2014年1月19日日曜日

日本の華僑・華人73万人:世界に5000万人

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●29日、中国国務院僑務弁公室がこのほど発表した「華僑・華人研究報告(2013)」によると、現在、世界各地に住む華僑・華人は5000万人を超え、その約7割が東南アジアに住んでいる。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2014年1月19日 6時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=81901&type=0

日本と韓国の華僑・華人、120万人を突破―中国メディア

 2014年1月16日、中国国務院華僑事務弁公室に属す華僑大学と社会科学文献出版社は、「華僑華人青書」といわれる『華僑華人研究報告(2013)』の刊行を発表した。同書では、日韓の華僑華人の動向について、政府の人口統計も取り入れた詳細な考察がなされている。
 中国新聞社が伝えた。

 青書は日本の法務省、厚労省、文科省の最新統計資料を利用し、華僑、華人の区分や状況について、27項目にわたる分析を行っている。
 2012年12月現在、日本に居住する中国人と華人の総数は75万8000人に達し、そのうち華人は47万2000人、日本に居住し、中国籍を持つ人口の総数は73万6300人に達する。

 日本は過去30年間にわたり、中国人学生の主な留学先だ。
 日本への留学生数は米国への留学生に次ぐ人数に及んでいる。
 また、日本における外国人プロフェッショナル人材、単純労働者の数も中国人が一番多い。

 韓国に居住する華僑・華人人口は51万4500人で、華人は20万人、在韓中国人(台湾・香港含む)の総数は76万5000人に達する。
 韓国は、米国、カナダ、日本、オーストラリアに並び、中国人移民を受け入れる5大先進国の一つとなっている。

 青書は、韓国の外国人労働者のうち、中国人が最多数を占めていると指摘している。
 ハイレベルの中国人留学生数が増加に加え、韓国政府の促進政策もあり、今後韓国では中国人プロフェッショナル人材はますます増加していくものとみられている。

 また、中国人移民の間では韓国国籍を取得するよりも、韓国の永住許可を得ることの方が好まれる傾向にある。
 また、韓国法務部の統計によると、2013年3月末の時点で韓国に不法滞在する中国人の数が7万人に達しており、多数の不法滞在者が、在韓華人のイメージにマイナスの影響を与えている。



レコードチャイナ 配信日時:2014年1月31日 6時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=82624&type=0

東南アジアの華僑・華人3500万人、日本は73万人―中国メディア

 2014年1月29日、中国国務院僑務弁公室がこのほど発表した「華僑・華人研究報告(2013)」によると、
 現在、世界各地に住む華僑・華人は5000万人を超え、その約7割が東南アジアに住んでいる。
 一方、中国からの移民が最も多い先進国は
 米国、
 カナダ、
 日本、
 オーストラリア、
 韓国
だ。
 中国青年報が伝えた。

 同報告によると、
 現在、東南アジアに住む華僑・華人の総数は約3508万人
 うち、2011年の統計・試算によると、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシアの5カ国に住む華僑・華人だけで約3000万と、世界の総数の6割を占めている。
 特筆すべきは、華人の経済的実力や政治的立場が根本的に変化するにつれ、中国文化が東南アジアに大きな影響を及ぼすようになっていることだ。
 例えば、インドネシアでは既に、春節(旧正月、今年は1月31日)が国の休日となっているほか、マレーシアには華人学校が1000校以上あり、第一言語として中国語を教えている。

▼アジアで中国人移民が多いのは日本と韓国

 2012年末の時点で、在日中国人の数は73万6800人に達し、在日外国人全体の32.5%を占めるようになった。
 同報告は、
 「日本の外国人留学生や外国籍の専門技術者だけでなく、外国籍の単純労働者や日本人の外国籍の配偶者の面でも、最も多いのが中国人。
 在日華僑・華人の職種は各種専門技術の分野から、政府関連の分野まで多岐に広がっており、社会的地位も日に日に高まっている」
と指摘している。
 そのほか、2013年の時点で、韓国の華僑・華人の数は76万5000人に達し、外国人労働者のうち最も多いのが中国人だった。

 さらに、同報告によると、08年の時点で、欧州の主要国の華僑・華人の総数は251万を超えた。
 うち、最も多いのは英国、フランス、イタリア、ロシアで、その数は約30万-60万人に達している。

 一方で、海外で事件などに巻き込まれる華僑・華人も増加している。
 同報告は、2000年以降に、華僑・華人が巻き込まれた事件304件を分析し、北米や欧洲、オセアニアなどの先進国においては、大学などでの銃乱射事件や一般犯罪に巻き込まれることが多い一方、アフリカや南米では、政治騒乱や武装暴力に巻き込まれることが多く、多数の死者、負傷者が出ることもあるとしている。
 そのほか、アジアでも、人為的事故や政治騒乱、一般犯罪、デモなどの事件に巻き込まれている。
 特に、突発的な事件による死者、負傷者が最も多いのがアジアだ。
 なお、最も少ないのは欧洲となっている。

 そのため、同報告は、海外の華僑・華人、旅行中の中国人に対して、安全に関する意識を強め、事件などに巻き込まれることがないように注意するよう呼び掛けている。

(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)