
●14日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国自動車メーカーが新興市場で人気を集めていると報じた。写真は2012年8月、河南省三門峡市の自動車展示販売会。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年5月17日 17時1分
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中国自動車メーカーは“奇策”で勝負、途上国市場で人気集める―香港紙
2013年5月15日、環球時報によると、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは14日、中国自動車メーカーが新興市場で人気を集めていると報じた。
世界最大の自動車市場となった中国だが、人気を集めているのは外資系メーカーばかり。
テレビを見ても、中国人スターを起用した外資系の広告ばかりが目立つ。
だが中国メーカーは負けたわけではない。
極めて興味深い“奇策”で、世界的メーカーへの道を歩んでいる。
日本や韓国はまず自国の富裕層に車を売り、その後、海外の先進国へとマーケットを広げていった。
だが中国メーカーが選択した道は違う。
彼らの“奇策”とは「自国市場を重視しない」というものだ。
自国では人気がない中国自動車メーカーだが、東欧やアフリカ、南アフリカ、中東などの途上国では人気ブランドだ。
単に輸出するだけではなく、途上国に工場を作り現地生産を推進している。
例えば、エチオピアでは現地に工場を持つ力帆自動車が最も信頼される自動車ブランドとなっている。
こうした途上国重視戦略は中国の国家戦略の後押しを受けているようだ。
中国企業が道路建設を受注した国ではその後、中国メーカーの車が売れるようになるという傾向があるという。
2007年、チェリー自動車はイラン・テヘランに生産ラインを開設したが、間もなく中国企業がテヘランでの道路、トンネル建設を受注した。
そして2009年にはイランでは無数の中国車が見られるようになった。
中国自動車メーカーが次にどの国をターゲットにするのか。
それは中国建設企業の海外契約を見ればすぐにわかってしまう。
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