8月10日土曜日

安価な中国製品には「安全という隠れたコスト」がかかっていない

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●7日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版は記事「中国製品購入で米国人が支払う隠れた代価」を掲載した。写真はニューヨークのスタテンアイランドとブルックリンを結ぶ自動車道専用のつり橋「ヴェラザノ・ナローズ・ブリッジ」。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月10日 9時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75317&type=0

中国製品購入で米国人が支払う隠れた代価―米メディア

 2013年8月7日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版は記事「中国製品購入で米国人が支払う隠れた代価」を掲載した。

 ニューヨーク市スタテンアイランドとブルックリンを結ぶヴェラザノ・ナローズ・ブリッジは1964年に開通した米国内最長のつり橋だ。
 このたび改修工事が行われることになり、3400万ドル(約32億8000万円)相当の鋼材や部品が中国企業に発注されることが決まった。
 入札には米国企業2社も参加していたが、ニューヨーク市当局はその米国企業には部品を作る特殊な設備や資本が不足していたと説明している。

 一方、全米鉄鋼労働組合は入札に参加した2社にはプロジェクトを請け負う能力が備わっていると反論。
 本当の問題は“金”だと指摘した。
 橋梁建設を請け負う労働者の給与は米国では時給30ドル(約2890円)前後。
 中国では日給10~15ドル(約960~1450円)程度と大きな差がある。

 もっとも中国製品が本当に安いのかどうかについては疑問視する声もある。
 例えばサンフランシスコ・オークランド・ベイブリッジの改修作業ではさまざまな問題が続出したが、その多くは中国の労働者や部品に由来するもの。
 ネジの問題で複数の個所の補修を余儀なくされたこともあった。

 いくら中国製品が安いとはいっても、追加補修のコストは節約できた金額を上回っている
 あるメディアはこう指摘している。
 橋梁用の鋼材にせよ、子ども用の人形にせよ、
 中国製品の背後には「隠れたコスト」が存在する
のだ、と。




【中国ってなんでそうなるの!】


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2013年8月9日金曜日

海外から中国への送金額:6兆円を超え世界2位に

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●8日、「家族への送金」は海外で働く中国人の伝統となってきた。福建省や広東省などの沿海地域では、出稼ぎのために海外に出て、家族の生活をサポートするという状況を至るところで耳にする。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月9日 20時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75363&type=0

海外から中国への送金額、6兆円を超え世界2位に―世界銀行

 2013年8月8日、「家族への送金」は海外で働く中国人の伝統となってきた。
 福建省や広東省などの沿海地域では、出稼ぎのために海外に出て、家族の生活をサポートするという状況を至るところで耳にする。
 海外で留学したり、働いたり、定住したりする中国人はここ数年増加する一方で、海外からの中国への送金も増加の一途をたどっている。
 人民日報海外版が伝えた。

 世界銀行が発表したデータによると、
 2012年、世界各地の移民の本国への送金額は「5340億ドル(約51兆5096億円)」に達した。
 うち、中国人の移民の実家への送金額は660億ドル(約6兆3664億円)と、
 インドの700億ドル(約6兆7522億円)に次ぐ多さであり、
 メキシコやフィリピンの240億ドル(約2兆3150億円)
 ナイジェリアの210億ドル(約2兆257億円)と比べると、大きな差を開けている。
 世界銀行の関係者は、
 「この金額は銀行や送金会社などが提供しているデータに基づいており、実際の資金の流動規模はもっと大きい可能性がある」
と指摘する。

 世界各地からの中国への送金が増加するにつれ、海外送金業務を扱っている中国系の銀行だけでなく、海外の送金会社もこの年々膨らむ「商機」に目を付け、中国人が集まる地に進出している。

 送金額が増加の一途をたどっている原因の1つとして、移民の収入増加も挙げられる。
 以前、中国人が海外で仕事をするとなると、底辺の仕事が多く、チャイナタウンなどが中国人の主な就職市場であった。
 しかし、中国の教育水準が向上するにつれ、国外の環境に適応できる中国人も増えており、仕事もブルーカラーからホワイトカラーへと変化している。

(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)




【中国ってなんでそうなるの!】


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死者24万人:板橋ダム決壊、「いい加減真実を公表してくれ!」

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●8日、中国・河南省駐馬店市の板橋ダム決壊から37周年を迎えたこの日、中国のネットでは犠牲となった同胞を哀悼するコメントが数多く寄せられた。写真は板橋ダム決壊後の資料画像。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月9日 10時9分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75343&type=0

<中華ボイス>
死者24万人のダム決壊、「いい加減真実を公表してくれ!」―中国ネットユーザー

 2013年8月8日、中国・河南省駐馬店市の板橋ダム決壊から37周年を迎えたこの日、中国のネットでは犠牲となった同胞を哀悼するコメントが数多く寄せられた。

 中国のネットユーザーは、
 「8日で板橋ダム決壊から37周年だ。犠牲となった同胞に哀悼を表する。
 1975年8月8日、台風の影響により板橋ダムは決壊。
 24万人の犠牲者を出し、唐山大地震に匹敵するほどの大惨事となった。
 ところが国はいまだに惨劇の真相を公表しておらず、関連の追悼イベントも行われていない。
 いい加減真相を公表してくれ、
 国は犠牲になった同胞と国民1人1人に対し真実を伝えるべきだ!」
と真実を伝えない国に憤りをあらわにした。


 なにか標語があったが。
 「歴史を忘れた民族に未来はない」
だったか。




【中国ってなんでそうなるの!】


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「お送りいたしませんがサヨウナラ」:中国人のスペイン逃亡?

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●7日、中国新聞網は記事「華人がスペインから“逃走”、「お送りいたしませんが、サヨウナラ」とスペイン人」を掲載した。リーマンショック後の景気低迷と治安悪化を受けてスペイン在住華人がスペインから「逃走」している。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月9日 7時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75283&type=0

華人がスペインから“逃走”、
「お送りいたしませんが、サヨウナラ」とスペイン人―中国メディア

 2013年8月7日、中国新聞網は記事
 「華人がスペインから“逃走”、「お送りいたしませんが、サヨウナラ」とスペイン人」
を掲載した。

 7月中旬、スペイン統計局は同国在住華人の統計を発表した。
 リーマン・ショック後の2008年から華人のスペイン移住人数は急落、一方で国外に移る人数は高水準で推移している。

 華人に対する訪問調査の結果、国外移住の主要な要因は「経済危機」。
 華人の商店は東欧やラテンアメリカから来た移民が主な顧客だが、経済危機後に顧客の移民が帰国するケースが増えている。
 今では華人商店の利益は2008年前の半分にまで落ち込んだ。
 また、景気低迷に伴い治安も悪化したことも要因となった。

 この華人の“逃走”のニュースに、スペイン市民は大喜びするほどではないとはいえ、華人の“悪行”イメージが広がっていることもあって、
 「お送りいたしませんがサヨウナラ」
という冷淡な態度が一般的な反応となっている。



レコードチャイナ 配信日時:2013年8月9日 7時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75282&type=0

中国人ツアーがデトロイト訪問、「底値拾い」目指す、
丸ごと購入すべきとの提言も―中国メディア


●7日、環球網は記事「デトロイト、多数の中国人不動産購入ツアーを受け入れ=一区画を丸ごと購入し再建するべきとの提言も」を掲載した。「底値拾い」をしたいと中国人が押し寄せているが、公共サービスが壊滅していることで敬遠されている。写真はデトロイト。

 2013年8月7日、環球網は記事「デトロイト、多数の中国人不動産購入ツアーを受け入れ=一区画を丸ごと購入し再建するべきとの提言も」を掲載した。

 6日付米誌フォーチュンによると、
 先日破産を申請したデトロイトの不動産物件を「底値拾い」したいと、大量の中国人不動産購入ツアーが訪問している。

 もっとも公共サービスが崩壊したデトロイトでは交通、学校、ショッピング、レジャーなどのインフラが壊滅しているほか、ドラッグの密売をはじめとする犯罪が住宅地にもまん延。
 これが不動産価格を毀損(きそん)している。

 フォーチュン記事は、いっそのこと中国ビジネス界がデトロイトの一区画をすべて買い上げて、住宅街、レストランやバー、ショッピングセンター、オフィスビルを組み合わせた、まったく新しい区画をつくべきではないかと提言した。

 デトロイトの不動産仲介業者によると、現時点では区画を丸ごと買い上げたいという提案はまだないという。
 この提案は可能性がゼロではないとはいえ、
 問題となるのは現地のアフリカ系米国人の文化をいかに保存するかだ
と指摘した。
 今の住民をすべて追い出そうとすれば、
 おそらくは数年から数十年に及ぶ訴訟と抗議の嵐に見舞われる
と警告している。




【中国ってなんでそうなるの!】


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裁判官買収は適正な中国ルール:ワイロは裁判の適正資源であり、当たり前の話

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●6日、中国の上海市高級人民法院の裁判官ら4人が集団買春にかかわったとされる事件に関して、こうした事情に詳しい弁護士によると、裁判官を抱き込む「暗黙のルール」はほかにも多数あるという。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月9日 6時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75271&type=0

中国の裁判官買収は「暗黙のルール」、金銭の提供や接待は当たり前―SP華字紙

 2013年8月6日、中国の上海市高級人民法院の裁判官ら4人が集団買春にかかわったとされる事件に関して、こうした事情に詳しい弁護士によると、裁判官を抱き込む「暗黙のルール」はほかにも多数あるという。
 シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

 今回のように裁判官に公然と女性を提供するケースはまれだが、裁判で便宜を図ってもらうために、自らあるいは他人を介して、裁判官に現金、商品券や高級酒、漢方薬などの品物を贈ったり、旅行に招待したりすることはよくあるという。
 ある販売代理店の顧問弁護士は、
 「企業が普段から担当地域の裁判所の裁判官を食事やマッサージに招待するのは、業界では普通のコミュニケーション手段であり、誰もがやっていることだ」
と明かす。

 法曹界関係者によると、重大な民事訴訟や刑事訴訟の場合、裁判官への「リベート」は少なくとも数万元(数十万円)から数十万元(数百万円)だという。
 その際にはすべて旧札が使われ、通し番号の入った新札は絶対に使用しない。
 また、ある弁護士は
 「裁判官は裁判の当事者(原告や被告)に対し、自分がよく知った弁護士に変更するよう暗に指示することもある。
 そうすることで、仲の良い弁護士と利益を最大限に享受できるからだ」
と指摘している。


 病院に続いて裁判所。
 やはりワイロは社会を心地よく動かす適正資源である。
 ワイロなき清き社会に魚は住まない
 そういう場所には中国人は住めないということなのだろうか。
 「ワイロは適正生活の潤滑油」、それでいいではないか。
 ゴツゴツした社会より物事がスムースに流れることが肝要である。
 そのためには、少しくらいの出費には目をつぶろう。
 目を開いていても事が進まないなら、目はつぶっていたほうがいい。
 いやなものは見ないにこしたことはない。


サーチナニュース 2013/08/08(木) 12:14
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0808&f=politics_0808_006.shtml

裁判官“売春接待”問題、上海市トップ韓正書記が綱紀粛正の訓示

  中国共産党上海市委員会の韓正書記は7日、同市高等法院(高裁)の裁判官が建設会社から“売春接待”を受けていた問題で、綱紀粛正を求める訓示を行った。
 裁判所関係の指導幹部大会の発言。

  “売春接待”を受けたのは上海市高等法院の副院長など、いずれも高級幹部裁判官だった。
  韓書記は同事件について、「極めて深刻かつ劣悪な影響があるもの」と指摘。
 「法律・規則に基づき厳重に処罰し、徹底的に追及せよ。絶対に手をやわらげるな。腐敗分子を絶対に排除せよ」
と述べた。

  事件については
 「共産党員の基本ルールも踏みにじった」、
 「道徳の最低ラインも喪失した
」と述べ
 「法を知る者が法を犯した」
と、その深刻さを改めて指摘。

  腐敗問題については
 「大衆が最も恨むことである」
と、当局に対する市民の信頼感がさらに低下することを懸念する考えを示した。


  写真は中国共産党上海市委員会の韓正書記。7月撮影。
 中国共産党は各地に「委員会」を設置している。
 各委員会のトップは書記。
 中国共産党は行政・立法・司法などすべてを指導することになっているので、
 「書記」は市行政トップの市長や省行政トップの省長よりも、地位が高い。
 市長や省長は多くの場合、副書記が兼任する。

**********

◆解説◆

  韓書記は浙江省出身。
 共産主義青年団(共青団)の上海市書記を務めるなどで、胡錦濤派(団派)に属するとされる。
 2003年に上海市長に就任。当時48歳で、中華人民共和国成立以来、最も若い市長となった。

  06年には、汚職問題で失脚した共産党上海市委員会の陳宇良書記に代わって、同委書記(代理)に就任。
 市長との兼任となった。
 陳書記は江沢民派に属していたため、韓書記の就任で、上海市における胡錦濤派の勢力が大きく拡大したとされた。

  しかし、07年には習近平(現・共産党総書記、国家主席)が上海市委員会書記に就任。
 江沢民元国家主席に近いとされている習書記の誕生で、上海市における“権力争い”は、先が読みにくくなった。

  その後、習書記が07年10月に中国共産党中央政治局常務委員に就任したことに伴い、習書記と同じ江沢民派の兪正声氏が上海市委員会の書記に就任。
 兪書記は12年11月に中国共産党中央政治局常務委員に就任したことに伴い、韓正市長が再び上海市委員会の書記になった。
 しかし同時に、江沢民元国家主席に近いとされている楊雄氏が上海市市長に就任した。

  中国では10年以上も前から、胡錦濤派と江沢民派が権力争いを繰り広げている。
 上海市の場合には中国第一の経済都市ということもあり、“綱引き”が殊(こと)の外、熾烈(しれつ)だ。
 韓書記はもともと綱紀粛正に熱心だったという説もあるが、全国的にも大きく注目された「裁判官の売春接待事件」で、立場が悪くなる可能性もある。




【中国ってなんでそうなるの!】


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2013年8月8日木曜日

「人民日報本社ビル」の次は:上海超高層ビル群、キッチン3点セット

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●6日、中国一高いビル「上海センター」の構造部分がこのほど最上層部まで完成し、ネットユーザーたちの注目を集めている。しかし、その理由は632メートルという中国一の高さではなく、その外観にあるという。写真は左から上海ヒルズ、ジンマオタワー、上海センター。

 先日、北京の人民日報本社ビルが世界の奇妙キテレツビルの王座を獲得した。
 今度は上海の超高層が「キッチン3点セット」とウワサされているという。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月8日 1時8分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75272&type=0

上海最高のビル群、外観がキッチン用品そっくり!?
名付けて「キッチン3点セット」―上海市

 2013年8月6日、中国一高いビル「上海センター(上海中心大厦)」の構造部分がこのほど最上層部まで完成し、ネットユーザーたちの注目を集めている。
 しかし、その理由は632メートルという中国一の高さではなく、その外観にあるという。
 中国新聞網が伝えた。

 数日前にあるネットユーザーが、この上海センターとジンマオタワー(金茂大厦)、上海ヒルズ(上海環球金融中心)の3棟のビルをからかって「キッチン3点セット」と名付けた。
 それぞれのビルの形が、キッチン用品にそっくりだというのだ。
★.上海センターは“泡立て器”、
★.ジンマオタワーは“注射器”、
★.上海ヒルズは“栓抜き”
に見立てられた。
 ジンマオタワーは高さ420.5メートル、上海ヒルズは492メートルで、いずれも上海を代表する高層ビルだ。

 インターネット上ではもともと、変わった形のこれらの建築物についてよく話題になっていた。
 しかし、このような“3点セット”として複数の建造物が揃うことはたいへん珍しいため、あっという間にミニブログ上で人気に火がついた。
 この投稿は各マスメディアのミニブログに転載されただけでなく、シェア回数も数万回に達し、ホットな話題になっている。



【中国ってなんでそうなるの!】


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世界ルールか、それとも中華ルールか:市民文化の基本になるものは

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●6日、日本華字メディア・日本新華僑報網は、日本人と中国人の間には文化レベルに大きな差があると指摘した。写真は中国人観光客。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月8日 0時53分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75234&type=0

日本人と中国人、文化レベルの差は歴然―華字メディア

 2013年8月6日、日本華字メディア・日本新華僑報網は、
 「中国が全面的に日本を超越するには、国民の文化レベルが鍵に」
と題した記事を掲載した。以下はその概要。

 過去20年間で、多くの中国人が豊かになった。
 中国は日本を抜いて世界第2の経済大国になり、国民の生活水準も大幅に向上した。
 かつて技術分野で日本に大きく差を開けられていた中国だが、今では日本に追いつき追い越すまでになった。
 だが、日本に追いつけないものがある。
 われわれの最大の欠点は、国民の文化レベルの低さだ。

 市民文化とは、都市生活が形成する一種の規範だ。
 列に並ぶ、交通ルールを守る、公共の場所で大声を出さない、むやみにクラクションを鳴らさないといった社会生活上の秩序や礼儀、「温和・善良・恭敬・節制・謙譲」の精神が求められる。
 日本を訪れた中国人のほとんどが、日本人の礼儀正しさや秩序を守る精神、職業を敬う心などに深い感銘を受けている。
 日本社会のこうした優れた面を、われわれは積極的に学ぶべきだ。

 日本は中国より1世紀以上も前に現代化へと進んだ。過去の日本人の文化水準は決して高くはなかった。
 9世紀後半や20世紀初頭に日本を訪れた外国人がこの点を指摘している。25年間を日本で暮らした米国人宣教師、シドニー・ギューリックは自身の著書のなかで、
 「多くの日本人は怠惰であり、時間の流れを全く気にしていない」
と述べている。

 社会の発展過程では、どの国の人間も文化レベルが向上する。
 日本は明治維新からスタートした。
 政府は全国民に識字の徹底を求め、同時に礼儀作法も学ばせた。
 中国に今必要なのは文化水準向上のための時間と、大規模な教育指導といえよう。


 同じ記事をサーチナニュースで。


サーチナニュース 2013/08/07(水) 14:08
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0807&f=politics_0807_007.shtml

わが国が日本を全面的に追い越すためには、市民文化が肝心=中国

  中国網日本語版(チャイナネット)は6日、
 「日本を全面的に追い越すためには、市民文化が肝心だ」
とする記事を掲載した。以下は同記事より。

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  日本の市民文化が中国をリードしているのは、日本が中国よりも1世紀以上早く近代化したことに関係する。
 かつての日本の市民文化水準は低く、19世紀末と20世紀初頭に日本を訪れた多くの外国人がこの点を指摘している。

  かつて日本で25年間暮らした米国の宣教師シンディーガリック(SidneyGulick)が、著書「日本人の変遷」(1903年出版)は
 「多くの日本人のイメージは、怠慢で時間が過ぎ去っていくのをまったく気に留めない」
としたが、今日の日本人のイメージとはかけ離れている。

  社会発展の流れから見ると、どの国の市民文化も段階的に向上していくプロセスを経ている。
 日本は明治維新から、まず全国民の識字教育を実現し、同時に政府は大規模な礼儀教育を実施し、これを続けてきた結果が今日の水準なのだ。

  中国は近代化事業を後になってから進めた国だ。
 短い30年間で、中国は一国家を近代化時代へと引き込み、数億という農業従事者を都市へとかり出し、ひいてはポスト近代化社会へと引き込んだ。
 西洋が2、300年間かけて歩んだ道のりを、日本が100年以上かけて歩んだ道のりを30年に濃縮したのだ。
 しかし、ハードウェアが日本に追いつき、追い越せたとしても、市民文化の水準は一朝一夕に追いつくことはできない。

  中国の都市化の急速な進展にともない、並んで待つ、無理な横断をしない、クラクションをむやみに鳴らさないなど、どんな些細なことからでも、1年にたった1つのことからでも、政府と社会が力を合わせて着手していかなければならない。
 良い社会習慣が養われれば、社会気風や生活の質が一新され、人びとの心が和み、強い結束力が生まれ、その地に誇りを持てる暮らしができるようになってくるのではないだろうか。

  いずれにしても問題点を把握できれば、日中のパワーバランス、変遷の流れと問題が浮き彫りになり、自らが模索する成功の道をより強い信念をもって進むことができ、次なる栄光へと続いていくだろう。


 中国が大国として世界から尊敬されるには中国人の常識マナーが問題になってきてきている。
 「中華」とは世界の中心に位置するもので、「すべては中華から」という発想を中国人はもっている。
 しかしそれでは世界ではやっていけない。
 いまのところ
 世界のルールは中華ではない。
 これから少しづつ、世界を見ていくことになるのだが。
 ただ中国民族というのは世界のどこへいってもまとまってチャイナタウンを作って周囲と交わろうとはしない。
 中華を世界に植えつけようとする。
 このへんは大きな問題になってくる。
 中国が力をつけてくると、各地のチャイナツン・パワーも勢いをまし、周辺住民とのトラブルを起こすようになる。
 世界で中国排斥運動が発生することにもなりかねない。
 難しい問題である。
 「世界に馴染めない中国民族」
ということにはならないようにしてもらいたいものである。



【中国ってなんでそうなるの!】


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2013年8月4日日曜日

世界の10大危険職業に「中国の炭鉱作業員」と「ロシアのパイロット」

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●1日、職業を選択する際その職業の危険性について考える必要がある。先月30日、英紙ザ・サンは世界の危険な10種類の職業を発表し、中国の炭鉱作業員がランクインした。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月3日 22時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75066&type=0

世界の10大危険職業に「中国の炭鉱作業員」がランクイン=他に入ったのは?―英紙

 2013年8月1日、今年の中国の新卒者は699万人に達し、史上最悪の就職難といわれている。
 新卒者は当然のごとく就職できるように必死に活動するが、職業を選択する際その職業の危険性について考える必要がある。
 環球時報(電子版)が伝えた。

 先月30日、英紙ザ・サンは世界の危険な10種類の職業を発表し、中国の炭鉱作業員が選出された。
 中国国家安全生産監督管理総局が公表したデータによると、2012年中国の炭鉱で779件の事故が発生し、1384人が死亡している。

 このほかに同紙が危険な職種として、
★.グアテマラのバス運転手、
★.ロシアの航空機パイロット、
★.イラクの民間警備会社職員、
★.シリアの戦場記者、
★.爆弾処理の専門家、
★.漁民、
★.樹木伐採作業員、
★.アフリカ中部のトラック運転手、
★.メキシコの警察
を選んでいる。

 このなかで「漁民」というのがあるが、少々意味不明である。


 中国の史上最悪の就職難だそうである。
 失業」というのは社会不安を助長する最も大きな要因である。
 政府の政策目玉は常に失業対策に置かれる。
 この状態で放置しておいて、中国は大丈夫なのだろうか
 社会主義国家には失業はない、というのが殺し文句だと思うが。
 いくら危険でも職があったほうが、心理的には安定する。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月4日 0時32分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74960&type=0

企業に期待する初任給が減額、雇用のミスマッチも大きく―中国


●2013年7月30日、北京の某メディアから内定をもらった、清華大学新聞・メディア学院の修士課程修了予定の楊倩(ヤン・チエン)さん(仮名)は、「就活は確かに辛い。清華大学はネームバリューがあるが、それでも低姿勢でなければならない」と語った。経済参考報が伝えた。

 雇用情勢は全体的に安定を維持しているが、経済成長率の低下という状況のなか、構造的矛盾は大学生に身にしみるようなプレッシャーを与えている。
 これに呼応するようにして、大学生の給与に対する期待値が大幅に下がっている。

 中国の大手求人サイトの中華英才網が26日に発表した「第11回中国最優秀雇用主調査報告書」によると、2008年から2013年にかけ、卒業後の初任給に対する大学生の期待値には大きな変化があった。
 同報告書によると、高給(月給5000元以上、約8万円)に対する期待値は、2013年に大幅に低下した。
 一方で中等収入(月給2000-5000元、約3万2000円-8万円)に対する期待値が高まっており、特に2013年には50%を上回った。

 このほど発表された一連のマクロデータでは、中国経済の成長率低下が目立つなか、雇用安定が最大の注目点となった。
 中国人力資源社会保障部がこのほど発表した雇用データによると、今年上半期に都市部で725万人(前年同期比31万人増)の雇用が創出され、通年の900万人という目標の達成率が80%以上に達し、過去最多を記録した。
 登記失業率と調査失業率は、いずれも安定を見せた。

 雇用は経済成長率の低下に影響を受けなかったものの、構造的な圧力が弱まる兆しはなく、大学の卒業予定者の雇用圧力は依然として深刻だ。

 現在の大卒者の供給と、企業側の人材需要の間には、著しい不均衡が存在している。中国人力資源社会保障部国際労働保障研究所の莫栄(モー・ロン)所長は、
 「全体数の矛盾の他に、雇用には近年、構造的な矛盾の深刻化という新たな変化が生じており、就職難と採用難の現象が同時に起こっている。
 その主因は市場の需給の食い違い、人材の技能と企業側の需要の不一致だ」
と指摘した。

 中国は依然として工業化の中期にあり、産業構造はローエンド製造業と伝統的なサービス業を中心としており、製造業や現場のサービススタッフの雇用が中心的に創出されている。
 大学生が理想とする職場は主に第三次産業にあり、大学生の人数と比べると、求人数が不足している。
 しかしその一方で、全国約100都市の労働力需給状況に対する中国人力資源社会保障部の分析によると、各技能レベルのポストの求人数は、いずれも求職者数を上回っており、労働者の供給が需要を満たしていないことが分かる。
 そのうち高級技師の求人倍率は2.72、技師は2.31、高級エンジニアは2.13に達する。
 専門学校や技術学校の就職率は非常に高く、95%以上が一般的だ。
 一部では在学中に全員が内定するという現象もあり、技術型人材の旺盛な需要を物語っている。

 中国人力資源社会保障部の尹成基(イン・チョンジー)報道官はこのほど、
 「中国の雇用の任務は、今後一定期間に渡り依然として重く厳しいものになる。
 雇用情勢は依然として厳しく、特に全体数の矛盾が際立っており、構造的な矛盾はそれを上回るほどだ。
 中国人力資源社会保障部は下半期に、就職先が決まっていない大卒者を対象に雇用促進キャンペーンを実施する。
 その目的は、これらの大卒者を見習いや技能訓練など、一連の就職準備活動に参加させることだ」
と表明した。

(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)





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2013年8月1日木曜日

中国共産党機関紙『人民日報』が安全性を力説:その日に工場が爆発

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福建漳州PX项目厂区发生爆炸[子午线]



ロケットニュース24  9時間前
http://rocketnews24.com/2013/07/31/355238/

中国共産党機関紙『人民日報』が化学工場の安全性を力説 
→ 発表した日に工場が爆発

2013年7月30日未明、中国・福建省にある「パラキシレン」という物質を扱う石油化学プラントで爆発事故が起きた。目撃者によると爆発後、炎が40~50メートルにも上がったそうだ。

くしくも、その日、中国共産党機関紙『人民日報』がパラキシレン工場の安全性を力説する記事を発表していたという。
 
・中国のパラキシレン工場が爆発
爆発事故が起きたのは福建省ショウ州市(ショウはさんずいに“章”)にある、パラキシレン工場だ。パラキシレンはポリエステル繊維やペットボトルなどで知られるPET樹脂の生産に必要なものだ。
 
・パラキシレン工場には中国国民も不安
しかし、一方でパラキシレンは毒性の強い物質でもある。中国ではパラキシレンの人体や環境への影響に対する不安が高まっていた。事故が起きたショウ州市の工場も元々福建省アモイ市に建設予定だったが、住民の反対にあい移転してきたものだった。移転決定時には「政府が環境デモに屈した」と話題になっていた。
 
・人民日報がパラキシレン工場の安全性を強調 → 同じ日に工場が爆発
そんななか、中国共産党機関紙である『人民日報』は7月30日付で「パラキシレン産業は発展してはいけないのか?」という記事を発表。「世界的に見てもパラキシレン工場における重大な事故は起こったことがない」、「日本では工場は住宅地から4キロ地点にあるが問題はない」と、その安全性を力説していた。しかし、くしくもその安全性を強調したのと同じ日に、そのパラキシレン工場は爆発してしまったのだ。
 
・目撃者「炎が40~50メートルほどあがった」「衝撃で家中のガラスが割れた」
事故を目撃したというネットユーザーからは、「炎が40~50メートルくらいあがった」、「衝撃で家中のガラスが割れた」、「爆弾かと思った」などと中国版Twitter・Weiboに書き込みがされている。Weiboにアップされた写真を見る限り、かなり大きな爆発であったと見られている。
 
・公式発表「死傷者ゼロ、有害物質も漏れていない」
公式発表によると、事故は未稼働のパイプに水素を注入する耐圧テスト中に起きたものだという。パイプの溶接部分に亀裂がはいり、爆発事故へとつながってしまったそうだ。この事故による死傷者はゼロ、有害物質の流出もなく施設の重大な損傷もなしであるとのこと。

だが、インターネット上では「作業員が無事だとは思えないのだが」、「付近に住んでいる人が変なにおいがすると言っていた」、「“死者はゼロ” をあなたは信じますか?」と、発表に対し懐疑的な声も出ている。
 
参照元: Sina Weibo @易楽廈工論壇、Wall Street Journal 中国語版、新浪財経(中国語




 中国ではありそうなことである。
 高速鉄道も安全性を強調してからしばらくして脱線した。
 その後、世界最高速鉄道として運行するという話はなんとなくウヤムヤになってしまった。
 『恥かきっ子』
 という一面が大きい中国だが、そのためにいろいろ損をしている。
 上昇気流に乗っているときはジョーダン冗談で笑い飛ばされるが、下降気流のときは周囲の批判が激しくなる。
 この高速鉄道を世界に売り込もうというプランは先日、ブラジルで門前払いを受けた。
 今後、中国のプランはいろいろな形でやり玉に上がってくる。
 もう少し慎重に動き発言しないいけないように思う。