2014年3月26日水曜日

親しみやすい自然体の日本文学、なのに宮部みゆきが中国で知られていない理由



レコードチャイナ 配信日時:2014年3月26日 12時21分
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親しみやすい自然体の日本文学、なのに宮部みゆきが中国で知られていない理由―中国メディア


●24日、正直に言うと、過去に読んだことのある日本の文学作品はあまり多くない。唯一多くの時間を費やして読んだ作品は10年程前に読んだ紫式部の「源氏物語」だ。資料写真。

  2014年3月24日、北京晨報は「親しみやすい自然体の日本文学」と題した記事を掲載した。

  正直に言うと、過去に読んだことのある日本の文学作品はあまり多くない。
 唯一多くの時間を費やして読んだ作品は10年程前に読んだ紫式部の「源氏物語」だ。
 半月ほど前、この日本版「紅楼夢」ともいえる文学巨編「源氏物語」の中国語版が発売されたというニュースが届いた。
 著名な日本語翻訳者および学者の叶渭渠(イエ・ウェイチュー)、唐月梅(タン・ユエメイ)夫妻が8年の歳月をかけて翻訳したものだという。

 隣国である日本と中国の文化が似ているのはごく自然なことだ。
 日本の読者が多くの中国の作家を知っているように、中国の読者もまた日本の作家のことをよく知っている。
 川端康成、夏目漱石、大江健三郎、村上春樹、東野圭吾…これらの作家は日本近現代文学の巨匠である。
 以前見かけた日本の人気作家ランキングによると、歴史・時代小説で知られる司馬遼太郎が今なお根強い人気を維持し続けてトップに立ち、その後を推理小説で知られる東野圭吾や村上春樹、宮部みゆきらが続いていた。
 司馬遼太郎は歴史上の英雄豪傑を描くことに優れ、特に戦国乱世において無名の人物が後に一時代を築く英雄へと成長していく姿を数多く描いている。
 司馬遼太郎の小説のキャラクターは実在の人物をモデルとしているが、その作風は金庸(ジン・ヨン、著名な武侠小説家)を連想させる。
 自身の発言にもあるように、司馬遼太郎が最も高く評価していた歴史上の人物は坂本龍馬で、それは小説「竜馬がゆく」の長さからも見て取れる。

 東野圭吾が2位につけているのは意外ともいえるし、納得ともいえる。
 世界現代文学において日本の推理小説の地位は突出しており、東野圭吾は今や日本のミステリー・推理小説ジャンルにおいて人気実力ともに第一人者であり、ベストセラー作家と呼ばれている。
 東野圭吾は1985年に江戸川乱歩賞を受賞したのをきっかけに作家活動を開始し、その後「悪意」「白夜行」「容疑者Xの献身」ガリレオシリーズ等の一連のミステリー小説を出版し、多くの作品が映画、ドラマ化されている。

 村上春樹は中国の読者の中では最も親しまれている日本の作家で、自称文学青年と呼ぶ若者の間では読んだことがない人はごく少数派だ。
 「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の旅」は売り上げランキングで昨年最も売れた作品となっている。

 宮部みゆきの名前は中国ではあまり知られていないが、これは宮部みゆきの「みゆき」が平仮名のため、中国語に翻訳された名前がないことが理由になるかもしれない。
 彼女は過去に11年間連続して最も人気のある女性作家に選ばれており、「日本文学史上の奇跡」と言われている。
 非常に面白いことに宮部みゆきと推理作家の綾辻行人は同じ日に生まれている。
 「我らが隣人の犯罪」でデビューした宮部みゆきは、92年に「龍は眠る」で日本推理作家協会賞を受賞。
 最も注目すべきは、多くの作家から吉川英治、松本清張、司馬遼太郎等を最も継承している女性作家であると見られている点だ。

(提供/人民網日本語版・翻訳/YW・編集/武藤)

2014年3月20日木曜日

 「われわれは一生、本物の友情と出会うチャンスはない」:現代友情とは「いいね」ボタン関係

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レコードチャイナ 配信日時:2014年3月20日 1時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=85061&type=0

ファストフード化する現代の友情、固い友情を持ち続けられる2つの「宝物」とは?―中国メディア


●17日、「われわれは一生、本物の友情と出会うチャンスはない」というミニブログへの投稿が話題になっている。資料写真。

 2014年3月17日、
 「われわれは一生、本物の友情と出会うチャンスはない」
というミニブログ・微博(ウェイボー)への投稿が話題になっている。生命時報が伝えた。

 「あなたの友人の多くは、あなたのことを心底必要としている訳ではない。
 たまに連絡してきたと思ったら、それは金欠でお金を貸して欲しいか、『結婚します』の報告だ」
という内容の投稿をめぐり、ネットユーザから続々と賛同のコメントが寄せられた。

 今の友情はファストフードと同じで、元旦のショートメッセージで新年のあいさつを交わし、スマホ向けチャットアプリ「微信(WeChat)」の友人圏で
 「いいね」ボタンを押すだけの関係。
 見た目は素敵な友達に囲まれているようだが、心は虚ろというのが実態のようだ。

 携帯電話や微信などの通信ツールが普及したことで、人と人とのコミュニケーションは時間的・空間的にぐんと縮まった。
 だが、皆が寝静まった夜更けに微信の電話帳を開いた時、そこに腹を割って話ができる友人が一体何人いるだろう?
 このような現実に直面すると、われわれは「自分には本当の友人と呼べる人がいるのだろうか?」と自問してしまう。

 心理学専門誌「心理月刊」が3601人を対象に行った調査によると、「自分の生活に最も大きな影響を及ぼしているのは友人で、家族や配偶者より影響度が高い」と答えた人は全体の35%に達した。
 また、69.2%が「友情は愛情より大切」と考えていた。

 この結果は極めて予想外であると同時に、理にかなってもいる。 
 その原因として、現代社会では、多くの若者が両親と離れて生活しており、伝統的な家族観が弱まってきたことが考えられる。
 離婚率は高い状態が続き、「共に白髪となるまで添い遂げる」という従来の結婚観は崩れかけている。
 このような状況から、孤独な人々は「より現実的な友情」を強く求めるようになった。

 誰もが切に友情を求めているのに、「本当の友人ができない」と感じているのはなぜか?

①.第一に、人は成長するにつれ、家族環境、労働環境、生活圏などが変化する。
 心理学専門家は、
 「人のエネルギーには限りがある。
 他の事に気を取られて友人関係をないがしろにしていると、その友情関係は脆くなる一方だ」
と指摘した。

②.次に、社会の変化期にさしかかっている現代は、利益が絡む人間関係が少なくないため、誰もが相手の腹を探り、自分の身を守らざるを得ない。
 生活はますます派手になるが、以前と比べ、われわれが求めるいたわり、肯定、支援を、友人から得ることが困難になっている。

③. 最後に、社会のリズムが加速しており、食事をとっても急ぐあまり十分に味わえないのが今の日常生活だ。
 わざわざ時間を作って友人とお茶を飲み、心の中のさまざまなことを打ち解けて話す時間を取るなど「もってのほか」という訳だ。
 人々の流動性が激しいことも、交友関係が目まぐるしく変わる一因となっている。

 米心理学者ディーン オーニッシュの著書「愛は寿命をのばす―からだを癒すラブ・パワーの実証的研究書(原題:Love and Survival)」には、
 「現代に蔓延している文化的な病気は、『精神的孤独』である。
 愛と親密さは、この世をそっと包み込み、最も大きなパワーを秘めている」
と書かれている。
 真の友との付き合いでは、一方の憂い・悲しみや焦燥感を分かち合い、お互いに見栄を張らず、自分がどう見られているかを気にせず関わり合える。
 そのような友情関係があってこそ、あらゆる警戒感を手放し、生活上のストレスを全て忘れ去り、「本当の自分」を取り戻すことができることを、この本は教えてくれている。

 「友情のファストフード化」現象から脱出し、真の友と友情を深めるために、われわれには反省すべき点がいくつかある。
 昔の親友について、自分より良い暮らしをしている友人を嫉妬する、あるいは悪い状況に陥っている友人を嫌悪して、彼らと疎遠になっていないだろうか?
 仕事や家庭のことにかまけ、友人のことを思いやる暇もないのでは?
 過去に自分が苦境に立たされた時、友人があなたにしてくれたことを覚えているだろうか?
 親友の誕生日を覚えていて、お祝いのメッセージを送っているだろうか?

 真の友情を維持するには、お互いの相互信頼が必要だ。
 十分な時間と根気強さをもって相手に向き合い、相手の言う事にお互い真剣に耳を傾け、常に善意をもって対話を続け、相手の意見が自分の考えと異なる場合もそれを受け入れ、誤解を努力して乗り越え、試練を乗り越えなければならない。
 他者に「自分を大事にしてほしい」と望むのではなく、他者から大事に思われるような自分自身になるよう努力することの方が大切だ。

 人は誰でも、「愛」と「帰属感」という共通の欲求を持っている。
 ファストフード全盛時代であっても、この二つの宝物さえ持っていれば、精神的充足感に溢れた固い友情を持ち続けることができる。

(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)






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2014年3月19日水曜日

『はなちゃんのみそ汁』と『461個の弁当は、親父(オヤジ)と息子の男の約束』

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がんで逝った33歳の母が、5歳の娘に遺したもの『はなちゃんのみそ汁

公開日: 2012/03/09
千恵さん・はなちゃん・信吾さんの写真と言葉を散りばめたスライドショー動画。余
命を覚悟した千恵さんの言葉が心に響きます。「あなたは子どもに何を遺せますか?」


レコードチャイナ 配信日時:2014年3月19日 0時34分
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母の遺志を継ぎ料理する日本の5歳の少女、中国の親たちも涙―中国メディア

 2014年3月17日、中国の親たちの間で今、ネット上の二つの記事が大きな注目を集めている。
 一つは、涙を誘うもの。
 もう一つは、激しい批判や議論を呼ぶものだ。
★.前者の題は、「料理ができる子供はどこにいっても生きていける」で、
★.後者は「汚れた衣服を家に送って洗濯させる大学生、郵便局の新事業に」というものだ。
 親たちの感情を相反する方向へと揺り動かすこの二つの話題。
 これらは実際本当の話なのだろうか?
 特に、この「料理をする子供」の話は、単なる噂や都市伝説に過ぎないと言う人々もいる。
 この話が真実かどうかはっきりさせるため、調査・取材を行った。
 銭江晩報が伝えた。

 ネット上で流れている物語は次のようなものだ。
 母親は、はなちゃんが生まれた後に、重い病に侵されていることがわかった。
 そのため、幼い娘が今できる料理を教えるため、はなちゃんが4歳の時、朝ごはんの支度を娘に任せることにした。
 娘にどのように包丁を持ち、どのように野菜を洗い、どのようにご飯を作るのかを教えた。
 初めて、はなちゃんが包丁を持った時の様子について、母親は、
 「非常にあぶなっかしかった。
 でも、口や手を出さないように我慢した」
と綴っている。
 はなちゃんの母親は、
 「食べることは生きること。
 勉強は、二の次でいい。
 健康で、生きる力が身についていれば、将来どこに行っても、何をしても生きていける」
という考えを持っていた。
 エプロンをつけて野菜を切り、つま先立ちで衣服を干す、はなちゃんの笑顔の写真は、多くの人の心の一番柔らかい部分を直撃した。

 実のところ、はなちゃんの話が真実であることを証明するのは全く難しいことではなかった。
 検索サイト「百度」に「料理する子供」というワードを入れてみると、すぐに、はなちゃんの両親が執筆した本「はなちゃんのみそ汁」のタイトルが出てきた。
 新書の紹介文には、3人家族の背景がしっかりと記載されていた。
 父、安武信吾さんは西日本新聞社勤務。母、安武千恵さんは声楽科の大学院を卒業。
 がんのため、2008年死去。
 娘、安武はなちゃんは、現在福岡市立草江小学校に通っている。

 日本の友人を通して、はなちゃんの父親、安武信吾さんに連絡を取った。
 安武さんは、
 「この本は昨年出版されました。
 タイトルは、『はなちゃんのみそ汁』といいます。
 多くの人たちがテレビで、はなが紹介されているのを見てくれたり、中にはそれを見てみそ汁を作り始めた子供もいると聞いて、私もはなも喜んでいます」
と語った。

 安武さんは今でもはなちゃんの母親が娘の成長を記録していたブログを更新している。
 ブログには最近、はなちゃんがダンスに夢中になっていることや、E-Girlsのファンになり、ダンスを真似て踊っていること、料理教室で料理を習っていることなど、はなちゃんの近況が綴られている。
 はなちゃんは以前、
 「料理をすることは人生で一番幸せな時間。
 毎朝、みそ汁を作ることは、ママとの約束」
 と語っている。

 なぜこのような本を執筆したのか?
 この質問に対する、安武さんの答えは中国の親たちにとっては少し意外に感じるものかもしれない。
 この本は決して、多くの親たちが考えるような、教育理念を綴った本ではない。
 本を執筆したのは、
 「娘に母親がいかに努力して暮らしていたか、そしてどのように死を迎えたのかを伝えたかった」
からだという。
 「父親と母親が出逢い、はなが生まれ、我々一家3人は共に暮らしてきた。
 この数年間の時間を娘の心の中に残したかった」
と信吾さん。
 その言葉どおり、これは一冊の家庭の記憶録となっている。

(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)



朝鮮日報 記事入力 : 2014/05/18 07:52
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/05/18/2014051800146.html

オヤジの手作り弁当に日本中が泣いた!
3年間息子の弁当作った有名ミュージシャンがエッセー
「家族の形」崩れる日本、「父性」テーマの映画・番組が人気

 「461個の弁当は、親父(オヤジ)と息子の男の約束。」





 妻と離婚した40代の父親は、高校生の息子との約束を守るために3年間、毎日のように弁当を作り続けた。
 酒を飲み過ぎた翌日も、早朝に仕事に行く日も、欠かさずに息子のために弁当を作ったのは日本の実力派バンド「TOKYO No.1 SOUL SET」や「猪苗代湖ズ」のメンバー、渡辺俊美さん(47)。
 渡辺さんが作る弁当と、これにまつわる親子のエピソードが盛り込まれたエッセー
 「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」
は先月30日の発売直後にベストセラーになるなど、日本全国で人気を呼んでいる。

 渡辺さんは2010年にタレントのちはるさん(44)と離婚後、男手一つで一人息子を育ててきた。
 息子は親同士の確執もあってかその年、高校入試で失敗してしまった。
 その翌年に念願の合格を果たした息子の入学式直前、渡辺さんは一つの約束をした。
 それは「親父の手作り弁当」だった。

 最初はご飯に梅干しを入れることも知らなかった渡辺さんだが、ベランダで野菜を栽培したり、地方公演に行くたびに新鮮な食材を手に入れたりしてきた。
 なじみの居酒屋で料理のアドバイスをもらい、息子がダイエット中だと聞けばカロリーを細かくチェックした。
 失敗した弁当でも「おいしい」と言って毎回きれいに空っぽにして帰ってくる息子を見て、渡辺さんは「弁当を通じてお互い気持ちのやりとりができた」と話す。

 日本の読者たちは「ページをめくるたびに父親の愛情が感じられる」「料理の本を読んで涙が出たのは生まれて初めて」と感動の声を寄せている。
 出版界でも「家族の意味を考え直させてくれる特別な弁当エッセー」と好評だ。

 日本では最近、「父親の愛情」が世相のキーワードになっている。
 昨年9月に公開された映画『そして父になる』は芸術映画としては異例の観客動員数250万人、興行収入32億円を突破し話題になった。
 この映画は、社会的に成功したビジネスマンだが家庭には無頓着だった男が、病院の取り違えにより6歳の息子と血のつながりがないことを知って徐々に父親として成長していく物語で、大きな共感を呼んだ。
 海外ではカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞し、韓国でも12万人以上が入場した。

 日本のテレビ番組でも父親と子どもが中心のものが登場している。
 NHKでは1959年から放映している子ども番組『おかあさんといっしょ』に倣い、『おとうさんといっしょ』を昨年からBSで放送している。
 この番組では父と子が遊んだり歌ったりするほか、出演者が全国の父子を訪ねていき応援するコーナーもある。

 このような「お父さんブーム」について、専門家の間には
 「家族の形が崩れつつある日本社会で、父性に対する懐かしさや憧れが表れたもの」
という見方もある。
 また、一部にはこうした現象を
 「長期低迷が続いている日本社会で、家族における父親の役割が大きくなったことを象徴している」
と分析する人もいる。
 日本では働く妻のために積極的に育児を引き受ける男性が増えており、「イクメン」という言葉も誕生した。
 「イクメン」は「イケメン(かっこいい男性)」をもじったもので、「育児に積極的な男性」という意味だ。


映画『そして父になる』予告編






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2014年3月15日土曜日

中国の記者が感じた「日本の営業マン」の卓越した販売術:

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レコードチャイナ 配信日時:2014年3月14日 21時25分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=84938&type=0

中国の記者が感じた「日本の営業マン」の卓越した販売術―中国メディア


●13日、東日本大震災をきっかけに、日本の不動産業界は低迷し、昨年になってやっと回復の兆しを見せ始めた。特に、今年の4月から消費税が5%から8%に引き上げとなるため、昨年末から不動産の駆け込み需要が発生している。写真は池袋。

 2014年3月13日、東日本大震災をきっかけに、日本の不動産業界は低迷し、昨年になってやっと回復の兆しを見せ始めた。
 特に、今年の4月から消費税が5%から8%に引き上げとなるため、昨年末から不動産の駆け込み需要が発生している。
 今年1月、日本のマンション販売量は昨年同期比6.1%増となったとの情報もある。
 記者はこのほど、日本の新築マンションを取材し、営業マンの卓越した販売術に、新鮮味を感じることができた。
 環球時報が伝えた。

 日本のマイホーム購入予定者はまず、インターネットで不動産会社が提供している不動産情報を収集する。
 不動産を宣伝しているサイトはどれも美しくデザインされ、不動産だけでなく、周辺の環境も一目瞭然だ。
 日本のマンションの営業マンは、まず不動産の内部構造や設備を重点的に紹介する。
 日本では、販売される時点で既に内装が完了しており、すぐに引っ越せる状態になっている。
 次にカギとなるのは不動産の立地条件。
 付近に学校や病院、スパー、図書館などがあるか、自然環境はどうかなどだ。
 また、駅からの距離など、交通の便も大きなポイントだ。
 筆者が不動産サイトで関連の情報を入力すると、不動産会社からすぐにマンションの資料が届いた。
 各不動産会社が製作、デザインしている広告や販売サイトはどれも魅力的だ。

 記者はサイト上で、建設中のマンションを見付け、電話でモデルルームの見学を予約した。
 日本の不動産会社の多くは水曜日が定休日で、サラリーマンが見学しやすいようにと週末は通常営業している。
 見学に訪れると、お茶を汲んでくれるなど、VIP待遇で迎えてくれる。
 部屋の構造や機能、価格以外に、宣伝用の7-8分の動画も見せてくれる。
 マンションのメリットを中心に紹介する動画は専用の個室で放映され、内容は非常に凝っている。
 動画を見終わると、次はモデルルームの見学。
 営業マンが部屋の間取りの良さや入居後の便利な点、さらにキッチンやバスルームに使われているのはどこのメーカーの新製品かなどを詳しく説明してくれる。
 日本ではマンションの営業マンになるために、まず宅地建物取引主任者資格試験に合格しなければならない。
 そのため、同業界では従業員の出入りがそれほど激しくなく、従事者の多くが30-40歳のさわやかな男性だ。

 中国と違い、日本は地震多発国であるため、マンションの営業マンは必ず、マンションの基礎の状況を説明してくれる。 
建設中のマンションであれば、営業マンが顧客を建設現場にまで連れて行ってくれる。
 また、初めてマンションを見学しにきた人に、不動産会社は1000-3000円の商品券をプレゼントする。
 金額は小さいが、これも「気持ち」の問題だ。

 中国では、一度モデルルームの見学に行くと、営業マンから何度も電話がかかり、煩わしいと感じる人も多いが、記者が日本で見学した後は、見学後の感想を聞く電話が1度かかってくるだけだった。
 しかし、電話をかけないからといって、あきらめたというわけではない。
 不動会社からは毎週、「今月見学に来ると、お米や電器製品が当たる抽選に参加できます」や「3月末までにマンションの契約をした場合、30万円割引に加えて、クーラーをプレゼント」といった内容の広告が送られてきた。
 日本のマンション営業マンのこれらの営業方法は、中国の同業界にとっても参考の価値がある。

(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)

2014年3月14日金曜日

ハリウッド映画は中国で稼ぐ!:中国映画も中国で稼ぐ?

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レコードチャイナ 配信日時:2014年3月13日 17時5分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=84843&type=0

北米で受け入れられない中国語映画、世界2位の市場も影響力は薄く―中国メディア


●12日、昨年の大ヒット映画「西遊:降魔篇」が北米市場では惨敗。中華圏監督の映画はアン・リー監督の一人勝ち状態となっている。写真は「西遊:降魔篇」。

 2014年3月12日、昨年の大ヒット映画「西遊:降魔篇」が北米市場では惨敗。
 中華圏監督の映画はアン・リー(李安)監督の一人勝ち状態となっている。捜狐が伝えた。

 チャウ・シンチー(周星馳)監督による中国・香港合作映画「西遊:降魔篇」は、中国だけで12億4604万元(約214億円)の数字をたたき出した人気作。
 2013年度の興収ランキングで1位、歴代中国語映画では史上2位につける大ヒットとなった。

 北米地区で今月7日に封切られた「西遊:降魔篇」だが、3日間の興業成績はわずか7456ドル(約77万円)。
 滑り出しは惨たんたる状態だが、限られたミニシアターでの公開のため、数字の伸びは期待できない状況だ。

 北米地区において、過去に興収ランキングで100位入りした中国語映画は計11本。
 うち4本は台湾のアン・リー監督作品で、2000年の映画「グリーン・デスティニー」は北米地区だけで1億2800万ドル(約132億円)を稼ぎ出し、この記録を破った外国語映画はまだ現れていない。

 近年、中国でヒットした映画はいずれも北米地区では惨敗。
 海外でも人気のジャッキー・チェンでさえ、2012年の主演映画「ライジング・ドラゴン」は興収9万4000ドル(約970万円)にとどまった。
 「Back to 1942」にはエイドリアン・ブロディ、「ザ・フラワーズ・オブ・ウォー」にはクリスチャン・ベールとハリウッドスターが出演しているものの、それぞれ興収は30万ドル(約3100万円)前後に終わっている。

 世界2位の映画市場に成長した中国だが、ハリウッド映画が自国より海外で稼ぐのに対し、中国語映画は中華圏での興収に頼っているのが現状となっている。






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2014年3月13日木曜日

日本人女性と中国人女性の7つの違いとは?

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レコードチャイナ 配信日時:2014年3月13日 0時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=84774&type=0

日本人女性と中国人女性の7つの違いとは?―中国ネット


●10日、中国のネット上に「日本人女性と中国人女性の違い」と題するブログが掲載され、注目を集めている。写真は和服を着た女性。

 2014年3月10日、中国のネット上に「日本人女性と中国人女性の違い」と題するブログが掲載され、注目を集めている。
 以下はその概要。

 昔から
 「この世で最も幸せなのは、
 英国式の家に住み、
 中国人のコックを雇い、
 日本人の妻をもらい、
 米国の給料をもらうこと
と言われている。
 日本人の幸せは、女性が世界で最も優秀であることだ。
 では、日本人女性と中国人女性にはどのような違いがあるのか。

1.児童教育の違い。
 日本の女性は子どもに勇気を持って悪と戦うよう教育し、たとえ犠牲になってもそれを栄誉なことだと教える。
 中国の女性は子どもに悪と出会ったら逃げるように教育し、神様が悪を懲らしめてくれると教える。

2.愛国心の違い。
 日本の女性は、日本が世界で一番素晴らしい国だと考えている。
 中国の女性は、ほかの国に魅力を感じる。

3.恋愛の違い。
 日本の若い女性は自分と年があまり変わらない男性と付き合い、一緒に奮闘する。
 中国の若い女性は金持ちの年寄りを探す。

4.婚姻感情の違い。
 日本の女性は普通、外国人に嫁ぎたくないと考える。
 中国の女性は、外国人と結婚することに無限の栄誉を感じる。

5.母親の教育の違い。
 日本の母親は娘が嫁ぐ際に、夫に尽くし、姑に孝行するよう教える。
 中国の母親は娘が嫁ぐ際に、何としても夫の財産を管理するようにと教える。

6.夫への態度の違い。
 日本の女性は夫を励まし、気にかけ、遅くまで仕事をして疲れて帰宅すると「お疲れさま」と言って迎えてくれる。
 中国の女性は夫に文句を言い、遅くまで仕事をして疲れて帰宅すると「どこをほっつき歩いてたの?」と言う。

7.金銭感覚の違い。
 日本の女性は男が貧乏なのを我慢できるが、意気地がない男には我慢できない。
 中国の女性は意気地がない男には我慢できるが、金のない男には我慢できない。



 以下、<日本人が見た中国>は浜井幸子(はまい・さちこ)氏のブログである。
 ■筆者プロフィール:浜井幸子(はまい・さちこ)
1966年神戸市生まれ。19才の時、初めての海外旅行で行った中国の魅力にはまり、90年代の中国をバックパック旅行する。その後、中国やアジアの食を中心に書くライターとして活動中。著書に「中国おもしろ商人スクラップ」、「中国まんぷくスクラップ」など。


レコードチャイナ 配信日時:2014年3月12日 22時36分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=84732&type=0

<日本人が見た中国>
もしかして友人夫妻は「ローンの奴隷」?なぜそんなに現金がない?


●北京の一等地に住む友人夫妻は36歳と47歳の新婚さん。結婚式やマンションの改築にお金を使い、現金がほとんどない。しかし部屋は3つも所有している。もしかして友人夫妻はローンに収入のほとんどをつぎ込む房奴?資料写真。

 2014年の旧正月、1年ぶりに北京に住む友人、劉小姐(リウさん)と再会することになった。
 昨年、36歳で結婚した劉小姐の新居に初めてお邪魔する。
 もちろんバツイチの47歳のだんなさんがどんな人かも知りたい。
 地下鉄1号線四恵からバスで1駅の友人宅は北京中心部の一等地にあった。
 外観はデザイナーズマンション風、ベランダがなく、オフィスビルみたい。

 こじんまりした部屋の中は新婚さんらしく家具、家電なにもかもが真新しい。
 2週間前に引っ越してきたばかりだという。
 50平米のオフィス用の部屋を1LKに改築している間、夫が所有している長春街の古いアパートに住んでいたらしい。
 台所は玄関の廊下にあり、そこで食事をするスペースはなし。
 オフィス用の部屋なのでベランダもなし。
 「本当に部屋が狭いのよ」と、劉小姐は繰り返す。
 しかし、この部屋の価格は50平米200万元(約3300万円)!1平米4万元(約66万円)!
 京都中心部の我が家よりずっとずっと高い。

 現在、第一子を妊娠中の劉小姐は子どもを二人産む計画を立てている。
 一人っ子の劉小姐が二人目を産むことは政府からも認められているが、そうなると50平米のこの部屋に家族4人で住むのは無理。
 この部屋と長春街の部屋を売って、それを元手に100平米以上の部屋に引っ越す予定なのだ。

 「私は結婚式に6万元(約100万円)使ったし、部屋の改修にもけっこうかかったから、二人でもう2万元(約34万円)しかないわ」
と劉小姐がつぶやいた。
 「えっ!それだけ?」
と驚いて聞き返してしまった。
 劉小姐は日本人から見れば、よく自慢をする。
 貯金があるならあるという性格だ。
  そうよ。夫は部屋を改築するのに、なんでも一番いい品質のものを選ぶから、高くついてしまったの」。
 そんな問題じゃない。
 かねがね月給が1万元以上あるのが自慢だった劉小姐。
 上には上がいるとはいえ、地方出身者で3回の転職を経て、1万元をもらうようになったのは立派。
 しかもだんなさんは47歳で、ず~っと安定した仕事についている。
 互いに働いている年数は相当長いのに、結婚した直後とはいえ、
 どうして、たった2万元しか現金がないの?
 とは聞けなかった。

 この50平米200万元の部屋のローンはまだ、払っている。
 長春街の古い部屋はかなり昔に買ったのでローンは終わっているだろう。
 ただ、夫は大連にも部屋を持っている。
 北京ほど部屋の値上がりが大きくなく、買ったのを後悔しているらしいが。
 部屋を3つも持っているのだ。
 もしかして、劉小姐夫妻は「房奴?」。
 房奴とはマンションの価格が異様に高い中国で、給料のほとんどをローン返済に費やし、日々節約生活を強いられる家の奴隷のような人たちのこと。
 二人とも働き出して、いったい何年になるのよ!
 どうしてそんなに現金がないの!
 やっぱりふたりは房奴なの?



レコードチャイナ 配信日時:2013年10月10日 8時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77632&type=

<日本人が見た中国>
娘の彼氏に求めるモノは、学歴・収入・性格ではなく「家」


●結婚前に男性が家を準備するのが当たり前と思われている中国と結婚後、家を買うのが一般的な日本。結婚前に自分の家があるかないかに対する日中の親の考え方の違いにとまどう中国人の若者。写真は上海市。

 上海人の徐(シュー)さんは90年代の初めにアメリカに渡った後、上海に残してきた夫と離婚して、苦労して二人の子どもたちを育てた。
 今、息子さんはハワイの寿司店で娘さんは医学部を卒業後、医者になり上海近郊で働いている。
 10年ほど前に上海に帰った徐さんの今、一番の悩みは娘さんの結婚。
 娘さんはまだ働き始めたばかりで彼氏もいないというのに。
 徐さんは娘さんの結婚相手には家を持っている男性以外は絶対、認めないという。

 「じゃ、娘さんの彼氏が実家は裕福ではないけれど、いい大学を卒業し、大企業で働いているとします。
 しかも性格もいい。
 でも、家はない。
 結婚は認めないんですか?」
と聞いてみた。
 「もちろん。家がないから認めない。娘が苦労をするのをわかっているから」
 「でも、大企業で真面目に働いていたら、いつか家は買えると思いますけど」
と私。
 「日本人って全然、中国をわかってないわね。
 上海の家はどんどん高くなるの。今、家がない男はだめなの
と、徐さんはちょっとムッとしたようだった。

 その後、屯渓のユースホステルで広州からきた青年にあった。
 学生時代の友人の家に遊びに行く途中、屯渓に泊まった彼は現在、仕事を探し中。
 思うような仕事がなく、彼女もいるので悩みも深い。
 中国の場合、男性は結婚する時、絶対、家を準備しないといけない。
 その金額はほとんど親が出してくれるとはいえ、仕事が見つからないのは大問題だ。

 その彼に徐さんの話しをした。
 「『落葉帰根』って言葉が日本にはないの?
 徐さんの言うことはわかるよ。
 中国人には家が本当に重要なんだよ。
 日本はどうなの?」
と広州の青年。
 『落葉帰根』は華僑が故郷に帰るときに使われる言葉でもあるけれど、落葉が根っこに帰るように、中国人には必ず帰るべき家が必要って意味だろう。
 「日本の場合、結婚してから家を買うのが普通だから、結婚する時に男性が家を持っているかは重要じゃないの。
 親が重視しているのは男性が正社員かどうかよ」
と答えた。
 広州の青年は
 「日本の親は先進的で羨ましいよ」
と言う。
 「日本の親なら、もし20代後半の男性が既に家を持っていたら、きっと親の援助で買ってもらったに違いない。
 こんな家庭の息子は結婚後、親がいろいろ口を出してくるから、こんな男と娘を結婚させたら良くないと思って、逆に女性側の親によく思われないかもね」
と答えた。

 中国の男性は結婚前に家を準備しないといけないというプレッシャーが大きい。
 結婚前に家を所有していたら、逆に警戒さえる可能性がある日本人の親は、中国の現実とはあまりにも離れすぎていて中国人の青年にはどうも納得がいかないようだった。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月25日 19時23分
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■<日本人が見た中国>
中国の女性が結婚相手に求める条件と日本の女性が求める条件(1)


●30代半ばの外資系企業で働く中国の女性が男性に求める条件は超がつくほど高いのに、自分に対する基準はかなり甘い。それを女性はおかしいとは思わず、普通だと思っている事実に愕然。思わず中国の男性に同情したくなる。写真は南京の公園で開かれたお見合いイベント。

 昨年の旧正月、北京で友人の林小姐(リンさん)と再会した。
 10年前に私が成都の大学に留学していた頃からの友人で、3年前に北京に引っ越してきた。
 林小姐が北京に引っ越してきた理由は転職とズバリ結婚相手探し。知り合いもいない北京に仕事を求めてやってくる行動力にびっくりした。
 当時の林小姐はかなり切羽つまっていた。
 というのも中国で30歳をすぎているのに、まだ、独身というのは相当遅い。
 林小姐は20代後半から旧正月に里帰りするたびに「彼氏はできたの?今年こそ結婚して!」とせかす両親と大ゲンカになり、わずか数日で成都の一人暮らしの部屋に戻るありさまだった。

 成都にいる頃、林小姐もお見合いをしたことがあった。
 中国の公園には適齢期の息子や娘の性格や履歴をかいたボードをもった親がいる。
 親が娘や息子たちのために良い相手を探す習慣(?)がある。
 林小姐の親が公園で見つけてきた男性は32歳のサラリーマン。
 仕事は3つ目だが、もうすぐやめて会社を始める予定の人だった。
 「32歳で3回も仕事を変わっている人は日本の基準ではいい人じゃないけどな」
と言うと、中国ではこれぐらいの転職歴は全く普通らしい。
 何度か会ったが、性格があわなかったのか、進展しなかった。

 林小姐が最初に北京で入社した会社は良くなかった。
 その後、転職し、外資系コンピューター会社で月給6000元(約10万円)の仕事を得ることができた。
 今の中国は新卒より、経験者を求めているので簿記の資格があり、英語ができるは林小姐の仕事探しは難しくないようだった。

 これでやっと結婚相手探しに専念できる環境になった。
 林小姐が相手に望む条件は
 「北京に家を持っていること。
 車を持っていること。
 スポーツが好きなこと。
 筋肉がついた体をしていること。
 常に目標を持ち、努力していること
の5つ。
 北京に家を持っていることは必須条件。
 中国の女性が結婚相手に求める条件で一番重要なのは家だというのは常識なので、驚きはしなかった。
 でも、林小姐が求める条件は高い。
 だんだん腹がたってきた。
 「じゃ、あなたにはいったい何があるの?」
と思わず言ってしまった。
 「私は家事が好きだし、夫のために温かい家庭を作ってあげる」、
 「えっ!たったそれだけ?」、
 「そうよ」。

 こんなに男性に高い要求をしているのに女性側の条件はかなり緩い。
 中国の女性ってこの不平等さを当然と思っているのだ。
 驚異的に高い家を準備するのが結婚の最低必須条件になっている男性とその親に同情してしまう。
 日本の女性はここまで高いものを男性に求めていないと思う。
 景気が悪い時代が続いたせいか相手に望むものも地味(結婚相手に理想を抱いてないから?)。
 どっちにしろ、私は中国人に生まれ変わっても絶対、男性には生まれかわりたくない。
 中国の男性はつらいよ。


■<日本人が見た中国>
中国の女性が結婚相手に求める条件と日本の女性が求める条件(2)


●30代半ばの外資系企業で働く女友達が3万元(約50万円)の入会金を払ってとうとう結婚相談所に登録。高級な結婚相談所が紹介してくれた男性とは?紹介された大金持ちに対する友人の考え方から見えた中国の女性が好きなタイプ。写真は上海で行われたお見合いイベント。

 2013年の旧正月、北京で林小姐(リンさん)と大みそかに餃子を食べに行った。
 再会するなり林小姐は「3万元(約50万円)を払って、結婚相談所に登録したの!」と報告してくれた。
 日本の結婚相談所の入会金の相場すらしらない私だけど、中国で3万元は相当高い。
 しかも期間は半年。
 半年の間、この相談所に登録している男性をどんどん紹介してくれるという。
 林小姐が出した条件は
 「北京に家を持っていること、年齢は40歳まで、子供はいないこと」。
 30代前半に見えるけれど林小姐は36歳になっていた。
 中国人に言わせれば、
 「本人が36歳で相手は40歳以下というには、かなり厚かましい」
条件らしい。

 「インターネットで相手を探していた時は『じゃ、会いましょう』と言うと、急に連絡がとれなくなったり、ろくな男性がいなかったの。
 でも、3万元払うと違うわね!
 本当に条件がいいのよ」
と林小姐は今まで会った6人の男性の話をしてくれた。

 天津のデザイナーの男性、中国の政治家の子弟が行くので有名な大学の教授、深センの電灯会社の社長、中国工商銀行で勤める男性などなど。
 ちなみに結婚相談所に登録している女性は未婚が多いが、男性はほとんどバツイチらしい。
 林小姐は子供さえ連れていなければ、バツイチでもオッケー。
 そうしないと林小姐の条件を満たす男性がかなり減るのだ。

 「この間、百万富翁(百万長者)と会ったのよ!」
と林小姐。
 それは深センで電灯工場を持つ男性のことだった。
 100名ほどの工員が働く工場の経営者らしい。
 日本じゃ3万元の入会金を払っても普通のOLはそんな大金持ちとはお見合いできないだろう。
 「どんな人?いい人だった?」
と興味津々の私。
 「あまりしゃべらない人よ。
 彼とはもう会わない。 私は自分に自信がない男は嫌いなの」。
 その男性は林小姐が何か切り出さないと自分から話す人ではなかったそうだ。
 「自分に自信がないってどうしてわかるのよ! その人の会社は親からもらった会社なの?」、
 「自分で作った会社よ」。
 「工員が100人もいる工場を経営する社長でしょ?
 そんな人が自分に自信がないわけないわ。
 女の人と話すのが苦手なだけじゃない?」、
 「でも、私と彼とはつりあわないわ。 だって彼は高卒の農民(出身)で私は大卒だもの」。

 林小姐は自分のアルバイトのお金で学費を払った苦労人だ。
 両親が仕事を転々としたせいで本当に収入が少なかったから。
 今の自分の生活はすべて自分の努力で得たものだという自信がある。
 林小姐は強い女なのだ。
 だから「俺についてこい!」タイプの強い男性が好きなのだ。
 日本では女が仕切るタイプの夫婦も存在する(多いかも)。
 最近の日本の女性は「自分についてきてくれる人」を希望する人も多い。
 でも、こんな男性を望むって話は中国の女性から一度も聞いたことがない。
 中国では男性は強く、自分に自信があるように見せないともてないのだ。



レコードチャイナ 配信日時:2014年3月26日 2時30分
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台湾人ガイド「私の一生の最大の幸せは、日本人の奥さんをもらったことだよ」―中国ネットユーザー


●25日、日本を訪れた中国人観光客が、台湾人ツアーガイドから聞いた「日本人妻」の良さについて、自身のブログにつづっている。写真は秋葉原。

 2014年3月25日、日本を訪れた中国人観光客が、台湾人ツアーガイドから聞いた「日本人妻」の良さについて、自身のブログにつづっている。
 以下はその概要。

 僕が参加したツアーのガイドは、50を過ぎた台湾なまりの強いおじさんだった。
 「若くてきれいな日本人ガイドが…」
という僕の淡い期待はかなわなかった。

 僕たちは秋葉原を訪れた。
 秋葉原の看板と言えばメイド喫茶だ。
 メイド服を着た20歳前後の女の子が、歩道の両脇で立っている。
 彼女たちは、消費してくれそうなお客さんを見分けて近寄っていき、手を引っ張って店に連れていく。

 僕も彼女たちに見染められてしまったが、惜しいことに日本語が話せなかった。
 彼女たちが何を言っているのかわからなかったが、その甘い声は今でも忘れられない。

 そういえば、台湾人ガイドは
 「日本語はとても不思議。
 男性と女性が話す発音と語法は違う。
 日本人女性の声はほとんどが甘く柔らかい。
 リン・チーリン(林志玲)の赤ちゃん声のような感じだ」と
話していた。

 秋葉原の女の子は甘い声の上に、テクニックも駆使する。
 店に入りコーヒーを頼んで初めて、彼女たちといっしょに写真を撮ることができるのだ。
 もし注文せずに写真を撮ろうとすると、彼女たちは逃げていってしまう。
 もちろん、このような行為はマナー違反だが、ガイドいわく、写真だけを撮ろうとするのは中国人がほとんどだという。

 可愛い女の子とコーヒーを飲み、いっしょに写真を撮り、おしゃべりして、だいたい300元(約5000円)くらいだ。
 高いかどうかの判断は各自に任せる。

 実は、メイド文化は日本社会の「女性が男性に従う」という側面も反映している。
 僕たちのツアーの台湾人ガイドは日本人と結婚しており、日本人女性には人一倍詳しい。
 彼の話によれば、仕事を終えて帰宅すると、奥さんはあれこれ世話をしてくれる。
 何か必要なことがあれば、一声かけるだけですぐにやってくれ、
 家事や子育ては生まれつき「自分がやるべきこと」だと考えているようだ
という。

 また、もし夫が家に帰って家事をしようとすれば、日本人の妻は
 「仕事がないのだから家事くらいやらせてほしい」
と煩わしく思うそうだ。
 彼女たちは自分たちを綿入れのような存在だと思っていて、男性が何をしようと温かく包むことが自分たちの役割だと考えているという。
 台湾人ガイドは得意気にこう言っていた。
 「私の一生の最大の幸せは、日本人の奥さんをもらったことだよ」。