2013年8月22日木曜日

社会を騒がす中国の「富二代」、裕福な彼らの7つの悲劇とは?

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レコードチャイナ 配信日時:2013年8月22日 17時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75831&type=0

社会を騒がす中国の「富二代」、裕福な彼らの7つの悲劇とは?―中国メディア

 2013年8月19日、中国の社会・経済情報サイト、九個頭條網は、
 中国の「富二代」と呼ばれる金持ちの子女の悲劇
について報じた。

 近年、中国では好き勝手にふるまう「富二代」が度々メディアを騒がしている。
 庶民が汗水流す中で高みの見物ができる彼らは、その恵まれた境遇に羨望の眼差しを注がれるとともに、一部「富二代」の粗暴なふるまいが原因で白い目で見られることもある。
 多くの「富二代」は悩みを抱えており、自身の「富二代」という身分が不公平だと考える人もいる。
 そんな彼ら「富二代」にとって悲劇とはなんなのだろうか?

1]、社会からの白い目。

度々伝えられる「富二代」のマイナス報道の影響もあり、世論では道徳において「富二代」は圧倒的な劣勢に立たされている。彼らはそうした社会からの批判的な見方に耐えなければならない。

2]、人を信じられなくなる。

「富二代」は恵まれた環境にいるため、金銭目的で近づいてくる人もいる。自分に近づく者の目的が判断しづらい分、人と友情や愛情を築く点において、彼らは庶民よりも大きなハンディキャップを持っている。

3]、人に信じてもらえない。

「富二代」は成功したとしても、親のコネや金銭による成功と見られがちで、実際に優秀で能力があっても認めてもらえないことが多い。「富二代」は表面上こそ自信に満ち溢れているが、内心は非常にもろく自尊心に欠けるといえるのかもしれない。

4]、親の愛情表現が金銭を与えること。

 「富二代」の親は仕事に追われ、子供に対し多くの時間を費やせられない。
 その代わりに自由にお金を使わせるのだが、子供は親にそばに居てもらったり、一緒に遊んだりしてほしいものだ。
 米国の心理学者によると、米国では裕福な家庭の子供の30~40%がうつ病を患っている。
 この数字は平均より3倍高い数値で、うち10~15%が自殺するという。

5]、物事に興味を抱けない。
 
 自分が好きな職業に就いた人なら、たとえ試練や苦労があったとしても、その中から楽しみを見つけられるものだ。試練などほとんどない「富二代」は、多くの時間を金銭の消費に費やす。しかし、すぐに何の面白味もないことに気が付く。

6]、選択肢や自由が少ない将来。

 「富二代」は物質的には恵まれているものの、人生における選択肢は少ない。多くの人が早い段階で将来のレールを敷かれ、その上を走らざるを得ない。2012年に上海交通大学の安泰経済・管理学院が行った調査によれば、家業を継ぐことに対し企業家の子女の82%が「継ぎたくない若しくは消極的」と答えている。

7]、コミュニケーション方法が単調で、活動範囲が狭い。

 彼らの活動範囲は狭く、自然とコミュニケーションの方法も単一なものになる。彼らを取り巻く人の多くが彼らをおだてることもあり、彼らは貧しい人たちを下に見てしまう。これにより、自分より経済的に劣る人に対する偏見が生まれてしまう。近年起きている「富二代」の傍若無人な振る舞いはこれに起因するところが大きい。






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