●6日、中国の上海市高級人民法院の裁判官ら4人が集団買春にかかわったとされる事件に関して、こうした事情に詳しい弁護士によると、裁判官を抱き込む「暗黙のルール」はほかにも多数あるという。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年8月9日 6時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75271&type=0
中国の裁判官買収は「暗黙のルール」、金銭の提供や接待は当たり前―SP華字紙
2013年8月6日、中国の上海市高級人民法院の裁判官ら4人が集団買春にかかわったとされる事件に関して、こうした事情に詳しい弁護士によると、裁判官を抱き込む「暗黙のルール」はほかにも多数あるという。
シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。
今回のように裁判官に公然と女性を提供するケースはまれだが、裁判で便宜を図ってもらうために、自らあるいは他人を介して、裁判官に現金、商品券や高級酒、漢方薬などの品物を贈ったり、旅行に招待したりすることはよくあるという。
ある販売代理店の顧問弁護士は、
「企業が普段から担当地域の裁判所の裁判官を食事やマッサージに招待するのは、業界では普通のコミュニケーション手段であり、誰もがやっていることだ」
と明かす。
法曹界関係者によると、重大な民事訴訟や刑事訴訟の場合、裁判官への「リベート」は少なくとも数万元(数十万円)から数十万元(数百万円)だという。
その際にはすべて旧札が使われ、通し番号の入った新札は絶対に使用しない。
また、ある弁護士は
「裁判官は裁判の当事者(原告や被告)に対し、自分がよく知った弁護士に変更するよう暗に指示することもある。
そうすることで、仲の良い弁護士と利益を最大限に享受できるからだ」
と指摘している。
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病院に続いて裁判所。
やはりワイロは社会を心地よく動かす適正資源である。
「ワイロなき清き社会に魚は住まない」
そういう場所には中国人は住めないということなのだろうか。
「ワイロは適正生活の潤滑油」、それでいいではないか。
ゴツゴツした社会より物事がスムースに流れることが肝要である。
そのためには、少しくらいの出費には目をつぶろう。
目を開いていても事が進まないなら、目はつぶっていたほうがいい。
いやなものは見ないにこしたことはない。
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サーチナニュース 2013/08/08(木) 12:14
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0808&f=politics_0808_006.shtml
裁判官“売春接待”問題、上海市トップ韓正書記が綱紀粛正の訓示
中国共産党上海市委員会の韓正書記は7日、同市高等法院(高裁)の裁判官が建設会社から“売春接待”を受けていた問題で、綱紀粛正を求める訓示を行った。
裁判所関係の指導幹部大会の発言。
“売春接待”を受けたのは上海市高等法院の副院長など、いずれも高級幹部裁判官だった。
韓書記は同事件について、「極めて深刻かつ劣悪な影響があるもの」と指摘。
「法律・規則に基づき厳重に処罰し、徹底的に追及せよ。絶対に手をやわらげるな。腐敗分子を絶対に排除せよ」
と述べた。
事件については
「共産党員の基本ルールも踏みにじった」、
「道徳の最低ラインも喪失した
」と述べ
「法を知る者が法を犯した」
と、その深刻さを改めて指摘。
腐敗問題については
「大衆が最も恨むことである」
と、当局に対する市民の信頼感がさらに低下することを懸念する考えを示した。
写真は中国共産党上海市委員会の韓正書記。7月撮影。
中国共産党は各地に「委員会」を設置している。
各委員会のトップは書記。
中国共産党は行政・立法・司法などすべてを指導することになっているので、
「書記」は市行政トップの市長や省行政トップの省長よりも、地位が高い。
市長や省長は多くの場合、副書記が兼任する。
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◆解説◆
韓書記は浙江省出身。
共産主義青年団(共青団)の上海市書記を務めるなどで、胡錦濤派(団派)に属するとされる。
2003年に上海市長に就任。当時48歳で、中華人民共和国成立以来、最も若い市長となった。
06年には、汚職問題で失脚した共産党上海市委員会の陳宇良書記に代わって、同委書記(代理)に就任。
市長との兼任となった。
陳書記は江沢民派に属していたため、韓書記の就任で、上海市における胡錦濤派の勢力が大きく拡大したとされた。
しかし、07年には習近平(現・共産党総書記、国家主席)が上海市委員会書記に就任。
江沢民元国家主席に近いとされている習書記の誕生で、上海市における“権力争い”は、先が読みにくくなった。
その後、習書記が07年10月に中国共産党中央政治局常務委員に就任したことに伴い、習書記と同じ江沢民派の兪正声氏が上海市委員会の書記に就任。
兪書記は12年11月に中国共産党中央政治局常務委員に就任したことに伴い、韓正市長が再び上海市委員会の書記になった。
しかし同時に、江沢民元国家主席に近いとされている楊雄氏が上海市市長に就任した。
中国では10年以上も前から、胡錦濤派と江沢民派が権力争いを繰り広げている。
上海市の場合には中国第一の経済都市ということもあり、“綱引き”が殊(こと)の外、熾烈(しれつ)だ。
韓書記はもともと綱紀粛正に熱心だったという説もあるが、全国的にも大きく注目された「裁判官の売春接待事件」で、立場が悪くなる可能性もある。
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【中国ってなんでそうなるの!】
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