2013年5月15日水曜日

中国「史上最悪の男子結婚難」:「貴重な歴史的実験」が今行われようとしている

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●10日、中国のネットユーザーはこのほど、「中国の独身危機は2012年に悪化した。これからは女性と結婚できることが男性にとっての成功の証しになることだろう」と中国の人口の男女比率について発言した。写真は今年4月、湖北省武漢市で行われたお見合いイベント。


レコードチャイナ 配信日時:2013年5月14日 23時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=72164&type=0

<中華ボイス>
結婚は成功者の証し!?
中国の独身男性、2022年には4000万人に―中国ネットユーザー

 2013年5月10日、中国では歴史的に男の子を重視する傾向があり、一人っ子政策によってその傾向はますます強くなった。
 さらに、医療技術の発展によって胎児の性別を簡単に判別できるようになり、女児の場合には人工的に流産させるケースが増加した。
 これにより人口の男女比率に大きな偏りが生じていると米CNN(電子版)は伝えている。

 中国のネットユーザーはこのほど、
 「中国の独身危機は2012年に悪化した。
 男性の数は女性を大きく上回り、2016年には男性の方が30%多いとみられている。
 独身男性の数も2012年の1000万人から2017年は3000万人に増え、
 2022年には4000万人近くまで増加する見込みだ。
 これからは女性と結婚できることが男性にとっての成功の証しになることだろう」
と中国の人口の男女比率について発言した。


 中国男性にとって、「史上最悪の結婚難」が到来する。
 結婚にあぶれた男が多くなる。
 となれば社会は粗暴化する。
 就職もできず結婚もできないとなれば「憤青」(怒れる若者)はどこへ向かうのか。

 通常なら暴力社会の兆しが出てくるのだが。
 強権中国では、それとも従順な羊の群れになるのだろうか。
 何かが起こるのは間違いない。

 バランスを失った生態系はどのようなカラクリを用意しているのだろう。
 人間の社会判断は、自然のシステムに打ち勝つことができるのであろうか。
 通常、性の偏りは戦争などで男性が激変した時に起こる。
 しかし、男性が過剰になるという」歴史は過去にあったのであろうか。
 通常では女性の方が生存率が高い。
 それは自然が種を後世に残していくために作ったシステムだからである。
 だから、女性が多くなっても社会はそれを吸収する柔軟な構造になっている。
 しかし、男性数が過剰になった社会というのは、知らない。
 江戸時代の江戸のように都市的に女性が少ない状態はあった。
 男性が勇躍、江戸を目指してくるからである。
 しかし、全体ではバランスがとれていた。
 この中国の有り様は「貴重な歴史的実験」なのかもしれない。
 人口学者なら延髄のよだれを流させるほどの実験を目の前で見ることができることで喜びに震えていることだろう。
 この極端な現実は、実際に中国社会をどのような形に変えていくのだろうか。




【中国ってなんでそうなるの!】




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