●8日、日本政府はこのほど、2013年度版「少子化社会対策白書」を閣議決定した。少子化はすでに日本の前途を脅かす問題となっているという世論も出てきている。写真は江蘇省南京市の子供たち。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年7月10日 7時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74125&type=0
日本はなぜ少子化問題を解決できないままなのか?―中国メディア
2013年7月8日、日本政府はこのほど、2013年度版「少子化社会対策白書」を閣議決定した。
白書によると、
日本の女性が第1子を出産した平均年齢は30.1歳となり、初めて30歳を超えるなど「晩婚化」と「晩産化」が同時に進んでおり、
日本社会のこの流れを逆転させることはすでに難しくなっている。
また、若者の経済状況が悪化していることが結婚や出産を望まない原因となっている。
日本が最近発表した人口統計・予測資料によると、5月1日の時点で、全国の15歳未満の「子ども人口」は1649万人で、総人口に占める割合は12.9%ととなり、これまでで最低の数字を記録した。
少子化はすでに日本の前途を脅かす問題となっているという世論も出てきている。
新華毎日電訊が伝えた。
少子化がもたらす弊害は非常に顕著で、直接的には日本の将来の人口が徐々に減少することを示し、特に労働年齢人口の減少はより直接的に将来の労働力の供給に影響を与え、経済発展のブレーキとなる。
これだけでなく、少子化は急速に高齢化問題を深刻化させることにつながり、さらに医療費や福利厚生などの社会保障システムの負担を重くさせるとともに、国民生活のレベルを高めることにも悪影響を与え、国際競争力を低下させる。
少子化問題に対応するために、日本政府は高齢化や出産率低下問題の解決に取り組む少子化対策大臣を特別に設置した。
このほか、日本はさらに多くの少子化危機に対応する政策措置を取っている。
例えば、今回の白書で強調されている「産後ケア」や先に実施されていた「児童手当」の支給額増加、妊婦の「産休期間」の延長、「養育費」の補助金の増加などが含まれる。
しかし、残念なことに日本はいまだ少子化の流れを抑制できていないことだ。
根本的な要因は、ケア不足なのではなく、経済的な問題である。
ある調査によると、日本の子供が出生してから大学卒業までに必要な経費は全部で2985万円かかるという。
これは、比較的学費が少なくてすむ国立や公立学校に行った場合の費用だ。
少子化調査で「子供を出産、子供を養育するには経済的負担が大きすぎ、費用を捻出できない」とする答えは全体の39%を占めている。
若者の立場にたって、若年層の雇用問題を改善しなければ、当然のこととして彼らは結婚や出産などできないだろう。
(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)
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成長期には人口が必要である。
しかし、安定期に入ればその人口は過剰化する。
失業率のアップは「労働力人口を必要としない」という単純なシグナルである。
この時期に人口を増やせば、それはそのまま失業者予備軍を作っていることと同じになる。
社会は永久に成長を続けるわけにはいかない。
もしそんなことになったら、究極は地球上は人間で埋まってしまうことになる。
人口は時に増え、時に減る。
これは当たり前のシステム。
なんでもかんでも右肩上がりになるわけではない。
すべてウエーブを描くと見たほうが適正である。
日本列島という限定された領域での、高度な社会満足を得ての居住人口は、つまり
「日本の適正人口」
はいくらか、ということであろう。
少なくとも、
1億人を超える人口は過剰
とみていい。
よって、これからはどんどん減っていく。
減っていくことによって、人口の国土への負担率を下げていく。
つまり、生態系が「人口適正化」へ動いている、ということである。
それが生態系的人口動態というものになる。
2050年を目標に「1億人」というのが、
いま動いている遺伝子レベル?の生態系保全の動き
だろうと思われる。
間違ってもいまの日本は、人口を増やしてはならない。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年7月18日 8時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74403&type=0
中国の人口構造、2030年には逆ピラミッド形に―中国有識者
●16日、長江日報が報じたところにとると、中国社会科学院の李培林(リー・ペイリン)副院長が、「中国の『人口学的配当』は、過去の予想より15年早い2015年にターニングポイントを迎えるだろう」と指摘した。写真は山東省臨沂(リンギ)市の老人ホーム。
2013年7月16日、長江日報が報じたところにとると、中国社会科学院の李培林(リー・ペイリン)副院長が、
「中国の『人口学的配当』は、過去の予想より15年早い2015年にターニングポイントを迎えるだろう」
との試算を、15日に開催された共産党武漢市委員会常務委員中心グループの報告会で指摘した。
李副院長は
「このターニングポイントを迎え、中国の労働者不足や高齢化などの問題は今後さらに突出化するため、社会保障体制の研究、調査が急務。
人口構造が急速に変化することでもたらされる一連の新たな問題に対処できるようにしなければならない」
と訴えた。
■人口構造、40年で逆ピラミッド形に
1990年に中国全土で行われた国勢調査では、人口の構造が標準的な人口ピラミッドとなっていた。
しかし、その後20年の間に、人口構造に大きな変化が生じ、
2010年に行われた国勢調査では、高齢者を支える世代の20-64歳の人口が突出し、人口ピラミッドが釣鐘型になった。
人口学的にはこのような状態を「人口学的配当」と呼び、社会全体の負担が軽く、労働者人口も増加。
十分の労働力があるため、生産のスピードは速く、コストも低くなる。
そして、競争力を備えた商品を生産し、発展が加速する。
しかし
「人口学的配当は、さっと来て、すぐに去る」
と李副院長。
「10年の国勢調査の結果をベースに、さまざまなパラメーターを加えて科学的に計算すると、2030年、中国の人口ピラミッドはピラミッドをひっくり返したような形になると試算できる」
と警告している。
■家庭構造「少人数で多人数の高齢者を世話する」に
人口構造が大きく変化すると、家庭の構造も大きく変化する。
李副院長は
「現在、一人っ子政策を背景に、1代目の一人っ子が結婚し、出産する時期になっている。
夫婦共に一人っ子となると、下には自分達の子供1人、上には親4人という構造になる。
現在の一人っ子政策が変わらないとすれば、10-20年後にその子供が結婚するとなると、その夫婦の肩に4人の親と8人の祖父祖母の負担がかかることになる」
と指摘。
また
「中国はこれまで長期にわたり、家族2代で高齢者を支えるという構造を取ってきたが、『多人数で少数の高齢者を世話する』から『少人数で多人数の高齢者を世話する』という構造に変化しているため、変革が急務になっている」
と警笛を鳴らす。
■春節前の労働者不足は長期的兆候か
李副院長によると、2000年に国勢調査が行われた際、2030年に人口のターニングポイントを迎えると予測されていたが、現在、その時期は大きく繰り上げられ、2015年にターニングポイントを迎えると予想されている。
李副院長は、このターニングポイントをめぐり、今後、
▽.労働力の不足
▽.老年(高齢者)人口指数が急上昇する
―という大きな変化が生じると分析している。
労働力不足という点で、労働力の増加率は今後、年々低下し、最終的に減少に変わると見られている。
李副院長は「近年、春節(旧正月)前になると、多くの出稼ぎ労働者が帰省し戻って来ないため、中国各地で労働者不足が生じているというのは、短期的なものでも季節的なものでもなく、長期的な兆候」との見方を示している。
一方、老年人口指数が急上昇するという現象も深刻な問題で、政府のサービスや家庭の構造、コミュニティーの構成、都市部と農村部の差など、多くの面に試練をもたらすと予測されている。
【用語解説】老年人口指数
経済という観点から人口の高齢化の程度を見る指標の1つで、老年人口の生産年齢人口に対する比率。
100人の生産年齢人口が、何人の高齢者を支えなければならないかが分かる。
老年人口指数=老年人口÷生産年齢人口×100
(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)
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レコードチャイナ 配信日時:2013年8月20日 23時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75773&type=0
<数字で見る中国>
60歳以上の年配者は1.94億人、2025年には3億人突破―中国民政部
2013年8月19日、中国新聞社によると、今月16~18日、中国民政部は内モンゴル自治区で「全国社会養老サービス体系建設活動会議」を開いた。
同会議によると、2012年末までの時点で、中国の60歳以上の年配者は1億9400万人に達した。
2020年には2億4300万人に達し、2025年には3億人を突破する見込み。
さらに、2012年末現在、全国にある老人ホーム関連の施設は約4万5000カ所で、ベッド数は431万3000床。
年配者1000人毎のベッド数は22.24床に達した。
このほか、全国18の省が80歳以上の低所得層の年配者に対して生活補助の政策を打ち出し、1600万人が政策の恩恵を受けた。
中国では今後も高齢化が進むとみられ、それに伴い多様化する養老サービスへの需要に対応できるよう、会議では体系の強化を行うと強調した。
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中国における60歳以上の老人数は、
1.2012年 1億9400億人
2.2020年 2億4300億人
3.2025年 3億人突破
となる。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年8月29日 1時11分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76096&type=0
<数字で見る中国>2012年、1万3600校の小学校が閉鎖=学生は20%減―教育部
2013年8月27日、米金融情報サイト・wallstreetcn.com中国語版の報道によると、中国の教育部は今月21日、2012年中国全国で1万3600校の小学校が閉鎖されたと明らかにした。
同部によると、2012年中国の小・中学校の学生数は前年の1億5000万人から1億4500万人に減少。
小学生の数は2002年に比べ、2012年は20%近く減った。
さらに、中国共産党機関紙の人民日報は記事で
「2012年の高齢者人口は1億9400万人で、2025年には3億人に達する。
中国は社会保障の危機に直面する可能性がある」
と警告している。
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「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年12月7日
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2013-12/07/content_30827780.htm
日本人が絶滅? 少子高齢化、結婚を拒む若者……
日本は高齢者が増加を続けており、総人口に占める比率が世界一になっている。
結婚と子育てを望まない適齢期の男女が増加しており、出生率が世界で最下位になっている。
日本人の死亡率は現在、出生率を上回っている。
2012年には、大人用おむつの販売量が、乳幼児用おむつを上回った。
日本家族計画協会の北村邦夫会長は、「日本の人口危機はかくも深刻で、最終的には日本人が絶滅するかもしれない」と驚きの声をあげた。
◇性が開放的な日本、出生率が低下
それでは、この現象の原因は何だろうか?
これは20−30歳の出産適齢期の女性の減少が主因だ。
また日本社会における独身者の比率が高まっており、記録を更新している。
調査によると、2011年の18−34歳の対象者のうち、未婚男性は61%、未婚女性は49%に達した。
30歳以下の男性のうち、30%は女性と付き合った経験がないと回答した。
彼らは女性との交流を好まず、暇があればネットサーフィンやゲームに費やしている。
なぜこのような現象が生じているのだろうか?日本家族計画協会の調査によると、16−24歳の女性のうち45%は異性との接触に興味を持たないと回答するか、これを軽蔑する態度を示した。
驚くべきことに、男性の25%も同じ考えを持っていた。
未婚の成年男性の61%はガールフレンドを持たず、成年女性の約半数も夫やボーイフレンドを持たなかった。
さらに深刻なことに、ガールフレンドのいない男性、夫やボーイフレンドを持たない女性の45%が、婚活に興味を示さなかった。
30代の未婚の男女のうち、4分の1が性経験を持たなかった。
日本はアジア諸国のうち、性が最も開放的な国だ。しかし性が開放的かつ自由で、アダルト動画がはびこっている日本で、このような現象が生じるとは不可解だ。
◇結婚したがらない日本の男女
1980年代より、日本国内では結婚したがらない男女が出現した。
結婚適齢期の男女が互いに文句を言い合い、互いに張り合う現象を、西側諸国の記者は「両性の戦い」と称した。
専門家によると、結婚と子育てを避ける最も重要な原因について、独身男性の40%は経済問題だと回答した。
長年に渡る景気低迷により、若者の給与とボーナスは日々減少している。
日本は生活費が高く、結婚も子育てにもお金がかかる。
多くの人にとって、家庭を持ち、マイホームを購入することは、一つの夢となっている。
目を閉じれば夢が見られるが、目を開けば家を買えないという過酷な現実がある。
居住条件の問題により、家がなければ家庭を築けない。
そこで日本では、「親のすねかじり」が登場している。
「不孝有三、無後為大」(孟子の言葉。三つの不孝な行為のうち、子孫を残さないことが最大の不孝という意味)などという観念は、日本の若者に見向きもされていない。
日本の若い女性はなぜ結婚したがらないのだろうか?
日本の関連部門が女性を対象に実施した調査によると、女性の5分の3は日本人男性は頼りないと回答した。
日本人男性は自己中心的で、乱暴でつまらなく無味乾燥で、お決まりの単調な生活を送っているというのだ。
一方で日本人男性は、自分は非常に頼りになる存在で、毎日の通退勤時には満員電車に乗り、この国を超経済大国にしたと考えている。
彼らが頼りにならないならば、お決まりの生活を送れるはずがないというのだ。
ゆえに日本人男性は女性の非難に不服で、女性を理解できずにいる。
また日本の企業文化も、健全な家庭には向いていない。
多くの人は退勤後、居酒屋かカラオケに入り浸り、十分楽しんでから帰宅する。
妻は家で料理を作り、夫の帰りをバカのように待ちわびる。
戦後、高等教育を受ける日本人女性が増加し、就職の道を歩み、経済的に独立した。
そこで彼女たちは伝統的な束縛からの解放を主張し、従順な主婦、夫につかえる下女の役割を演じなくなった。
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