2013年5月7日火曜日

「日中関係がスムーズにいった歴史はない」麻生副総理の発言に9割が同意

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●4日、訪印中の麻生太郎副総理は日中関係について言及し、「過去1500年以上の長きにわたり、中国との関係が極めてスムーズにいったという歴史は過去にない」と発言した。写真は2012年1月の中国映画「倭寇的踪迹」のポスター。


レコードチャイナ 配信日時:2013年5月7日 18時6分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=72064&type=0

「日中関係がスムーズにいった歴史はない」麻生副総理の発言に9割が同意―13億人のアンケート

 2013年5月4日、訪印中の麻生太郎副総理はニューデリー市内で講演を行った。
 その中で日中関係について言及し、
 「過去1500年以上の長きにわたり、中国との関係が極めてスムーズにいったという歴史は過去にない」
と発言している。
 これは、日印が互いに中国との領有権問題を抱える国として、安全保障面などで協力する必要性を問われ、発言したもの。

 この発言は、当の中国ではどう受け止められたのだろうか?
 中国・環球時報は6日、WEB上で
 「麻生副総理による日中間の歴史に関する発言内容をどう思うか?」
との質問を投げかけ、同日午後3時時点で9980件の回答を得た。
 うち、
★.90%にあたる9900件が 「史実に符合する(=日中関係は歴史上、スムーズだったことがない)」、
★.10%にあたる980件が「史実に反する」
と回答した。
 その理由を述べるコメントの一部は以下の通り。

●.「なるほど、麻生は正直者のワルだな」
●.「この倭寇国家(=日本)を徹底的に滅ぼさないと、アジアの平和も世界の平和もない!」
●.「日本は過去1500年の間に、いずれの隣国とも円満だったことはないだろう?
 隣国に対して侵略か略奪しかしていないから」
●.「彼の発言に間違いはない。
 ただ、日中関係がスムーズでなかった理由については触れられていない。
 歴史を振り返ってみれば、中国は過去に何度、倭寇の襲撃を受けたか?
 そのうちの1回は中国の領土を侵略したのではなかったか?
 つまり、“スムーズでない”原因はすべて日本の行為にあるのではないか」
●.「現在の歴史の教科書では、隋・唐代の両国の友好関係か、近代の日本による中国侵略の歴史ばかり教えている。
 しかし、長い歴史の中では明代の倭寇、元代の元寇など、さまざまな戦の歴史がある。
 何も友好、友好と強調する必要はなく、闘争や衝突というのはまともな事態なのだ」
●.「執拗に侵略の歴史を語ることは、成熟した大国のあるべき姿に反すると言う人たちがいる。
 しかし、史実を忘れるということは反逆であり、教訓を忘れるということは愚かなことである。
 成熟した大国のあるべき姿とは、自身の中の“恨み”を上手にコントロールすることであり、歴史を忘れ去ることではない」。




レコードチャイナ 配信日時:2013年5月8日 19時4分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=72106&type=0

駐日中国大使「日中関係は多くの年月でスムーズ」
=麻生発言を否定―平和条約締結35周年記念絵画展で

 2013年5月8日、日中平和友好条約締結35周年記念行事の一環として「中国洋画家・張晶絵画展」が東京・虎ノ門の東京中国文化センターで始まった。
 開幕セレモニーに出席した程栄華駐日中国大使は、麻生副総理・財務相がインド訪問中の5月4日、ニューデリー市内のホテルでの講演で日中関係について
 「少なくとも我々は1500年以上の長きにわたって中国との関係が極めてスムーズにいったという歴史はない」
と述べたことに対し、
 「日中間の多くの年月はスムーズであり、そのような事実はない」
と否定した。

 この絵画展は、日中協会(会長=野田毅・元建設相)、中国大使館、九州日中民間文化交流協会などが主催。
 開幕セレモニーには海部俊樹元首相、程栄華駐日中国大使ら日中の政財官文化関係者多数が出席した。

 程大使は挨拶の中で
 「このような芸術を通じた日中両国間の文化交流は重要である」
と述べた上で、
 「中日関係は現在厳しい状態が続いているが、何とか対話を通じて糸口を見いだすよう努力しなければならない。
 戦略的互恵関係が戻るよう力を尽くしたい」
と強調した。

 中国洋画家の張晶氏は、シルクロードやチベットを旅してヒマラヤ山脈やカイラス神山をテーマに創作活動を行い、幻想的で力強い画風は日本、中国はじめ世界各国で高い評価を得ている。
 絵画展は5月17日まで開催される。



レコードチャイナ 配信日時:2013年6月15日 16時15分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73341&type=0

<中国気になる話>
“日本人の反中”は“中国人の反日”を超えたのか?―BBC調査

 2013年6月14日、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」は、日本人の中国評価の急落を伝えた。

 14日、網易は記事
 「2013年国家イメージ調査:中国は大幅に下落」
を掲載した。
 同記事は5月23日にBBCが発表した国際世論調査を紹介する内容で、中国は前年の5位から9位に転落している。
 なお日本は前年の1位から4位に順位を下げている。

 この調査は世界25カ国でアンケート調査を実施し、16の調査対象国が世界に「良い影響」を与えているか、「悪い影響」を与えているかを尋ねたもの。
 報告書には調査実施国別の結果が掲載されているが、これが驚くべき内容だった。

 「中国は世界に良い影響を与えている」と回答した日本人はわずか5%だった。
 一方、「中国は世界に悪い影響を与えている」との回答は64%に達している。

 一方、中国を見ると、「日本は世界に悪い影響を与えている」との回答は74%。
 韓国の67%を上回って調査実施国中で一番となっている。
 が、その一方で、「日本は世界に良い影響を与えている」との回答も17%ある。
 
 興味深いのは2006年以降の調査結果を見ても、「日本は世界に良い影響を与えている」との回答は16%以上を保持しており、日中関係がどんなに悪化しても中国人の6人に1人は日本を高評価していることがわかった。

(筆者:高口康太)
■中国在住経験を持つ翻訳者・高口康太氏は、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運営。ネットの流行から社会事情、事件、スポーツ、芸能など中国関連のトピックを幅広く紹介している。






【中国ってなんでそうなるの!】




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