2013年7月31日水曜日

「公務員熱」の高まりは、中国社会の欠陥を反映した結果

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●29日、中国では今年の大学新卒者が過去最高の699万人に達したが、新卒採用枠は減少し、史上最悪の就職難を迎えた。この状況下で、中国では「公務員熱」が一層高まっているが、その原因を中国メディアが分析した。写真は2012年5月、湖北省で行われた公務員試験。


レコードチャイナ 配信日時:2013年7月31日 19時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74896&type=0

「公務員熱」の高まりは、中国社会の欠陥を反映した結果=呆れる志望動機―中国メディア

 2013年7月29日、中国では今年の大学新卒者が過去最高の699万人に達した一方、新卒採用枠は15%も減少し、史上最悪の就職難を迎えた。
 この状況下、中国では「公務員熱」がますます高まっている。
 なぜ公務員志望者が殺到するのか、その原因について明鏡網が伝えた。

 目下の中国では、公務員という職種のどんな点にメリットが見出されているのか?
 第一に挙げられるのは、安定した仕事であること、そして高福祉という点だ。
 公務員志望の大学生が感じているメリットには、
●.社会的地位の高さ、
●.戸籍問題の解決(※)、
●.高収入、
●.福祉の充実、
●.生活の安定、
●.ストレスの少なさ
に加え、幅広い社会関係を築き、自分のために社会的資本を蓄えられること、などがある。
(※編集部注:中国では農村戸籍と都市戸籍の2種類があり、農村戸籍を持つ者は都市部に転居できても戸籍そのものの移転はできないため、都市部に居住するとさまざまな公的サービスが受けられなくなる)

 黒龍江大学の石敏(シー・ミン)教授は、
 「職業上の高度な安定性が“公務員ブーム”の大きな一因だ。
 だが、さらなる魅力は、公務員の持つ公的権力である。
 こういった権力は、収入や地位、名誉といった合法・非合法の利益をもたらす。
 つまり、権力によって収入を得る多くの機会が得られるのだ」
と指摘する。

 東北新聞網は次のように分析する。
 「公務員の感じる“強い幸福感”は安定・高福祉・保障・安心感によるもので、これは現代社会の基本保障とちょうど一致する。
 しかしこれらの基本保障は、公務員という特殊層だからこそ享受できる待遇となっているのが現状。
 つまり、幸福感の源は、特権階層の持つ優越感なのである。
 このことは、社会の不公正を明らかにしている。
 つまり、公務員の“高い幸福感”とは、より大きな社会的欠陥を反映したものなのだ」。

 あるネットユーザーは、
 「高収入、強大な権力、高福祉、そして公費による飲食・接待・公用車利用・旅行。
 これらも給料もすべて国民の税金によるのだから、収入は保証され、リスクがない。
 ある地域では、公務員は地球上で最も幸福な人たちだ。
 だからこそ、あんなにたくさんの人が狭き門を突破して公務員になろうと考えるのだろう」
と語る。

 北京紙・新京報が行った調査によると、公務員を目指す理由の第1位に挙げられたのは、
「福利待遇の良さ」(82.5%)だった。
 そのほか、
「仕事が比較的楽で安定している」
「社会的地位がある」
などが上位の理由に選ばれ、公務員を「理想の仕事」として選んだのは、わずか33.9%に過ぎなかった。



レコードチャイナ 配信日時:2013年9月13日 15時30分 
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76702&type=0

中国の若者が公務員を目指すのは深刻な人材の浪費―ノーベル賞受賞者


●11日、中国北京市で開催されている「2013年ノーベル賞受賞者北京フォーラム」に出席したノーベル賞受賞者が「中国の若者が公務員を目指すのは人材の浪費につながる」と指摘した。写真は2012年9月、河南省で行われた国家公務員採用試験の会場。

 2013年9月11日、中国北京市で開催されている「2013年ノーベル賞受賞者北京フォーラム」に出席したノーベル賞受賞者が「中国の若者が公務員を目指すのは人材の浪費につながる」と指摘した。
 12日付で京華時報が伝えた。

 米国人のエドモンド・フェルプス氏は今年で80歳、2006年にノーベル経済学賞を受賞した。
 フォーラムでは新著『集団の繁栄(原題:Mass Flourishing)』に登場する
 「経済の発展はイノベーションと切り離すことができず、イノベーションには国民すべての参加が必要である」
との観点を紹介した。

 フェルプス氏は、国家の経済活力を観察するには、主に2つの要素、すなわち
①.新設立企業の数と
②.その成長の状況
を見る必要があると考える。
 現在、中国と米国には似た問題を抱えているが、それは若者の創造力や創業精神が乏しく、平穏な生活を追い求めているという点だ。
 中国では非常に多くの若者が公務員を希望し
 米国では多くのエリートが銀行や金融業界に入る。
 しかし、若者は世界に向けて自分たちの才能をアピールすべきであり、
 早い段階で公務員になったり既存の体制に組み込まれてしまうことは人材の浪費である
として警鐘を鳴らす。

 同氏は、現在の中国にとって最大の目標はイノベーションを促進することであると指摘。
 それぞれの人がイノベーションの分野に参加する割合を高め、一般の人たちをイノベーションを通じて鍛錬することを提案した。



レコードチャイナ 配信日時:2014年2月4日 22時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=82835&type=0

<数字で見る中国>
14年の大卒予定者727万人、就職難は「史上最悪」の昨年上回る―教育部


●4日、中国の2014年の大学卒業者が727万人に達する見込みだ。「史上最悪の就職難」といわれた13年を上回る数字に、教育部の袁貴仁部長は「十分かつ質の高い」就職政策に取り組む決意を明らかにした。写真は13年4月、南京市で行われた大学生向け就職イベント。

 2014年2月4日、中国教育部は先ごろ、2014年の大学卒業者が727万人に達する見込みだと発表した。
 「史上最悪の就職難」といわれた13年を上回る数字だ。

 教育部の袁貴仁(ユエン・グイレン)部長は、
 「大卒者の就職問題は、総量増加による圧力のほかに、雇用構造の矛盾にも直面している。
 大卒者の就職に対する意識変化も望まれる」
と説明した上で、十分かつ質の高い就職政策に取り組む決意を明らかにした。




【中国ってなんでそうなるの!】


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「てっとり早く稼ぎたいという心理では、ぜいたく品は生み出せない」

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●26日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、「てっとり早く稼ぎたいという心理では、ぜいたく品は生み出せない」と題し、中国ではアップル社製品から高速鉄道まで何でも作れるのに、オリジナルの精巧なハンドバッグは作れないと報じた。写真は福建省の縫製工場。


レコードチャイナ 配信日時:2013年7月31日 7時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74809&type=0

「すぐ稼ぎたい」中国にはブランドは生み出せない―米紙

 2013年7月26日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、
 「てっとり早く稼ぎたいという心理では、中国はぜいたく品は生み出せない
と題し、アップル社製品から高速鉄道まで何でも作れるのに、オリジナルの精巧なハンドバッグは作れないと報じた。
 27日付で環球時報が伝えた。

 実際、プラダからアップル社まで、世界のトップレベルの企業が中国に外注しているにもかかわらず、質の良い中国ブランドを探し出すのは難しい。
 これはぜいたく品に限らず、自動車、スマートフォン、家電なども例外ではない。

 ある2人の中国の芸術家にとっても、これが悩みの種だ。
 彼らはプレミアムギフトやアパレルを扱う会社を立ち上げ、商品はニューヨークの博物館や香港の百貨店で販売されている。
 今年初頭、工場から送られてきた製品のどれもにヒビが入っていたため、約200点の作品を不合格とせざるを得なくなり、出荷が約3カ月も遅れてしまった。
 工場によると、何年も同じ仕入先から仕入れているのだが、
 原材料の質が安定しないことが原因と分かった。

 特に、腕時計やジュエリーなど複雑で精巧な物ほど、中国でレベルの高い物を探すのは大変だ。
 04年にフランス人のギョーム・ブロシャード氏が中国の宝飾ブランドを合弁で立ち上げたが、中国では信頼できる工場が見つからず、フランスで製造するしかなかった。
 同社の責任者は、
 「ぜいたく品企業はリターンが多いが、成功するには長い時間をかける必要がある。
 中国ではビジネスチャンスが多すぎて、賢い中国人はこの業界にあまり関心を持たない
という。

 ぜいたく品というものは、由緒や伝承がとても重要だ。
 上海中欧国際工商学院で教鞭をとるMichel Gutsatz主任によれば、中国企業は3年以内に1つのブランドを成功させたいと考えるが、通常ブランドが出来上がるには15~30年はかかるという。
 西洋のブランド企業では、主な技術者は数十年も同じ製品を作るが、中国の労働市場はそれほど安定していない。
 コンサルティング会社のローランド・ベルガ―社のデータでは、中国の労働市場は毎年19%の人が職を替えるが、西側先進国ではわずか5%だ。
 社員が頻繁に辞めるたびに、新人を訓練し直さなければならない。
 これでは技術が蓄積できず、労働効率が下がってしまう。
 中国では、皆がてっとり早く稼ぎたいと考えるようだ。

中国人にどうしたら常識を学ばすことができるのか:ガイドの苦悩

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●27日、ロシアを訪れる中国人観光客のマナーが悪いため、彼らを案内する中国人ガイドは大変。出発前に現地のマナーや文化を指導するべきだと提案している。写真はモスクワの赤の広場。


レコードチャイナ 配信日時:2013年7月31日 6時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74817&type=0

中国人観光客にどのようにマナーを学ばせるか、
現地ガイドの頭痛の種に―中国メディア

 2013年7月27日、ロシアを訪れる中国人観光客のマナーが問題になっている。
 そんな彼らを案内する中国人ガイドの苦悩を新華社(電子版)が伝えた。

 7月、モスクワの赤の広場は暑さとは無縁で、避暑地として訪れるには絶好の場所だ。
 しかし、騒々しい中国人観光客の存在が眼前の素晴らしい景色との不協和音を生み出している。
 中国と陸続きで異なる文化を持つロシアを訪れる中国人観光客は年々増加している。
 ロシア連邦観光局の統計によると、2012年にロシアを訪れた中国人観光客は前年比で47%増加した。

 「われわれガイドが最も困っているのは、中国人観光客が教会や宮殿、博物館、劇場などを観光する際、場違いな服装で訪れたり、携帯電話で話しながら見学・写真撮影したり、大声で騒いだりすること。このような行為は『ロシアの芸術文化を冒とくしている』とロシア人の反感を買いやすい」とあるガイドは話す。

 ロシアでの中国人観光客は非常に羽振りが良く、琥珀や絵画、ブランド品を買いあさる。
 しかし、前出のガイドは
 「せめて、こうした商品の持つ文化性や芸術性をよく理解してから購入してほしい」
と述べると同時に、旅行会社に対して出発前に旅行説明会を開催し、現地の文化や芸術、マナーなどをきちんと教えるべきだと提案している。

 また、同ガイドは
 「物質的な豊かさが精神文明の進歩を表しているわけではない」
と言う。
 中国人観光客は礼節の国にふさわしい態度をとらねばならない。そして「イメージの破壊者」ではなく「文明と友好の使者」となるよう、小さなことから改めていくべきだ。



レコードチャイナ 配信日時:2013年7月30日 15時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74811&type=0


●25日、今年10月に施行される「中華人民共和国旅行法」は、悪評高い中国人観光客の海外でのマナー向上を目指すものだが、その効果については疑問の声が上がっている。写真は中国人観光客がエジプトの古代遺跡・ルクソール神殿にした落書き。

中国人観光客にマナー遵守を義務づける「旅行法」、
その効果は期待できるのか―独紙

 2013年7月25日、独紙ディ・ヴェルトは、今年10月に施行される「中華人民共和国旅行法」を紹介する記事を掲載した。
 26日付で参考消息(電子版)が伝えた。

 今年5月、当時14歳の中学生がエジプトの古代遺跡「ルクソール神殿」に自分の名前を書き、「ここに遊びに来た」と落書きした。
 この事件は世界各国のメディアに報じられる大騒動に発展したが、中国人観光客によるマナー違反行為はこれだけではない。

 北京大学の旅行業専門家・呉必虎(ウー・ビーホー)氏は「ここ数年、海外に出かける中国人の急増に伴い、素養の欠けた行為が目立つようになった。
 ルクソール落書き事件以来、ネット上には多くの批判が寄せられている」と指摘する。

 中国の旅行関係者によると、中国人観光客のマナー違反は主に欧州諸国で問題になっている。
 公共の場所で大声で騒ぐ、ごみをポイ捨てする、行列に割り込むなどの行為は西洋人に最も嫌われる行為だからだ。

 国内旅行においても観光客のマナー欠如は深刻な問題だ。中国の公式発表によると、昨年1年間に海外旅行へ出かけた中国人はのべ8300万人だが、国内旅行に出かけた中国人はのべ30億人と圧倒的な人気を誇っている。
 だが呉氏は
 「観光客や観光業者の中には、現地の文化や風俗習慣を尊重せず、あまりにもわがままで粗野なふるまいをする人間がいる」
となげく。

 10月に施行される「旅行法」では、公共の秩序と社会道徳を順守し、現地の風俗習慣、文化、伝統、宗教を尊重することは「中国の公民としての義務」としている。旅先では「適度な娯楽を求める」よう指示。
 中国人観光客が海外で賭博や買春などの行為に走らぬよう、釘を刺す内容となっている。

 海外での正しい振る舞いについて、各旅行会社が客を教育すべきだとの意見もあるが、旅行会社は「不可能だ」と反論。
 「ガイドが説明しても無駄になるだけ。
 お金を払っているお客様は、われわれにとっては神様と同じなのだから
と話している。


 アジアのトラブルメーカーから「世界のトラブルメーカー」になりつつある中国。
 基本なことは、
 「常識が理解されていない
ということだろう。
 というより「常識」なるものの意味がまだつかめていないのだろう。
 世界は中国を中心に回っている。
 よって、「中国的思考が世界の思考」だと思い込んでいるようである。
 その中国的な思考を周辺国に持ち込むと「アジアのトラブルメーカー」となり、観光のように世界を巡ると「世界のトラブルメーカー」になってしまう。
 中国人に世界常識を教えこむというのは、
 まず今のところ無理だろう。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月1日 21時10分 
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75015&type=0

マナー悪い中国人観光客、海外で経済に貢献も尊敬されず、
「単なる金づる」との見方も―中国紙


●1日、海外へ出かける中国人観光客が急増し、世界各地の経済に大きく貢献しているが、一方でマナーの悪さなどからまったく尊敬されておらず、中国のイメージや文化程度をおとしめている。写真はルーブル美術館前の池に足を浸している中国人観光客。

 2013年8月1日、中国紙・人民日報は、海外へ出かける中国人観光客が急増し、世界各地の経済に大きく貢献しているが、一方でマナーの悪さなどからまったく尊敬されておらず、中国のイメージや文化程度をおとしめていると報じた。

 ネット上ではここ数日、ルーブル美術館前の池に足を浸している中国人観光客の写真が話題になっている。
 中国人観光客の素養の低さを証明する出来事に新たな1ページが加わった感さえある。
 現地の文化遺跡に落書きしたり、公共スペースで大声で騒いだり、行列に割り込むなど、一部の中国人観光客のマナーの悪さが世界中で注目を集めている。

 中国経済の発展に伴って、海外旅行をする中国人は急増した。
 12年には、00年の約9倍もの中国人が海外旅行に出かけている。
 中国人観光客は世界各地でその財力を見せつけると同時に、大きな弱点もさらしてきた。
 一部の人の素養の低さによって、現地の売り上げには大きな貢献をしながら、
 一方ではまったく尊敬されておらず、単なる「金づる」として見られることさえある。

 これらの現象は「礼儀の国」である中国のイメージに合わないだけでなく、海外での中国の評価を大幅に下げている。
 こうした状況を受け、中国政府は中国人観光客にマナー厳守を義務付ける「旅行法」を今年10月から施行する。

 中国人観光客の素養をいかに高めるか、1人1人がマナーや現地の習慣を理解した行動をいかにとるかは、海外でのイメージに影響するだけでなく、中国の国家としての文化程度やソフトパワーにまで直接影響を与えることになるだろう。


 「世界のトラブル・メーカー 中国」になってしまったが、これはなかなか克服しがたい課題であろう。
 時間が必要である。


サーチナニュース 2013/08/07(水) 13:14
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0807&f=national_0807_027.shtml

タイの市民も中国人観光客のマナーに「No」=中国報道



  中国人観光客の海外での振る舞いが改めて同国内外で注目を集めたことについて、中国メディア・環球時報は7日、タイの観光当局が「うるさい」「秩序を守らない」という中国人観光客のイメージにかんするタイ国民の声をまとめた報告書を発表したと報じた。

  記事は、タイ国内のホテル、土産物店、レストラン、旅行会社などの従業員や一般市民合わせて1068人を対象に実施した中国人観光局についてのイメージ調査の結果をタイ国家観光局から受け取ったとし、その結果を紹介した。

  調査の結果、最も多かった中国人観光客のイメージは
★.「礼儀がなく大声を出す」
だったことが明らかになった。
 また
★.「ポイ捨てやたん吐き」が2番目、
★.「秩序や現地の習慣を守らない」3番目で、
そのあとにようやく
 「タイの経済発展に貢献」、
 「現地人の収入安定をもたらす」
といったポジティブな印象が続いたことから、イメージの悪さが先行している状況が浮き彫りとなった。

  記事は、同局や現地旅行会社が挙げた中国人観光客のマナーの悪さについての具体例を紹介する一方、同局の関係者が
「注意喚起をすれば、彼らは積極的に協力してくれる」
と語ったほか、個人観光客よりも大勢で盛り上がり細かいことを忘れてしまいがちな団体観光客がマナー問題を起こしやすいと指摘したことも併せて伝えた。



レコードチャイナ 配信日時:2013年8月13日 21時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75480&type=0

中国人観光客のマナーの悪さに不満の声、
日本では公務員が飲食店で持ち込んだ酒を飲むケースも―中国メディア

 2013年8月12日、人民日報(電子版)は、中国人旅行客による海外でのマナー違反行為が国内で大きな反響を呼んでいることを受けて、サイパン人と日本人のツアーガイドを取材した。
 サイパン人ガイドは中国人旅行客のマナー違反行為として、
順番待ちの列に割り込む、
大声で騒ぐ、
歩道をはみ出して歩く、
所構わずタバコを吸う、
ごみをポイ捨てする、
時間を守らない、
他人を尊重しない、ナ
マコやサンゴを許可なく捕獲する
などを挙げ、
 「お金を除けば、中国人旅行客に好意を持っていない
と答えた。

 日本人ガイドも、
 「中国人旅行客は公共の場で喫煙し、大声で話をする。
 手を洗っても拭かず地面を濡らす。
 ある中国人公務員の一行が中国から持ち込んだ酒を飲食店で飲み始めるケースがあったが、これは日本人に最も嫌われる行為。
 幹部に付き添って来日した部下があれこれと要求するなど、中国の悪習を日本にも持ち込むが、幹部本人のイメージ低下につながっている」
と話している。

 中国社会科学院観光研究センターの戴学峰(ダイ・シュエフォン)副主任は、中国人旅行客のマナー違反行為は
 穏やか、素直、恭(うやうや)しい、質素、謙遜
という中国人が本来持ち合わせてきた伝統を失った結果
だと述べた上で、
 「旅行会社もツアーガイドも、文化や習慣の違いについて紹介するのが精一杯で、実際に止めさせることはできない。
 中国人はそれがマナー違反行為だと気づいてさえいないのだから」
 と話す。
 「中国政府は海外旅行をする中国人の文化的な行動に関するガイドラインを示したが、その役割は全く果たされていない。
 こうしたガイドラインに目を通したことのある旅行者はほとんどいないはずだ。
 たとえ法制化したとしても、改善の見込みはない」
とも指摘している。



レコードチャイナ 配信日時:2013年8月10日 8時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75113&type=0

日本人も批判から「最も歓迎される観光客」に、
中国人観光客の悪者扱いは啓蒙のために必要―中国紙

 2013年8月5日、中国紙・広州日報は、悪者扱いされている中国人観光客だが、啓蒙のために必要だと指摘した。

 最近、世界中にトラブルをまき散らしている団体がある。
 それは中国人観光客だ。
 しかし、マナー違反とされる彼らの行為も、中国と海外との文化的衝突が原因であることが多い。
 たとえば、母親が家の外に出て大声で「ごはんだよ~!」と叫んで子供を呼ぶ姿は、農村では心温まる光景に映るが、都会では近所迷惑でしかない。

 同じように、中国人は食事をにぎやかに取るのが好きだが、欧米人はそれをうるさく感じる。
 これも異なった文化から生じた差異だ。
 一部のマナー違反行為は中国人観光客だけのものではないが、それが故意に誇張され、あたかも中国人観光客だけがやっているかのように報じられている。
 仏プロバンスのラベンダー畑でのケンカ事件も、偶然その場所でケンカが始まっただけであり、世界中で中国人観光客だけがケンカをするわけではない。

 しかしながら、こうした報道は中国人観光客にとって一種の啓蒙活動になっている。
 現地の風俗習慣や礼儀作法を学び、他人の迷惑にならぬよう注意することで快適な旅が続けられるのだ。

 中国人観光客が大挙して世界各地を訪れるようになったのはわずか数年前からだ。
 日本人観光客もかつてヨーロッパでブランド品を買いあさり、現地のひんしゅくを買っていた。
 それが今では、日本人観光客は物静かで秩序を守る人々として、長年にわたって「最も歓迎される観光客」に選ばれている。
 つまり、観光客の資質の向上は決して不可能なことではない。
 ただ、それには学び続ける努力と試行期間が必要なのだ。




【中国ってなんでそうなるの!】


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2013年7月25日木曜日

中国技術の安全性:まだまだ怖い中国高速鉄道

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●24日、2014年サッカーW杯と2016年リオ五輪の開催を控えたブラジルでは高速鉄道の入札を9月19日に正式に開始するが、中国企業は資格を満たしていないため入札に参加できないという。写真は北京・上海を結ぶ高速鉄道「京滬高鉄」。


レコードチャイナ 配信日時:2013年7月24日 18時29分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74679&type=0

ブラジル高速鉄道建設の入札、中国は2年前の鉄道事故のため門前払い―中国メディア

 2013年7月24日、21世紀経済報道によれば、2014年サッカーW杯と2016年リオ五輪の開催を控えたブラジルで、世界から注目の集まる高速鉄道の入札が9月19日に正式に始まるという。

 しかしながら、中国企業は今回の入札募集で門前払いとなった。
 2011年7月23日に浙江省温州市で発生した高速鉄道衝突脱線事故のため、参加資格を満たしていないからである。
 「ブラジル政府の規定により、過去5年以内に事故を起こした会社は入札に参加することができないのです」。
 ブラジル運輸省国家陸運局高速鉄道プロジェクトの元担当者で、現在は連邦政府傘下の物流企画会社に籍を置く人物はこう説明する。

 中国北車長春軌道客車公司宣伝処の職員は、
 「現時点で中国の高速鉄道は海外輸出を実現していない」
と厳しい現状を語る。
 国際鉄道連合(UIC)のジャン-ピエール・ルビノー理事長は、海外諸国が中国の高速鉄道技術を導入しない理由について
 「中国の鉄道インフラや設備の製造は、国内向けをメーンに据えているからだ。
 また、中国の鉄道運営業者が新しく設立した鉄道会社(中国鉄路総公司)は、この業界内では世界的に見ても“新参者”の扱いになるからだろう」
と分析する。

 ブラジル高速鉄道(TAV)の総予算は約178億ドル(約1兆7750億円)。
 ブラジルで経済が最も発展している2大都市のリオデジャネイロとサンパウロ間からカンピーナスまでをつなぎ、毎年最低でも600万人の利用者が見込まれている。
 完成後の収益は投資額の3倍と予測されており、世界各国の鉄道関連企業が入札を争う予定である。(


 「過去5年以内に事故を起こした会社は入札に参加することができない」
というのは建前であろう。
 事故はいろいろな原因が複合して起こる。
 カオス理論じゃないけれど、日本の蝶のはばたきがアメリカでハリケーンになる可能性みたいなものだ。
 事故は見えない感じられない見過ごされてしまうようなほんの僅かなアクシデントが積み重なって起こることがある。
 これは避けようがない。
 よって、「過去5年以内に事故」という規定は少々酷である。
 というよりも、事故原因解明の能力のほうが規定の上位にくるはずである。
 事故をいかに解明でき、それをフィードバックし、その手の事故を防ぐ手立てを明示化する、のほうが得点がいいはずである。
 中国での事故は原因究明はなされず、車両は埋められ、数日後には何事もなかったように開通している。
 せっかくの技術向上に繋がるチャンスをミスミス逃してしまっている。
 これでは、中国技術への信頼は薄れてしまう。
 もったいないことだ。


サーチナニュース  2013/07/26(金) 09:18 
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0726&f=national_0726_009.shtml

【中国ブログ】日本の新幹線とわが高速鉄道…「似て非なるもの」

  中国の高速鉄道は、日本のほかドイツやフランス、カナダから技術を購入して作り上げたもので、新幹線を含めた世界の優れた技術が導入されている。
 しかし、中国人ブロガーの狼恩恩(ハンドルネーム)さんは、新幹線と中国高速鉄道は「似て非なるもの」と主張、相違を感じる点をいくつか挙げ、日本の新幹線から学ぶべきだと語った。

  筆者が挙げたは時間の正確さと安全性だ。
 日本ではダイヤから遅れたといってもせいぜい1分以内だと指摘し、
 「中国国民は速度ばかりに注意を向けているが、新幹線の最大の長所は管理と経営だ」
と称賛した。

  また、中国高速鉄道は2011年7月に多数の死傷者を出した衝突事故を起こしたが、筆者は事故原因の背後に
 「中国国民の悪習と関係性があり、各個人にも責任がある」
と綴った。
 つまり、中国人は細かい作業を好まず、あらかじめ起こりうる問題を事前に想定することができないため、問題が起きてから場当たり的な対応に追われると分析した。

  一方の新幹線は開業以来、一度も事故による死者を出したことがない。
 新幹線は世界でも類を見ない安全性を誇るが、
 「設計の段階でさまざまなリスク、たとえば落雷、台風、津波、地震のような状況と対策をあらかじめ考えており、しかも第2プラン、第3プランも用意してある」
と説明し、中国人も見習わなければならないと主張した。

  高速鉄道というインフラはカネさえあれば敷設することは可能で、中国のように海外から技術を導入することも問題ないだろう。
 しかし、多くの人命を乗せて運行する高速鉄道に必要なのは、ハードだけではなく、安全に運行できる管理などのソフト面であることを中国は深く理解すべきだろう。



サーチナニュース  2013/08/02(金) 17:11
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0802&f=national_0802_043.shtml

高速鉄道屋根爆発、乗務員の阻止突破して隣の車両に脱出=中国

  上海虹橋駅発・寧波東駅行きの高速鉄道のG7541列車が1日、正常に運行できなくなった。
 上海鉄道局は「突風で架線に引っ掛かった異物のため、電力供給システムが故障」、「運行秩序は回復中」などと発表した。
 車内にいた乗客からは、携帯電話などを用いた
 「屋根が連続して爆発。火花が飛び散っている」、
 「5号車の乗客は全員、乗務員の阻止を突破してビジネスシート車両に脱出した」
などという、生々しい様子が伝えられた。

  G7541列車は上海虹橋駅を午後4時40分、寧波東駅に18時50分に到着するはずだった。
 出発は50分ほど遅れた午後5時半ごろだったという。
 途中駅の桐郷駅で列車は動けなくなり、停電して空調も止まった。
 午後7時ごろに改めて発車したが、乗客による
 「前の車両から時おり、強烈な黄色い光が飛び散っている」
などの書き込みが、新浪微博(シンラン・ウェイボー=中国版ツイッター)に寄せられた。

  「動いたと思ったら、また爆発だ」、
 「停車したら、われわれの車両の屋根が連続して爆発。5号車の乗客は全員、乗務員の阻止を突破して(高額料金が必要な)ビジネスシート車両に脱出した」、
 「車内は真っ暗だ」、
 「もう本当に乗っていたくない」、
 「頼むから杭州についてくれ」
などという、生々しい声も相次いだ。

  上海鉄道局も新浪微博の公式アカウントを通じて、情報を早く伝えることに努めた。
 午後6時半には、
 「滬杭鉄道の桐郷駅と海寧西駅の間の下り線で突風のため異物が架線に引っ掛かり、電力供給システムに故障が発生しました。
 現在、滬杭鉄道の下り列車の一部に遅れが出ています。
 鉄道部門は修理を急いでいます」、
 午後8時50分には
 「故障の修理が終わりました。列車の秩序は回復中です」
と表明。

  しかし、午後10時になり、
 「滬杭鉄道の桐郷駅と海寧西駅の間の下り線で再び、突風のため異物が架線に引っ掛かり、電力供給システムに故障が発生しました。
 現在、滬杭鉄道の下り列車の一部に遅れが出ています。
 鉄道部門は修理を急いでいます」
と発表。
 改めて修理の完了と「列車の秩序は回復中」を表明したのは午後10時45分だった。
 列車は翌2日午前0時近くになり、杭州東駅に到着した。

  同日、滬杭鉄道の下りではG7541列車以外にも列車4本が遅れた。

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  中国の高速鉄道専門の情報サイト「高鉄網」などによると、
 7月には高速鉄道の大規模な遅れが多発した。
 主なトラブルは以下の通り。

★.3日には開業3日目の寧杭甬高速鉄道(寧波・杭州・南京)で線路の故障のため、多くの列車が1時間程度、動けなくなった。
★.10日には上海や浙江省内の多くの駅で乗車券販売システムが正常に作動しなくなり、上海市発の南京市方面行きの多くの列車に遅れが出た。
★.14日には滬寧線で、列車が正常に運行できなくなった。
 乗客らは
 「モーターの力が強くなったり弱くなったりした」、
 「今は時速54キロメートルしか出ていない」
などと、“つぶやい”た。
★.23日には武漢と広州を結ぶ武広高速鉄道の広東省部分で施設の故障が発生し、午後7時40分ごろから午後9時20分ごろまで、故障区間で列車が運転できなくなった。
★.29日には山東省内の大雨のため南京までの間の広い範囲で列車に遅れが出た。
 遅れは最大で5時間程度だった。
★.同日、寧波東駅付近で午後4時ごろ、鉄道工事の作業員20-30人が寝泊まりする仮宿舎全体が、突風で飛ばされた。
 仮宿舎が線路脇にあったため、トタン板などが架線に引っ掛かり列車の運転ができなくなった。
 復旧は午後5時20分ごろだった。

 

【中国ってなんでそうなるの!】


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2013年7月24日水曜日

中国の公立病院にとって賄賂は経営の潤滑油だ:賄賂が病院経営の「生命線」

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●上海にあるグラクソ・スミスクライン(GSK)の工場〔AFPBB News〕

ロイター 2013年 07月 24日 14:53 JST
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE96N05Q20130724

アングル:賄賂が病院経営の「生命線」、中国の医療制度に矛盾
中国の公立病院にとって賄賂は経営の潤滑油だ──。

[上海 24日 ロイター] -
 中国の公立病院にとって賄賂は経営の潤滑油であり、こうした違法な支払いがなければ医療制度は機能不全に陥るだろう──。
 病院関係者や業界専門家からはこんな声が聞こえてくる。

 彼らの指摘によれば、医師や医療スタッフが手術の見返りを当てにしたり、製薬会社や医療機器業者からの裏金を期待する原因の一端は政府の政策にある。

 中国では先週、英製薬大手グラクソ・スミスクラインが売り上げ拡大と価格つり上げのため、6年にわたって中国政府関係者や医師に対する贈賄を続けていたとされる疑惑が表面化した。
 GSKは「恥ずべきことだ」とし、22日には中国を担当する複数の幹部が法律に違反していたようだと発表した。

 製薬会社や医療機器メーカーにとって中国は魅力的な市場だ。
  コンサルティング会社マッキンゼーによると、2011年に3570億ドルだった市場規模は、20120年までには約3倍の1兆ドルになると見込まれている。

 病院をめぐる汚職は、医師の低賃金に起因するところが大きい。
 給与体系は政府の職員と同じだが、業界専門家らによると公立の病院は資金繰りが厳しく、賃金は少ないのが通常だと言う。

 北京で医学部を卒業したばかりの新米医師であれば、月収はボーナス込みで3000元(約5万円)と、タクシー運転手とほぼ同等だ。
 民間病院の北京明徳医院によれば、10年の経験がある医師でも月給は1万元程度にとどまる。

 米外交問題評議会シニア・フェローのヤンゾン・ファン氏は
 「グレーゾーンの収入がなければ、医師らのモチベーションが低下するだろう」
と指摘した。

■<賄賂は「必要不可欠」>

 過去30年にわたって、中国政府は同国の医療セクターを市場志向型に変えてきた。
 言い換えれば、国内1万3500カ所の公立病院は自力で資金繰りをする必要があるということだ。

 同国衛生省の統計によれば、2011年は公立病院の収入のうち医療サービスが50%強を占めていた。
 約40%は薬の処方、残りは政府からの助成金などだが、政府による支援は1980年代以降、着実に減少している。

 病院側は入院患者の治療費や、臨床検査の費用を決めることが可能だ。
 しかし、国は誰でも手術が受けられるようにと、手術代を固定しているほか、薬にも「標準価格」を設定して実質的に上限価格を設定している。

 国のこうした政策によって、病院側には、医師やスタッフの賃上げをする余裕はほとんど残されていない。

 北京の有名病院で幹部を務めたこともある匿名の医師(50)は、収入の8割が賄賂によるものだったと打ち明ける。
 賄賂がなければ月収は600ドルにも満たず、給料だけではやっていけない状態だったという。

 衛生省からのコメントは得られておらず、薬価を設定している国家発展改革委員会もコメントは差し控えている。

■<赤い封筒>

 公立病院では患者数が増加する一方、低賃金に嫌気が差す医師も多いため、新たな医師の確保がより難しい状況になっているという。
 衛生省のデータによると、2008─11年の間に医師の数は13%増加したが、外来患者の数は28%増えている。

 低賃金の問題は、患者から医師に賄賂を贈るという習慣にもつながっている。
 こうした袖の下は、旧正月に贈り物として渡される現金の詰まった赤い封筒を指して、「紅包」と呼ばれている。

 北京に住むビジネスマンのボブ・ワンさん(35)は、親類の手術を担当した主任外科医に5000元の「紅包」を渡した。
 そうでもしなければ医師が真剣に手術をしないのではないかという不安がよぎったからだという。

 習近平国家主席は汚職撲滅に向けたキャンペーンを展開しているが、その効果については懐疑的な見方もある。

 北京の病院で勤務していた元医師は、汚職の撲滅はほぼ不可能だとさじを投げる。
 「政府がその気になれば、賄賂を受け取った人物を特定するのは簡単だろうが、そうすれば全員が『クロ』になってしまう」
と皮肉交じりに語った。

(原文執筆:Kazunori Takada、翻訳:梅川崇、編集:宮井伸明)



ロイター 2013年 07月 24日 13:01 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE96N03H20130724

中国当局が薬品業界の不正捜査拡大、収賄側も処分


●7月23日、中国当局の薬品業界不正捜査が拡大。英・スウェーデン系アストラゼネカの現地社員2人が新たに聴取されたのに続き、米国人が身柄を拘束されたほか、製薬会社から賄賂を受け取った病院職員の処分も発表された。写真は先に関係者が身柄を拘束されたグラクソ・スミスクラインのビル。英ハンスロウで6月撮影(2013年 ロイター/Luke MacGregor)

[北京 23日 ロイター] - 
 中国当局の薬品業界不正捜査が拡大している。
 英・スウェーデン系アストラゼネカの現地社員2人が新たに聴取されたのに続き、米国人が身柄を拘束された。
 製薬会社から賄賂を受け取った病院職員の処分も発表した。

 公安当局は、アストラゼネカの営業部門責任者に続き、上海事務所の社員2人からも話を聞いた。

 衛生省は、製薬2社から賄賂を受け取ったとして、病院職員39人を処分すると発表した。
 2社の名前は明らかになっていない。

 身柄を拘束された米国人の名前などは分かっていない。
 薬品業界の不正問題で身柄を拘束された外国人は、英グラクソ・スミスクライン関係の英国人コンサルタントに続き2人目。

 米国大使館の報道官は
 「米国人が上海で身柄を拘束されたことは認識している。
 本人とコンタクトをとっており、適切な支援措置をとっている」
と述べた。
 拘束された米国人が関係している企業名は明らかにしなかった。

 一連の動きは、医療制度改革、それに伴う医療費負担増加を想定する中国政府が医薬品の高価格や業界の不正に厳しい姿勢で臨んでいることを示す。

 中国に特化したリスク管理会社チャイナ・ビジネス・サービスのディレクター、ジェレミー・ゴードン氏は
 「勢い付いている。
 国際的な製薬大手は格好の見せしめになる。
 他の業界への警鐘でもある」と語った。

 関係筋によると、グラクソのウィッティ最高経営責任者(CEO)は、24日1100GMT(日本時間同日午後8時)の決算発表時に、贈賄問題への対応について説明する予定。 

 一方、アストラゼネカは、上海公安当局が23日に、すでに聴取された営業幹部に関連して2人の管理職に話を聞きたいと言ってきたとしている。

 声明は「公安当局は、個人の問題と説明した。
 他の調査に関連していると信じる根拠は当社にはない」としている。

■<医師を処分>

 当局の矛先は、病院関係者など収賄側にも向いている。

 新華社が報じた衛生省の声明によると、処分されるのは広東省の病院の職員39人。
 2010年1月から2012年12月の間に、製薬2社から計282万元(46万0367ドル)の賄賂を受け取っていた。

 「病院の労組の副委員長と、2社担当の2人が訴追され、賄賂を直接受け取った医師9人は解雇、停職、医師免許取り消しのいずれかの処分を受けた」
と新華社は伝えている。



JB Press 2013.07.29(月)  Financial Times
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38329

医薬品業界の巨大企業を相手取る中国政府
(2013年7月25日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

 「鶏を殺して猿を驚かす」
というのは、大物を怖がらせて方針に従わせるために小物を厳しく取り締まる戦術を表す中国の有名な慣用句だ。
 中国当局はグローバルな医薬品業界の巨大企業グラクソ・スミスクライン(GSK)を相手取って戦うことにし、真っ直ぐ猿に向かって行った。

 中国で約5000人を雇用するこの英国医薬品大手は、自社の医薬品を処方する見返りに、医師に賄賂を渡したとされるスキャンダルに巻き込まれた。

■法律違反を認めたGSK

 当局側の申し立てによると、多くの場合薄給の医師や病院、政府の役人たちに対する賄賂は、架空の、あるいは水増し請求された旅行や会議サービス費の名目で旅行代理店を介して流れたという。

 中国当局は、GSKの4人の幹部を拘束し、同社の経理部長の出国を禁じた。

 今回の不祥事に対処するために中国に派遣されたGSKの国際事業担当責任者のアッバス・フセイン氏は、自社の上級幹部が中国の法律に違反したようだと認める声明を出した。
 GSKは、ビジネスのやり方を変え、その結果削減されたコストを医薬品価格の値下げという形で転嫁するとフセイン氏は述べた。

 今回の出来事はGSKに限られたことではないかもしれない。
 かつてサノフィやロシュ、ノバルティスといった欧州の医薬品メーカーはすべて、仲介役になったとされている旅行代理店の1つ、上海臨江国際旅行社を利用していた。
 もっとも、これらの企業はこの旅行社との関係は停止していると話している。

 警察は、アストラゼネカの従業員1人も短期間拘束し、同社の営業幹部2人に尋問した。
 それとは別に、国家発展改革委員会(NDRC)は、GSKを含む医薬品会社の価格設定のあり方に関する調査を開始している。

■厳しい取り締まりの背景にある4つの理由

 GSKの場合、内部告発が引き金になった可能性がある、今回の突然の厳しい取り締まりには相互に関係するいくつかの理由がある。

①.第1に、規制当局は、医薬品業界の枠を越えて力を誇示してきた。
 独占禁止当局は最近、グレンコアによる鉱業大手エスクトラータの買収(650億ドル)に厳しい条件を付けた。
 NDRCは1月、サムスンを含むアジアの液晶ディスプレーメーカー6社に対し、価格操作を行ったとして5700万ドルの制裁金を科した。
 今年は、規制当局が調査を開始した後でネスレ―も粉ミルクの価格を20%引き下げた。

②.第2に、中国の政策立案者が輸出から国内消費に焦点を移しているため、彼らが、これから経済を牽引することになる消費者の保護に、より多くの注意を払うのは当然だ。
 汚染された牛乳から豚の死骸で流れが止まった川に至るまで、繰り返し起きる不祥事が証明しているように、消費者はひどい仕打ちを受けてきた。

③.医薬品の場合、消費者に気を配るということは、価格を抑制することや汚職を撲滅することを意味する。
 習近平国家主席が始めた広範な汚職撲滅キャンペーンに相応しい取り組みだ。

 中国は既に年間600億ドル以上を処方薬に支出しており、米国、日本に次ぐ世界第3位の市場になっている(医薬品コンサルティング会社LEKの試算では、800億ドルに上る可能性もある)。
 さらに、この市場は年間約17%のペースで成長しており、医療予算に大きな負担をかけている。
 同時に、より多くの人にきちんとした医療を提供するつもりなら、コストを抑制すること――そしてブランド品でないジェネリック医薬品の利用を促すこと――が当局の義務になっている。

④.最後に、厳しい取り締まりには、大衆を喜ばせる、排外的な色合いもあるかもしれない。
 消費者に対する犯罪の多くには国内企業がかかわっている。だが、反感の矢面に立ってきたのは、中国の消費者に対する「尊大な」扱いとされるものを最近謝罪せざるを得なくなったアップルのような企業だ。

 多くの場合、規制当局は新たな法律を求めることはなく、単に法令集に昔から載っている法律を執行しているだけだ。
 中国の医薬品業界での経験を持つある弁護士は
 「医薬品業界の文化は、医薬品会社が既に境界線に近いところで活動していることを意味している。だが、今その境界線が引き直されている」
と言う。

■西側でさえ、「創造性に富む」売り込み

 急成長し、これまできちんと規制されてこなかった中国の医療市場では、長い間怪しい慣行が、必須とは言わないまでも当たり前だった。
 比較的規制の厳しい西側の市場でさえ、医薬品会社は、自社の医薬品の利用を勧めることに関しては、果てしなく創造性に富むことが証明されてきた。

 例えば、医師や学者たちは日常的に、熱帯のビーチリゾートや面白いほど一流ゴルフ場に近い場所で開催される無味乾燥に聞こえるテーマ――「炎症性疾患における脂質の利用」のようなテーマ――に関するシンポジウムに招待される。
 昨年はほかでもないGSKが、認可された用途以外で医薬品を積極的に売り込んだ容疑について米国で罪を認め、過去最高の30億ドルの罰金を支払った。

 中国で活動するすべての多国籍企業は今後、規制への対処が難しくなったことに気付くだろう。
 それが長期的に透明性の高い、ルールに基づく体制につながるのなら、このような変化が結果的に利益になる可能性はある。
 だが、短期的には、新たに力を与えられた規制当局の注意を引くだけの不運な企業にとっては、状況が非常に居心地の悪いものになるだろう。
 これは誰よりも医薬品会社について言えることだ。

By David Pilling
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【中国ってなんでそうなるの!】


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2013年7月23日火曜日

中国の女性と不動産市場:住宅ローンとの結婚

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JB Press 2013.07.23(火)  The Economist
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38277

中国の女性と不動産市場:住宅ローンとの結婚
(英エコノミスト誌 2013年7月13日号)

住宅価格の高騰は男性より女性を苦しめているのだろうか?

 中国共産党は1949年に政権に就いた後、ブルジョア的な制度の多くを攻撃した。
 しかし結婚はその対象にはならなかった。
 それどころか、共産党は1950年、憲法制定の4年前に婚姻法を制定している。
 現在の中国でも結婚に対するプレッシャーは依然強く、成人のうちどこかの段階で1度は結婚した人の割合が80%近くに達している(米国は68%どまり)。

 しかし、1950年代とは対照的に、最近では結婚が別のブルジョワ的慣習と密接に繋がっている。
 不動産である。

 中国では、結婚前に住宅ローン契約を結ぶことが多い。
 一般的な考えに従うと、
 男性とその家族が不動産を買うことができないと、花嫁探しに苦労する。

 北京に本社を置く市場調査会社、零点研究咨訊集団(ホライゾン・チャイナ)が中国沿岸部に住む若者を対象に行った最近の調査によれば、
 女性の4分の3が夫を選ぶうえで住宅を用意できる力を考慮するという。
 女性本人がこの基準を退けたとしても、この国の不動産会社は言うまでもなく、女性の家族と友人がそのことを忘れさせてくれない。

 資産を持たずに結婚する「裸婚*1」を受け入れる若者が増えている。
 しかし、彼らが歳を重ねるにつれ、社会の発展よりも急速に態度を後退させる可能性がある。

*1=愛があれば何も要らないと、家も披露宴も結婚指輪もない素朴な結婚のスタイルのこと

 北京在住のある女性(28歳)は、大学在学中に現在の夫と恋に落ちて結婚した。
 だが、
 「もし今、誰かに男性を紹介してもらい、その人がマイホームを買えなかったとしたら、結婚しません」
と彼女は話す。
 「もっと現実的にならなくてはいけません。
 二十歳の小娘じゃないんだから」

■競争熾烈な「結婚市場」、男性過多の地域ほど住宅が高騰

 一部のエコノミストは、結婚「市場」での花嫁獲得競争が中国の不動産市場における法外な高値を説明するのに役立つと主張している。

 住宅が最も手の届かない高値になっているのは、人口比で男性が女性を圧倒的に上回る地域だと、米コロンビア大学の魏尚進氏と国際食糧政策研究所(IFPRI)の張暁波氏、清華大学の劉寅氏は主張する(上図参照)。

 男性(とその家族)は、花嫁獲得の行列でより前に並ぶために不動産に大金を費やす。
 だが、これでは他の男性がそれに対抗して、もっとカネを使うという事態に陥るだけだ。

 エコノミストらいわく、独身男性はダーウィン的な適者生存レースに陥っているという。
 過度に高い住宅は孔雀の派手な羽根と似ている。
 最も財力のある男性だけが披露することができる目立つ飾りなのだ。

 こうして住宅購入という負荷が独身男性に重くのしかかる。
 しかし、この負担はもはや独身男性に限った話ではない。
 零点研究咨訊集団の調査によると、今では7割のケースで女性とその家族が結婚相手の住宅購入に資金を提供しているという。

 住宅購入に手を貸すのは、その必要に迫られているから(中国沿岸部の高い住宅を買うには夫婦がそれぞれの所得をプールしなければならない)でもあり、手を貸すことができるからでもある。
 若い女性は以前より所得が増えており、多くの場合、その女性が一人っ子である両親からの援助が増えている。

■住宅ローンの男気

 零点研究咨訊集団の調査によると、最近は大方の女性が住宅購入に金銭的に貢献しているものの、権利書の名義に自分の名前を加えている既婚女性は3割程度に過ぎないという。
 清華大学の社会学者、リタ・ホン・フィンチャー氏は
 「大勢の中国女性が、史上最大規模となる可能性がある住宅資産の蓄積から締め出されている」
と心配している。

 この富に自分の名義を加えようとする女性も増えている。
 2006年以降に結婚した女性の37%は連名登記に成功した。
 2011年に最高裁判所が離婚規定を明確に線引きしたことで、女性たちの努力は緊急性を増した。
 それぞれの当事者は離婚時に、住宅ローン返済への貢献に対して元配偶者に補償した後、自分が名義人である不動産を保持すると明記されたからだ。

 しかし、共同名義の不動産登記は、官僚的、社会的な障害に直面する。
 ホン・フィンチャー氏のインタビューを受けたある女性は、住宅の頭金に多額の貢献をし、双方の名義で登記するよう主張した。

 ところが、男性の母親が、花嫁になるその女性の方が稼ぎが良く、女性が男性の元から去る可能性の方がその逆よりも高いと言って、要求を取り下げるよう頼んできた。
 共同名義にすれば、男性のプライドをさらに傷つけることになるからだ。

 法律上は原則として、マイホームが妻名義で登記されていなくても、離婚時には住宅ローンに対する貢献を補償される権利がある。
 だが、女性は住宅に対して支払った額を記録に残していないこともある。
 そして女性が住宅ローンに資金を回していないとしても、家計の他の部分で多額の費用を負担しているかもしれないとホン・フィンチャー氏は指摘する。

 多くの場合、男性が住宅ローンを支払うことができるのはひとえに、家具、調度品、その他の出費を女性が引き受けているおかげだ。

 「住宅の所有権は男らしさを顕示するものだ」
とホン・フィンチャー氏は語る。
 実際は妻も共同で家計を担っているにもかかわらず、住宅を保有するという誇りを夫が全面的に持っていられるように夫婦の負担を調整している例も多い。
 従順な妻は夫のメンツを保つ義務があると感じるかもしれない。
 中国では、男らしく見せかけることもまた、いまだに弾けていないバブルなのだ。

© 2013 The Economist Newspaper Limited. All rights reserved.
英エコノミスト誌の記事は、JBプレスがライセンス契約 に基づき翻訳したものです。
英語の原文記事はwww.economist.comで読むことができます。



CNN ニュース 2013.07.15 Mon posted at 14:15 JST
http://www.cnn.co.jp/special/cnnasia/35033378.html?tag=top;topSp

これが中国の婚活最前線 イベントに1.8万人集結、親も参戦



上海(CNN) 
 そのイベントは「第3回上海恋愛結婚エキスポ」と呼ばれていた。
 だが、イベント名とは裏腹に独身の男女1万8000人以上が集まった会場にロマンチックな雰囲気はひとかけらもなかった。

 大勢の男女が、男なら青、女ならピンクに色分けされた掲示板に張られた参加者のリストを使って相手を探す。
 参加者は、年齢をはじめ、身長や学歴、年収、登録された出身地といった重要な情報をじっくりと調べる。
 あるものはノートに記録し、あるものは携帯電話で写真を撮るといった具合だ。

 別の会場では、100人を超える20代、30代の男女がテーブルを挟んで向かい合っていた。
 BGMにノラ・ジョーンズのラブソングが聞こえてくる。

 8分間のスピードデートだ。
 8分が過ぎると、司会者が男性陣に席を2つ左へずれるよう呼びかける。

 参加者のなかにはこれが「初デート」のものもいる。
 夏休みを利用してイベントに参加したカナダの大学に通うイシン・バイさん(20)もその1人だ。

 イベント参加を「リサーチみたいなもの」と表現するバイさんだが、学校ではロマンチックな関係よりも勉学に励むよう求められる若い中国人にとって恋人がいないことは珍しいことではない。

 バイさんらが参加したスピードデートのイベントは中国の婚活サイト大手「珍愛網」の運営会社が主催したもの。
 同社によれば、登録者数は5800万人を超え、現在も毎月100万人の割合で数が増え続けているという。

 創業者で最高経営責任者(CEO)のソン・リー氏によれば、中国政府が1979年に導入した一人っ子政策のために、中国の若い男女はデートに重要な社交術が未熟だという。
 「1980年以降に生まれた多くの子どもたちにはきょうだいがいない。
 そのため、彼らは性別の違った相手と接する経験を持たない環境で育った」
と指摘する。

 参加者の多くは、友人や家族といったつながり以外から、ロマンチックな相手と出会うことが難しいため、こうしたイベントに参加すると答えた。

 中国人の多く、特に女性は20代後半になるにつれて、結婚へのプレッシャーが増す。
 イベントに参加した26歳の女性は
 、「母から『なぜまだ独身なの。あなた、おかしいの?』と聞かれる」
と言う。
 その横にいたメイと名乗る別の女性も「みんな同じ」と笑う。

 メイさんは
 「独り身なので自由を感じるけれど、誰かとデートしなければいけない時期かもしれないということも分かってる。
 30歳前には結婚しなきゃ
と語る。
 2人とも「売れ残り」は避けたいという。

 何千人もの独身の男女が一堂に会しているというのに、異性を誘惑しようという雰囲気がほとんどないのは驚きだ。

 人々は会場を歩き回りながら、婚活を支援する企業のパンフレットを手に取ったり、自分磨きのためのレッスンを聴くために立ち止まったりしている。

 婚活イベントというよりは就活フェアのようだ。
 珍愛網のリー氏は
 「的確な比喩(ひゆ)だ。
 配偶者を見つけることは、仕事を見つけるようなものだ」
と語った。

 さらに驚くのは多くの親がイベントに参加していることだ。
 会場の入り口で自分たちの子どもの詳細について記された宣伝用のポスターを掲げて立っているものや、成人した息子や娘のかたわらに立ち企業のブースをのぞくものもいる。

 会場を回っているとメイさんの携帯電話が鳴った。
 別の場所にいる父親からのものだった。
 メイさんが父親のところへ行くとその横には別の男性が立っていた。
 その男性の息子は銀行に勤めているが、今回のイベントには参加していないという。
 なんとも幸運なことに、男性は息子の写真を持っていた。
 ついでに、パスポートも。
 写真を見たメイさんの反応は悪くはなかった。
 今度は男性がメイさんの写真を携帯電話で撮影する。
 メイさんは2人に感謝している様子だ。
 「2人とも、自分たちのこどもにぴったりな相手を見つけようとしているんだもの」
とメイさんは笑った。




【中国ってなんでそうなるの!】


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世界が驚愕!:9つの物や行動でみる中国人の特徴

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●21日、中国の大手ポータルサイト・捜狐によると、中国人の買い物における9つの物や行動が世界を驚愕させている。写真は中国の月餅。


レコードチャイナ 配信日時:2013年7月23日 8時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74583&type=0

世界が驚愕!9つの物や行動でみる中国人の特徴―中国メディア

 2013年7月21日、中国の大手ポータルサイト・捜狐によると、中国人の買い物における9つの物や行動が世界を驚愕させている。
 以下はその内容。

1]、中国の若者は大学卒業後すぐにマイホームの購入を検討する。
 さらに、家を買ってもさらに購入を考え、中には海外で不動産を購入する人も。
 米国の不動産関連機関が発表した調査報告によると、2011年3月~2012年3月の間で、米国での中国人による不動産購入総額は90億ドル(約9000億円)に達し、米国の不動産を購入する外国人の第2位になっている。

2」、「クルミ」や長さ5cm以下の小さな「ひょうたん」、「コオロギ」の投資が白熱。
 過去数年来、株や不動産といった伝統的な投資における利益が縮小し、赤字になるケースも。
 その影響もあり、工芸品市場が注目を集め、工芸品に利用されるクルミの価格が数万ドル(数百万円)にまで跳ね上がった。

3」、中国人の宝石での消費や投資は異常で、中国の宝石の年生産価格は2000億元(約3兆円)を超え、世界最大の翡翠消費市場となっている。

4」、月餅に数千ドル(数十万円)も費やす。
 中国では中秋節に月餅を贈答する習慣があり、生産業者は政府機関が集中する場所で販売を行っている。

5」、中国ではプレゼントを転売するケースが多く、贈答品市場には月餅や健康食品などが次から次に転売され、最終的にどこで処理されるのか誰も分からない。

6」、日本の原発事故が注目されていた時期、通常なら1袋2元(約30円)もしない塩が、10元(約120円)にまで値上がりした。
 デマが流れるたびに買いだめをする人が続出する。

7」、一部の人はコピー商品に対し嫌悪感を抱かないだけでなく、おしゃれの一種ととらえる人も。
 携帯電話のコピー商品を代表に、中国ではコピー商品の文化まで形成されている。

8」、関連データによると、2012年中国のプリペイドカード発行規模は2兆元(約32兆円)を突破する見込み。
 2012年の全国社会消費財小売総額は21兆元(約340兆円)に達する見通しで、プリペイドカードの発行規模はその10分の1に相当する。
 プリペイドカードは一般的に贈答品として贈られ、賄賂に利用されることもある。

9」、中国で買い物をするとき、値段交渉がうまく行かず、客が店を去ろうとした時に店主から呼び止められ売買が成立する場面を多く見ることができる。

2013年7月21日日曜日

やはり「中国はウルトラ・スゴイ!」: 賞味期限が46年も過ぎた鶏肉が販売されていた

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46-Year-Old Chicken Feet Sold in Chinese Markets



ロケットニュース24 2013/07/21
http://rocketnews24.com/2013/07/21/351235/

驚愕! 賞味期限が46年も過ぎた鶏肉が中国で販売されていた

 食べ物には賞味期限というものがある。食材にもよるが、1〜2日の期限オーバーならばギリギリセーフとしている人も多いのでは。
 だが、今回ご紹介する鶏肉はギリギリどころのオーバーではない。
 なんと、賞味期限が46年も過ぎた鶏肉が中国で販売されていたらしいのである!

 この衝撃的な “賞味期限46年切れ鶏肉” のニュースを報じているのは、「The Huffington Post」をはじめとする多くの海外メディアである。
 46年前というと、これを読んでいる方の中には、まだ生まれていない人もいるのではないだろうか。
 
・46年前の鶏肉を密輸
 2013年5月、中国の広西チワン族自治区警察当局が、古い鶏の足を密輸していたベトナムの地下組織を検挙。
 その鶏肉の中には、なんと賞味期限が46年も過ぎたモノがあったという。
 46年前と言えば1967年。
 当時は、まだ毛沢東が中国を統治していた時代だ。

・化学薬品で肉の鮮度を偽装
 古い鶏の足を新鮮な肉に見せかけるために、密輸団は驚愕の処理を施していた。
 「過酸化水素」という薬品を使用し、鶏肉のバクテリアを殺して漂白し、肉の量を多く見せかけていたのだ。

 この方法で密輸団は、1キロの古い肉を1.5キロの「新鮮な肉」に偽装し、1トンにつき1750ポンド(約26万2500円)の利益を上げていた。
 警察当局が押収した賞味期限切れの肉の総量は、22トンにも達したそうだ。
 当局は密輸された食料品の危険性に警告を発しているという。

 「中国3000年の歴史」とは言うが、食べ物に関してはあまり歴史を感じたくないものだ。
 自分の口に入れるものは十分気をつけたい。
 
参照元:The Huffington Post、The Telegraph(英文)、Youtube
執筆:Nekolas


 やはり「中国はスゴイ!
 やることが、そんじょそこらとは桁違いに大きい。

2013年7月20日土曜日

メンテナンスなしでも十数年は安全なはずだが:中国で多発する建造物の崩壊事故

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●17日、中国で多発している橋の崩落事故は建設後の点検や補修工事を行わない「造りっぱなし」が原因だと香港紙が指摘した。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年7月20日 8時20分
http://2013-chuugoku-no-ayumumichi.blogspot.com.au/2013/07/blog-post_4581.html

中国で多発する橋の崩落事故、点検補修システムの欠如が原因―香港紙

 2013年7月17日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、この夏、中国国内で多発している橋の崩落事故について、建設後の点検や補修工事を行わない、いわゆる「造りっぱなし」が原因だと指摘した。
 18日付で参考消息(電子版)が伝えた。
 
 遼寧省阜新市で16日午前2時ごろ(現地時間)、北京と瀋陽を結ぶ国道上の築44年の橋が突然崩れ、4人が死亡する事故が発生した。現地では前日からの大雨で、15日に饒陽河の水位は記録的高さにまで上昇。
 荒れ狂う濁流が橋脚と橋本体を飲み込んだ。
 付近の3カ所の橋も激しく浸食されていることが確認されたため、通行止めとなった。

 今年の雨期、中国各地で橋の崩落事故が発生している。
 四川省では少なくとも12基の橋が崩壊。
 7月9日に江油市で発生した事故では、十数人の犠牲者が出た。

 同済大学の橋梁設計と安全の専門家・淡丹輝(タン・ダンフイ)氏は
 「豪雨が引き金になったとしても、今年の橋崩落事故の多さは異常事態だ」
と指摘する。
 さらに
 「最高のデザイン、最先端の技術、最高の科学と建築レベルを用いたとしても、常に点検や補修を行わなければ、橋の安全は保障できない」と主張。米国やその他の国に比べて、「中国には包括的で体系的な橋の安全監視システムがない」と述べた。

各地方の政府にとって、橋の建設は政治手腕を誇示できる輝かしいイベントになるが、橋のメンテナンスは光の当たらない地味な作業でしかない。
 このため、点検補修は政府による十分な予算や支持を得られない状況だ。
 淡氏は
 「政府はメンテナンス業務を技術力のある民間企業に委託することを拒否し、公的企業に任せきり。
 政府が市場メカニズムを導入すれば、状況が大幅に改善されるだけでなく、大量の雇用を生むことができる」
と説いている。


 メンテナンスはしたほうがいいが、メンテナンスしなくても新築の橋がそう簡単に壊れるわけはない。
 原因は一つだろう。
 「オカラ工事」だ。
 橋は自然の脅威にもっともさらされやすいので、ウソが早めにバレた。
 高速道路や高速鉄道も常時の慢性的振動は橋にとっては最悪といっていい。
 ために10年くらいで崩落するようになる可能性が大きい。
 ビルデイング建築物は地震を除けば風力だけしか外力がないから、中国では結構長くもつ。
 中国の建造物はほとんど信用できないといっていい。
 橋から抜かれた強度が汚職となって、共産官僚のふところに入っているということだろう。
 壊れたらまた作ればいい。
 また儲かるというわけである。


レコードチャイナ 配信日時:2014年4月7日 11時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=86145&type=0

築20年なのにアパートが突如倒壊!事故が頻発する80、90年代築の建物―中国


●4日、浙江省奉化市にある築20年のアパートが突然倒壊した。近年、1980年代から90年代にかけて建設された建物を中心に事故が頻発している。

 2014年4月4日、浙江省奉化市にある築20年のアパートが突然倒壊した。
 近年、1980年代から90年代にかけて建設された建物を中心に事故が頻発している。
 新華網が伝えた。

 中国の『民用建築設計通則』では、一般的な建築物の耐久年数は50年から100年と定められているが、実際の建物の寿命はこれとはかけ離れている。
 2010年、住宅・都市農村建設部のある責任者は
 「わが国は新建築の数が最も多い国だが、建物は25~30年しかもたない」
と語った。これと比較すると、
 英国では建物の平均寿命は132年、米国は74年だという。

 杭州土木建築学会の陳旭偉(チェン・シューウェイ)副事務局長によると、当時、基準の整備が建築のスピードに追いつかず、建築作業員が建築の常識を学習するのが間に合わないという事態も起こっていた。
 さらに、技術的、資金的理由により、鉄筋コンクリート製を採用するべき部分が減らされるか使用が取りやめにされ、セメントを泥で代用しているようなケースもあり、家屋の質と寿命に深刻な影響を及ぼしている。

 また、中国では内装工事の際に壁を取り払ってしまうことも少なくなく、潜在的な危険要因となっている。
 見た目は立派でも、内側はボロボロになってしまっていることも多い。
 現在販売されている住宅には耐震性の高い構造が採用されているが、80~90年代の建物にはいまだ欠陥が多く、多くの人がそこで居住している。 

 これについて専門家は、老朽化した建物による事故を防ぐため、各部門が早急に調査を行い、劣化建築物の潜在的危険性を取り除くよう呼びかけている。



レコードチャイナ 配信日時:2014年4月11日 8時9分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=86242&type=0

短命さと奇怪なデザインが中国建築の二大特色に―中国


●8日、Baidu百家はコラムニスト、陳方氏の記事「短命と奇怪なデザインが中国建築を破壊した」を掲載した。奇抜さを狙って作られた、奇怪な建築群は恥辱の柱だと嘆いている。写真は北京市内に建てられたタコのような外観の商業ビル。

 2014年4月8日、Baidu百家はコラムニスト、陳方(チェン・ファン)氏の記事
 「短命と奇怪なデザインが中国建築を破壊した」
を掲載した。

 4日、浙江省寧波市奉化市で築20年のマンションが“粉砕性倒壊”した。
 実は倒壊の前日に耐久性調査が行われ、数年間は大丈夫と太鼓判が押されたばかりだったのだが…。

 今や「短命」は中国都市建築の特色となってしまった。
 2010年、ある中国住宅郷村建設部関係者は
 「中国は新築建築数は世界一だが、耐久年数はたった25~30年しかない」
と嘆いた。
 単にに技術力が低いだけではなく、手抜き工事や鉄筋の量を減らすなどの悪意が「短命」につながっている。

 もう一つの特色は「奇妙な壊れ方」だろう。
 湖北省宜昌市のバスターミナルが最近ネットユーザーの嘲笑の的となっている。
 奇抜なデザインのつもりだったのだろうが、3つの棺桶を組み合わせたようにしか見えないというのがもっぱらの評判だ。

 「良い建築は世界の記念碑に、悪い建築は恥辱の柱になる
という言葉がある。
 残念ながら中国には恥辱の柱が多すぎる。
 目立つために新奇な建築物を作ってやろうと考える、偉い官僚様の暴走を止めるシステムが必要だ。
 さもなくば恥辱の柱は増え続け、21世紀の中国史を後世に伝える恥辱のモニュメントとなるだろう。





【中国ってなんでそうなるの!】


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2013年7月17日水曜日

やっぱり中国悪夢は超絶的にすごい:人民日報本社ビルのデザイン

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老外評比:中國10大醜建築 假白宮、玉皇大帝全上榜│老外看中國│郝



ロケットニュース24 15時間前
http://rocketnews24.com/2013/07/16/350102/

外国人が選ぶ「中国のトンデモ建築ベスト10」がカオスだと話題に
 / 1位はやっぱり人民日報社のビル

 まだまだ「好景気」だと言われている中国では、毎年すごい勢いで奇怪な形をした建築物が誕生している。

 以前、ロケットニュース24では中国のネットユーザーが選ぶ「中国のトンデモ建築選手権」をお伝えしたが、今回は
 外国人が選ぶ中国トンデモ建築
をお伝えしたい。
 第三者の目線ではどんなものが選ばれるのか? 
 ランキングには、常連からニューフェイスまでカオス建築が勢ぞろいしているぞ!

これは「中国通」で知られるイギリス人のベン・ヘッジスさんが外国人目線で紹介したものだ。詳しいランキングは以下の通りである。
 
第10位:方圓大厦(遼寧省)/ 広東プラスチック取引所本部(広東省)
 第10位は2カ所。
 遼寧省にある方圓大厦と、広東省の広東プラスチック取引所本部ビルだ。
 2つとも円の真ん中に穴があいたデザイン。
 硬貨を模したように見え「成金趣味」と批判されている。
 しかし、ベンさんによるとポリスマンが大好きなドーナツに見えて仕方がないという。
 
第9位:淮南ピンポンビル(安徽省)
 9位は安徽省オリンピック公園の「淮南ピンポンビル」だ。
 このビルは、卓球のラケットが地面にブッ刺さったという斬新なものなのだが、外国人目線では酒瓶にしか見えず謎すぎるのだという。
 
第8位:東方之門(江蘇省)
 2つのビルが上層部で交わる、
 ちょうど鳥居や凱旋門のような形をした東方之門。
 このデザインコンセプトは、水の都・蘇州にある水門をイメージしたものだそうだ。
 しかし、建物の色や形状から「ズボン」や「ステテコ」にしか見えないと話題になった。
 
第7位:新法門寺(陝西省)
 第7位は陝西省・西安にある新法門寺だ。
 仏舎利をおさめた仏塔がランクイン。
 仏塔は両手の指先同士をくっつけ、ひし形を作ったような形状である。
 これが『ドラゴンボール』のZ戦士・天津飯の使う気功砲にソックリに見えるらしい。
 
第6位:元宝亭 / 元宝亭(河北省)
 金ピカの餃子のような形をした元宝亭と元宝亭。
 これは古代のお金を模したものだ。
 完全に成金趣味。
 言い逃れはできない。
 しかし、ベンさんによると同じお金でも10位の方圓大厦や広東プラスチック取引所本部より高額なのでまだマシとのこと。
 
第5位:偽ホワイトハウス(安徽省)
 第5位の偽ホワイトハウスは、安徽省阜陽(ふよう)市の市政府ビルだ。
 アメリカのホワイトハウスと米国国会議事堂をミックスさせた建築である。
 デザインの無節操さもポイントだが、貧しい生活を送る市民へのケアができていないのに、多額の金を使って役所用に豪奢なビルを建てているという点で役人の腐敗の象徴として取り上げられることが多い。
 
第4位:玉皇大帝像(重慶市)
 玉皇大帝とは道教における事実上の最高神だ。
 重慶には巨大な玉皇大帝像があるのだが、山に埋もれているだけでなく、後頭部はくり抜かれてビルのようになっており寝泊りができるらしい。
 神様なのに……。
 
第3位:上海万博・中国館(上海市)
 ピラミッドをひっくり返したかのような形の上海万博・中国館。中国の皇帝の冠を模したデザインだと言われているが、見る人によっては鍋に見えるのだとか。
 
第2位:天子大酒店(河北省)
 高さ41.6メートル。
 巨大な神様フィギュア3体! 
……と思いきや、この天子大酒店は10階建てのホテルである。
 ホテルの部屋は全て神様の体の中に格納されており、泊まるとガンダムのパイロットのような気分が味わえるらしい。

 「トンデモ建築ランキング」では不動の1位を貫き続けていたが、
 2013年、とんでもないルーキーの登場に1位の座を退いた。
 
第1位:人民日報社ビル(北京市)
 長年1位だった天子大酒店から首位の座を奪ったのは、人民日報社の新社屋だ。
 そのスゴイ立派な形は「なんと雄々しい」、「すごく大きいです」など世界中で話題となった。

● 中国ナンバーワンビル:人民日報本社

 なお、ベンさんは人民日報社の新社屋を初めて見たときイギリスの超高層ビル「30セント・メリー・アクス」をパクったのではないかと思ったという。
 しかし30セント・メリー・アクスが美しいランプのような雰囲気なのに対し、人民日報社ビルは気まずい雰囲気になっていることから、パクったとしたなら、パクリ方に失敗したと評していた。
 
 ベンさんは中国通や中国専門のジャーナリストとして活動しているが、なぜ中国では美しい伝統建築を壊し、ヘンテコ建築が乱立しているのかは彼もわからないそうだ。
 
参照元:Youtube
執筆:澤井恵


 やっぱり人民日報はすごい。
 中国悪夢といった感じである。


レコードチャイナ 配信日時:2013年7月31日 8時40分 
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74873&type=0

農村に天安門そっくりの建造物が出現!一体何のために作られたの?―遼寧省葫芦島市


●27日、中国・遼寧省のある県に、北京の天安門にそっくりの建造物が出現した。インターネットに投稿された写真を通じて注目が集まったが、建造された経緯について詳細が分からず、ネットユーザーたちからの意見は概して冷ややかだ。

 2013年7月27日、中国・遼寧省葫芦島市綏中県に北京の天安門にそっくりの建造物が出現した。
 遼瀋晩報が伝えた。

 記者が近隣の人に道を尋ねながら現場にたどり着くと、規模ははるかに小さいが、確かに北京の天安門そっくりの赤レンガ色の建物が目の前に現れた。
 正門両側の壁面には
 「天大地大不如人大、自力更生奮発図強(天地は大きくて広いが、人の大きさには及ばない。
 自力更生で奮い立ち、国家の富強を図ろう)」
と白抜きで書かれていた。

 この天安門そっくりの建造物はネットユーザーが投稿した写真を通じて認知され、人々の注目を集めているが、寄せられる反応は概して冷ややかだ。
● 「村の委員会か役所の建物なんじゃないの?」
● 「地方の役人は1日中暇でやることがないから、これも新しい趣向の1つなんだろう」
● 「金の無駄遣いだ。もっと正しいことをして、庶民の生活のために金を使え。担当者の責任を追及しろ!」

 現地取材によれば、この建物は地元の不動産開発業者が投資し、ホテルとレストランとして建造したという。
 すでに7月に開業していて、利用客も見受けられた。
 この中国の象徴とも言うべき天安門を模倣した建物が果たしてホテルとして「ふさわしい」かどうかについて、記者は関係機関に取材を申し入れているという。



【中国ってなんでそうなるの!】


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