2013年11月8日金曜日

「外国人が住むのに最適な国」トップはなんと中国:カネには勝てない?

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レコードチャイナ 配信日時:2013年11月7日 21時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78812&type=0

「外国人が住むのに最適な国」トップはなんと中国
=“大気汚染”“食品問題”もカネには勝てない?―米紙


●7日、参考消息網によると、イギリスの金融グループHSBCホールディングスが先ごろ発表したリポートで、中国とタイが「外国人が生活するのに最も適した国」に選ばれた。写真は中国北京市の商店。

 2013年11月7日、参考消息網によると、米ワシントン・ポスト紙ウェブサイトは、イギリスの金融グループHSBCホールディングスが先ごろ発表したリポートで、
 中国とタイが「外国人が生活するのに最も適した国」に選ばれた
と伝えた。

 このリポートは34の国と地域について、そこに住む外国人が享受できる経済的なチャンスや生活の質についての調査をまとめたもの。
 中国とタイに続いたのはスイス、ケイマン諸島、バーレーン、シンガポールなどのグローバル化によって裕福になった国・地域だった。

 34の国と地域の中で外国人の居住に最も適さないと評価されたのはエジプト。
 今夏からのデモや軍事政変の影響によるものとみられる。
 このほか、外国人にとっては生活コストが高すぎるとの理由から、フランス、スペイン、イギリス、イタリアなど多くの西欧諸国の評価が低かった。

 しかし、中国の高評価は意外である。
 悪化し続ける大気汚染や食品の安全の問題により、多くの外国人が荷物をまとめて中国を離れようとしている。
 外国人にとって中国での生活は経済面で非常に有利になることが、不利な要素を打ち消した可能性もあると記事は指摘している。

 なお、3月に世界経済フォーラムが世界140カ国の外国人観光客に対して行った調査で、
 中国は外国人観光客から最も人気のない国の一つ
に選ばれている。


 さて、上の記事なんともおかしいとは思っていたが、やはり無理があるとのこと。


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月9日 22時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78909&type=0

中国官製メディアがまた失態、「最適な移住先1位は中国」と誤報―仏メディア


●7日、中国新華社系列メディア・光明網がこのほど「最適な移住先ランキング」を発表したが、1位は中国という首をかしげる結果に、香港メディアが「明らかな誤報」と指摘した。写真は粉じんの付いた北京の車。

 2013年11月7日、中国新華社系列のメディア・光明網が掲載した「最適な移住先ランキング」のなかで、オーストラリアやシンガポール、米国、カナダなどを抜いて中国が1位に選ばれていることについて、仏ラジオ国際放送・RFI中国語版サイトは、
 「間違った引用が原因の、明らかな誤報
だと伝えた。

 光明網が掲載した「世界で最も移住に適した15か国」は、そのソースや根拠などを明らかにしていない。
 ただし、1位の中国については、
 「子育てレベルがごく一般的だということだけが欠点。
 その他の多くの積極的な要因が中国に1位をもたらした。
 経済力は世界2位、
 移民の生活レベルは世界3位、
 友好的な文化と健康的な飲食、
 スポーツ参加率も高い。
 娯楽も多く、
 仕事とプライベートのバランスも取りやすい」
と説明している。
 だが、空を覆う深刻なスモッグが連日のように報道されている中国が「最も移住に適している」とは、とても信じ難い。

 香港メディアのHouse Newsは、今月初めに香港上海銀行(HSBC)が発表した「企業の海外駐在員にとって最適な派遣先」の調査結果と、このランキングが完全に一致していると指摘した。
 HSBCの調査では、海外駐在員の現地での収入や昇進状況、子育て環境などを考慮し、海外駐在員自身が最適な派遣先を選択している。
 光明網はこの調査結果を誤解したか、あるいは意図的にねじ曲げて伝えたもので、「移住先」とは全く無関係であることが判明した。