2013年7月31日水曜日

中国人にどうしたら常識を学ばすことができるのか:ガイドの苦悩

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●27日、ロシアを訪れる中国人観光客のマナーが悪いため、彼らを案内する中国人ガイドは大変。出発前に現地のマナーや文化を指導するべきだと提案している。写真はモスクワの赤の広場。


レコードチャイナ 配信日時:2013年7月31日 6時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74817&type=0

中国人観光客にどのようにマナーを学ばせるか、
現地ガイドの頭痛の種に―中国メディア

 2013年7月27日、ロシアを訪れる中国人観光客のマナーが問題になっている。
 そんな彼らを案内する中国人ガイドの苦悩を新華社(電子版)が伝えた。

 7月、モスクワの赤の広場は暑さとは無縁で、避暑地として訪れるには絶好の場所だ。
 しかし、騒々しい中国人観光客の存在が眼前の素晴らしい景色との不協和音を生み出している。
 中国と陸続きで異なる文化を持つロシアを訪れる中国人観光客は年々増加している。
 ロシア連邦観光局の統計によると、2012年にロシアを訪れた中国人観光客は前年比で47%増加した。

 「われわれガイドが最も困っているのは、中国人観光客が教会や宮殿、博物館、劇場などを観光する際、場違いな服装で訪れたり、携帯電話で話しながら見学・写真撮影したり、大声で騒いだりすること。このような行為は『ロシアの芸術文化を冒とくしている』とロシア人の反感を買いやすい」とあるガイドは話す。

 ロシアでの中国人観光客は非常に羽振りが良く、琥珀や絵画、ブランド品を買いあさる。
 しかし、前出のガイドは
 「せめて、こうした商品の持つ文化性や芸術性をよく理解してから購入してほしい」
と述べると同時に、旅行会社に対して出発前に旅行説明会を開催し、現地の文化や芸術、マナーなどをきちんと教えるべきだと提案している。

 また、同ガイドは
 「物質的な豊かさが精神文明の進歩を表しているわけではない」
と言う。
 中国人観光客は礼節の国にふさわしい態度をとらねばならない。そして「イメージの破壊者」ではなく「文明と友好の使者」となるよう、小さなことから改めていくべきだ。



レコードチャイナ 配信日時:2013年7月30日 15時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74811&type=0


●25日、今年10月に施行される「中華人民共和国旅行法」は、悪評高い中国人観光客の海外でのマナー向上を目指すものだが、その効果については疑問の声が上がっている。写真は中国人観光客がエジプトの古代遺跡・ルクソール神殿にした落書き。

中国人観光客にマナー遵守を義務づける「旅行法」、
その効果は期待できるのか―独紙

 2013年7月25日、独紙ディ・ヴェルトは、今年10月に施行される「中華人民共和国旅行法」を紹介する記事を掲載した。
 26日付で参考消息(電子版)が伝えた。

 今年5月、当時14歳の中学生がエジプトの古代遺跡「ルクソール神殿」に自分の名前を書き、「ここに遊びに来た」と落書きした。
 この事件は世界各国のメディアに報じられる大騒動に発展したが、中国人観光客によるマナー違反行為はこれだけではない。

 北京大学の旅行業専門家・呉必虎(ウー・ビーホー)氏は「ここ数年、海外に出かける中国人の急増に伴い、素養の欠けた行為が目立つようになった。
 ルクソール落書き事件以来、ネット上には多くの批判が寄せられている」と指摘する。

 中国の旅行関係者によると、中国人観光客のマナー違反は主に欧州諸国で問題になっている。
 公共の場所で大声で騒ぐ、ごみをポイ捨てする、行列に割り込むなどの行為は西洋人に最も嫌われる行為だからだ。

 国内旅行においても観光客のマナー欠如は深刻な問題だ。中国の公式発表によると、昨年1年間に海外旅行へ出かけた中国人はのべ8300万人だが、国内旅行に出かけた中国人はのべ30億人と圧倒的な人気を誇っている。
 だが呉氏は
 「観光客や観光業者の中には、現地の文化や風俗習慣を尊重せず、あまりにもわがままで粗野なふるまいをする人間がいる」
となげく。

 10月に施行される「旅行法」では、公共の秩序と社会道徳を順守し、現地の風俗習慣、文化、伝統、宗教を尊重することは「中国の公民としての義務」としている。旅先では「適度な娯楽を求める」よう指示。
 中国人観光客が海外で賭博や買春などの行為に走らぬよう、釘を刺す内容となっている。

 海外での正しい振る舞いについて、各旅行会社が客を教育すべきだとの意見もあるが、旅行会社は「不可能だ」と反論。
 「ガイドが説明しても無駄になるだけ。
 お金を払っているお客様は、われわれにとっては神様と同じなのだから
と話している。


 アジアのトラブルメーカーから「世界のトラブルメーカー」になりつつある中国。
 基本なことは、
 「常識が理解されていない
ということだろう。
 というより「常識」なるものの意味がまだつかめていないのだろう。
 世界は中国を中心に回っている。
 よって、「中国的思考が世界の思考」だと思い込んでいるようである。
 その中国的な思考を周辺国に持ち込むと「アジアのトラブルメーカー」となり、観光のように世界を巡ると「世界のトラブルメーカー」になってしまう。
 中国人に世界常識を教えこむというのは、
 まず今のところ無理だろう。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月1日 21時10分 
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75015&type=0

マナー悪い中国人観光客、海外で経済に貢献も尊敬されず、
「単なる金づる」との見方も―中国紙


●1日、海外へ出かける中国人観光客が急増し、世界各地の経済に大きく貢献しているが、一方でマナーの悪さなどからまったく尊敬されておらず、中国のイメージや文化程度をおとしめている。写真はルーブル美術館前の池に足を浸している中国人観光客。

 2013年8月1日、中国紙・人民日報は、海外へ出かける中国人観光客が急増し、世界各地の経済に大きく貢献しているが、一方でマナーの悪さなどからまったく尊敬されておらず、中国のイメージや文化程度をおとしめていると報じた。

 ネット上ではここ数日、ルーブル美術館前の池に足を浸している中国人観光客の写真が話題になっている。
 中国人観光客の素養の低さを証明する出来事に新たな1ページが加わった感さえある。
 現地の文化遺跡に落書きしたり、公共スペースで大声で騒いだり、行列に割り込むなど、一部の中国人観光客のマナーの悪さが世界中で注目を集めている。

 中国経済の発展に伴って、海外旅行をする中国人は急増した。
 12年には、00年の約9倍もの中国人が海外旅行に出かけている。
 中国人観光客は世界各地でその財力を見せつけると同時に、大きな弱点もさらしてきた。
 一部の人の素養の低さによって、現地の売り上げには大きな貢献をしながら、
 一方ではまったく尊敬されておらず、単なる「金づる」として見られることさえある。

 これらの現象は「礼儀の国」である中国のイメージに合わないだけでなく、海外での中国の評価を大幅に下げている。
 こうした状況を受け、中国政府は中国人観光客にマナー厳守を義務付ける「旅行法」を今年10月から施行する。

 中国人観光客の素養をいかに高めるか、1人1人がマナーや現地の習慣を理解した行動をいかにとるかは、海外でのイメージに影響するだけでなく、中国の国家としての文化程度やソフトパワーにまで直接影響を与えることになるだろう。


 「世界のトラブル・メーカー 中国」になってしまったが、これはなかなか克服しがたい課題であろう。
 時間が必要である。


サーチナニュース 2013/08/07(水) 13:14
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0807&f=national_0807_027.shtml

タイの市民も中国人観光客のマナーに「No」=中国報道



  中国人観光客の海外での振る舞いが改めて同国内外で注目を集めたことについて、中国メディア・環球時報は7日、タイの観光当局が「うるさい」「秩序を守らない」という中国人観光客のイメージにかんするタイ国民の声をまとめた報告書を発表したと報じた。

  記事は、タイ国内のホテル、土産物店、レストラン、旅行会社などの従業員や一般市民合わせて1068人を対象に実施した中国人観光局についてのイメージ調査の結果をタイ国家観光局から受け取ったとし、その結果を紹介した。

  調査の結果、最も多かった中国人観光客のイメージは
★.「礼儀がなく大声を出す」
だったことが明らかになった。
 また
★.「ポイ捨てやたん吐き」が2番目、
★.「秩序や現地の習慣を守らない」3番目で、
そのあとにようやく
 「タイの経済発展に貢献」、
 「現地人の収入安定をもたらす」
といったポジティブな印象が続いたことから、イメージの悪さが先行している状況が浮き彫りとなった。

  記事は、同局や現地旅行会社が挙げた中国人観光客のマナーの悪さについての具体例を紹介する一方、同局の関係者が
「注意喚起をすれば、彼らは積極的に協力してくれる」
と語ったほか、個人観光客よりも大勢で盛り上がり細かいことを忘れてしまいがちな団体観光客がマナー問題を起こしやすいと指摘したことも併せて伝えた。



レコードチャイナ 配信日時:2013年8月13日 21時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75480&type=0

中国人観光客のマナーの悪さに不満の声、
日本では公務員が飲食店で持ち込んだ酒を飲むケースも―中国メディア

 2013年8月12日、人民日報(電子版)は、中国人旅行客による海外でのマナー違反行為が国内で大きな反響を呼んでいることを受けて、サイパン人と日本人のツアーガイドを取材した。
 サイパン人ガイドは中国人旅行客のマナー違反行為として、
順番待ちの列に割り込む、
大声で騒ぐ、
歩道をはみ出して歩く、
所構わずタバコを吸う、
ごみをポイ捨てする、
時間を守らない、
他人を尊重しない、ナ
マコやサンゴを許可なく捕獲する
などを挙げ、
 「お金を除けば、中国人旅行客に好意を持っていない
と答えた。

 日本人ガイドも、
 「中国人旅行客は公共の場で喫煙し、大声で話をする。
 手を洗っても拭かず地面を濡らす。
 ある中国人公務員の一行が中国から持ち込んだ酒を飲食店で飲み始めるケースがあったが、これは日本人に最も嫌われる行為。
 幹部に付き添って来日した部下があれこれと要求するなど、中国の悪習を日本にも持ち込むが、幹部本人のイメージ低下につながっている」
と話している。

 中国社会科学院観光研究センターの戴学峰(ダイ・シュエフォン)副主任は、中国人旅行客のマナー違反行為は
 穏やか、素直、恭(うやうや)しい、質素、謙遜
という中国人が本来持ち合わせてきた伝統を失った結果
だと述べた上で、
 「旅行会社もツアーガイドも、文化や習慣の違いについて紹介するのが精一杯で、実際に止めさせることはできない。
 中国人はそれがマナー違反行為だと気づいてさえいないのだから」
 と話す。
 「中国政府は海外旅行をする中国人の文化的な行動に関するガイドラインを示したが、その役割は全く果たされていない。
 こうしたガイドラインに目を通したことのある旅行者はほとんどいないはずだ。
 たとえ法制化したとしても、改善の見込みはない」
とも指摘している。



レコードチャイナ 配信日時:2013年8月10日 8時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75113&type=0

日本人も批判から「最も歓迎される観光客」に、
中国人観光客の悪者扱いは啓蒙のために必要―中国紙

 2013年8月5日、中国紙・広州日報は、悪者扱いされている中国人観光客だが、啓蒙のために必要だと指摘した。

 最近、世界中にトラブルをまき散らしている団体がある。
 それは中国人観光客だ。
 しかし、マナー違反とされる彼らの行為も、中国と海外との文化的衝突が原因であることが多い。
 たとえば、母親が家の外に出て大声で「ごはんだよ~!」と叫んで子供を呼ぶ姿は、農村では心温まる光景に映るが、都会では近所迷惑でしかない。

 同じように、中国人は食事をにぎやかに取るのが好きだが、欧米人はそれをうるさく感じる。
 これも異なった文化から生じた差異だ。
 一部のマナー違反行為は中国人観光客だけのものではないが、それが故意に誇張され、あたかも中国人観光客だけがやっているかのように報じられている。
 仏プロバンスのラベンダー畑でのケンカ事件も、偶然その場所でケンカが始まっただけであり、世界中で中国人観光客だけがケンカをするわけではない。

 しかしながら、こうした報道は中国人観光客にとって一種の啓蒙活動になっている。
 現地の風俗習慣や礼儀作法を学び、他人の迷惑にならぬよう注意することで快適な旅が続けられるのだ。

 中国人観光客が大挙して世界各地を訪れるようになったのはわずか数年前からだ。
 日本人観光客もかつてヨーロッパでブランド品を買いあさり、現地のひんしゅくを買っていた。
 それが今では、日本人観光客は物静かで秩序を守る人々として、長年にわたって「最も歓迎される観光客」に選ばれている。
 つまり、観光客の資質の向上は決して不可能なことではない。
 ただ、それには学び続ける努力と試行期間が必要なのだ。




【中国ってなんでそうなるの!】


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