2013年7月14日日曜日

南欧諸国、中国人富裕層の住宅購入を歓迎―居住ビザで誘致 :投資として

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ウオールストリートジャーナル    2013年 7月 12日 11:29 JST
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324195104578600572735242316.html

南欧諸国、中国人富裕層の住宅購入を歓迎―居住ビザで誘致 
By JASON CHOW

 南欧の国々は、居住ビザと引き替えに不動産を購入しようとする中国の富裕層に来てもらおうと競い合っている。

 この市場に最近参入したのはギリシャだ。
 住宅不動産に最低25万ユーロ(約3300万円)を投資すれば更新可能な期間5年のビザを発給するとの新しいプログラムを宣伝している。
 この金額は、同様の移民プログラムを提供している南欧諸国の中では最も安い。

 5月に発表されたギリシャのプログラムに先立って、ポルトガルは昨年、少なくとも50万ユーロの不動産を購入した人に5年の「ゴールド・ビザ」を与えるプログラムを始めた。
 キプロスも昨年、同じような制度をスタートさせたが、最低額は30万ユーロだ。

 スペイン政府当局者は今年に入り、このようなプログラムを計画していると述べたが、最低投資額についての詳細はまだ明らかにしていない。

 移民の専門家たちによれば、これらのプログラムはある特定の層、つまり裕福な中国人を狙ったものだ。
 香港の移民専門の弁護士ウェンディー・ウォン氏は
 「欧州から多くの人やってきて、中国人に住宅を売ろうとしている」
と話した。
 同氏のクライアントの半数以上は中国本土の人だという。

 確かに、欧州諸国には既に投資家・移民プログラムがあるが、そのほとんどは不動産投資を要件の一部にしていない。
 例えば、英国は最低150万ポンド(約2億2500万円)の国債投資をした人に5年の居住ビザを、ハンガリーは25万ユーロの国債投資家に同様のビザを、さらにドイツは最低25万ユーロ規模の事業を開始・運営する人にビザを発給している。

 香港の弁護士デニー・コー氏によれば、こうしたビザは不動産に焦点を当てた南欧のプログラムほどには中国人の人気を得ていない。
 不動産は中国の富裕層が大いに魅力を感じるもので、こうした人たちは欧州の家を貸し出したり、休暇用に使ったり、あるいはビザの期間中に値上がりするのを待って無人にしておいたりする。

 コー氏は
 「ほとんどの中国人の考えはまず不動産で、ビザはその次だ」
と述べ、
 「一部の人はビザをボーナスとしてみているだけだ」
と説明している。

 南欧諸国のプログラムの原則はみな同じだ。多くの資金を投資すると、その代わりに政府が5年の居住ビザを出し、これによって簡単に入国できるようになる。
 今のところ、欧州大陸のほとんどの国が加盟しているシェンゲン協定の対象地域に中国人旅行者が入る場合は、そのたびごとにビザを申請しなければならない。
 だが、例えばポルトガルの家を買って居住ビザを得た中国人投資家は、同協定加盟国のどこにでも自由に行ける。期間は6カ月ごとに90日間とされている。

 弁護士のウォン氏は、ある状況下では重い税金がかかり、居住条件も煩わしくなることがあるとして、欧州は避けるようにクライアントに注意している。
 例えばポルトガルでは、期間5年のうち最初の1年は最低7日間、その後は2年ごとに14日間ずつの滞在が義務付けられている。

 同氏は
 「人は大きな家ときれいな風景に目を奪われる」
と述べたうえで、
 「しかし、わたしは不都合なこともあるのだといつも言っている。
 中国にいてその家をどうやって保守するのか。
 ビザを維持するために、毎年遠い所まで実際に飛行機で飛んでいく気はあるのか、と尋ねている」
と説明した。


 この内容のビザでは中国人は来ない。
 つまり、中国人はこの物件を投資として捉えているということであろう。

 オーストラリアでは。
 こちらは中国脱出に備えてのためかもしれない。


レコードチャイナ 配信日時:2013年7月23日 7時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74509&type=0

海外投資家の住宅購入が倍増、中国人が最多―オーストラリア


●18日、海外投資家がオーストラリアで住宅を購入するケースが過去2年間で倍増している。写真はゴールドコーストの高級住宅。

 2013年7月18日、「世界不動産チャンネル」の報道によると、海外投資家がオーストラリアで住宅を購入するケースが過去2年間で倍増している。
 人民日報(電子版)が伝えた。

 ナショナルオーストラリア銀行が6月に公表した四半期の住宅指数によると、2011年にはオーストラリアで不動産に投資する海外の投資家の割合は約5~6%だったが、現在すでに約12~13%にまで増加している。
 この調査は約300人の海外不動産投資家に対して行われ、クイーンズランド州とビクトリア州が最も海外不動産投資家の人気を集めた。
 3位にはニューサウスウェールズ州が入った。

 ナショナルオーストラリア銀行のチーフエコノミストによると、中国をはじめとするアジアの投資家が大多数を占めている。
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【中国ってなんでそうなるの!】


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